第16話

おっ、奥に通路があるな


《そうですね!どんどん行きましょう!》


道なりに歩いて10分程経った。


うわっ!変な虫がいる!

なんかゴキブリみたいだなぁ


その虫は真っ黒な甲虫型のモンスターだった

そのモンスターは特段強いわけでもないが特徴があった。それは体液が強い神経毒であり、それを飛ばして攻撃するというものだったが詩織には溶解毒ならまだしも神経毒は効くはずもなかった。


《うわ… 潰して下さい…》


ええぇ…


虫はいきなり向かって飛んで来た


《ふぇあっ!!はやくぅ…》


…仕方ないなぁ


逃げ腰ながらも拳で潰した。


ぐちゃっ


うわぁ… やだなぁ

また出て来たし


ぐちゃっ、ぐちゃ…


10分後


うう… これで全部か?


《そのようですね!ありがとうございました!お疲れ様です》


…どういたしまして


ふぅ、最近精神的なダメージ多いなぁ


《私が癒して差し上げましょうか?》


…大丈夫だよ


《そうですか… 残念です…》


なんか言った?


《いいえ?》


そうか…


《はい!》

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