第15話「闇に舞い降りた天災」

「ま、どうする気か、わからねぇが…。助けてくれるなら頼む。」

こうなりゃわらにもすがる思いだぜ。


「分かりました。大きいは正義ジャイアナイズドジャスティス


そういうと、三輪車が普通の自転車のサイズまで大きくなった!

こ、こぎやすい!

これなら時速4kmを出すのも夢じゃない!!


世界が、世界があたらしく生まれ変わったのだ!!


「おぉ、すげぇ。君はマジで、女神だぜ!な、名前はなんていうんだ。」


「サヤカです。」


「おぉ。サヤカちゃん!なんで、こんな魔法が。」


「人形使いは上級職なので、一通りの魔法が使えるのです。」


(なんか、ご都合的だが、いいんだろうか。)


「北に50kmなら私も目的地は同じなので一緒に行きましょう!」


「いいのか、こんな変な奴と…。」


「いえいえ、すいません思わず逃げてしまったけど、実はアフロの量が足りないので、全部欲しいんです。だから、目的地に着いたらくださいね。」


ぐっ…、なんだ結局アフロ目当てかよ!しかも変な奴は否定しないんだな。

まぁいいか、可愛いし、俺の恩人でもあるしな。

アフロ位くれてやるぜ。


そこへ突然!!


デーデン!(この効果音はわかる人にわかればいいです。)


「ここはとおさねぇぜぇ――。」


と、二人で北へ進もうとしたとき、モヒカンの二人が目の前に現れたのだ。


「なんなの、あなたたち、モヒカン対アフロでもやる気?」


「そんな、半分アフロみたいな汚物は消毒だぁ――!」

モヒカンの片方は、火炎放射機をかかげながら息巻いている。


「くっ、ここを通してくれないと困るのに!!」

サヤカが非常にくるしそうな表情でそういった。


はっ、そうだ!俺は思いついた!


「ちょうど4人だ。麻雀でけりをつけようじゃないか。」


「麻雀だとぉ??俺らになんのメリットがある?」


「もちろん脱衣麻雀だ!」


「な、なんだと!お嬢さんはそれでいいんだな?」


「…わかったわ、受けて立ちましょう。サヤカのサはね―咲―って書くのよ!!」



しかし、戦いは苦戦した。モヒカン軍団は強かった。

オーラスで、俺の親、トップはモヒカン1号で、12000点差だ。

マンガン一発で逆転の場面。


さぁ、どうする。



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