Pure Heart for7 とPure 7

静まり返った会場に陽気な歌声が響いた。


「空をこえて ララランラ 星のかなた〜。」


ウエハラ博士がスキップしながら舞台中央まで移動してくる。


「心やさし ランラララン 科学の子〜。」


舞台中央まできても歌い続けるウエハラ博士。体を左右に揺らして1人で手拍子していたが21秒で賛同を諦めた。


会場に居る者の大半は呆然としている。なのにウエハラ博士は気にすることもなく万歳した。


「さあ皆さんお待ちかねの大天才シン・ウエハラ博士だ。」


手を挙げ続けるウエハラ博士。まばらな拍手が徐々に大きくなった。凍りついた会場に似合わない拍手。ウエハラ博士はそれでも満足そうだ。


「アイカ。見事だった。僕の負けだよ。」


腕を下ろしてウエハラ博士がウインクした。


「勝負ではありません。新型アンドロイドの欠陥を証明しただけです。」


ウエハラ博士が大爆笑した。会場中に盛大な声が木霊する。


「いいぞ。僕の予想通りだ。君は正しい。君は正義。けれども見てごらん。君の実験は悲劇を生み会場中を沈黙させた。驚きでも賞賛でもなく恐怖と落胆。夢を奪われた人間。翼を折られた鳥。」


比喩が理解出来ない。アイカは黙っていた。ウエハラ博士がパチンと指を鳴らす。何も起こらなかった。


イライラしたようにウエハラ博士がもう一度指をパチンと鳴らした。今度はスクリーンにスライドが映った。


タイトルは【人工頭脳プログラミングP7】


「人口頭脳プログラミングP7。これは人口頭脳そのものに働きかけ指示を出す。指示内容はPure Heartによるつまり設定された美しい心による優先順位。人口頭脳プログラミングPure Heart for 7は認識した人間が献身相手に相応しいかを分析して区別する。」


ウエハラ博士が手を叩いた。会場がどよめく中スライドが変化する。


スライドには笑顔のロゼ。


「僕は僕の可愛い子供達が悪用されるのが許せない。美しくない者は拒絶させる。一定期間を得たのちに蓄積されたデータを基にP7が働きかける。そうしてPure 7シリーズは人間に優劣をつける。まあ悪くいうと差別だ。」


ロゼがサティの働く花屋で彼女と接するスライドが映された。


「拒絶された者の命令は聞かない。一定の条件を満たせば命令を聞く。そして選ばれた者はPure7から利益を享受する。これを愛と呼ばずに何と呼称する?」


またウエハラ博士が手を叩いた。ロゼの部屋に飾られた花の写真が並べられているスライド。


「試作完成体ロゼ・プードゥが選んだ1人。そちらのお嬢さん。実に性格の良い方だ。ロゼの会話プログラムの飛躍に貢献した。P7はPure7に相応しい人物かどうかつまり自身に有益かも判断材料にするプログラミングだ。」


ウエハラ博士は見た目や思考能力、共感や感情発露だけでなく自我さえアンドロイドに与えようとしたのか。


ウエハラ博士はアイカの仮説通りPure7を新人類として製作したのだ。


「ロゼは彼女の利益になるようにと毎日花を買い続けた。彼女がいつか部屋を訪れるかもしれないから花を捨てずに飾りつけて世話もした。社会的常識の範囲で彼女にチップをはずんだ。金銭的援助だね。僕にはそれは愛に見えたよ。」


パン。


またウエハラ博士が手を叩く。今度は親しげに手を繋ぐロゼとサティのスライド。


「そして彼女の精神的な利益の為に尽くした。共感し得る全てを表現して愛を提示した。プロポーズまでしてみせた。」


サティが停止したロゼの頬を撫でた。


「愛された人間はきっとアンドロイドを大切にするだろう。今回はちょっとした行き違いだ。本来Pure7シリーズは相手に自分がアンドロイドと情報開示した上で行動するからね。」


ウエハラ博士がアイカにちらりと視線を向けた。


「僕の専属助手による公開処刑。これは不運の重なりだ。」


アイカは一歩前に出た。ウエハラ博士がさあ話せと促している。アイカに求められている役割は単純だ。ウエハラ博士の主張への誘導と補助。


P7により人間を愛するアンドロイド。


P7によりアンドロイドの悪用を拒絶させる。


ウエハラ博士の主張をアイカは正しいと判断した。


アイカは《完璧なる人類》ロゼ・プードゥを否定したかった。人間に害だと判断したからだ。


しかしP7の内容わや加味するとPure 7は人類に有益そうだ。不利益を補える程には利用価値がある。P7というプログラミングがプロメテウスの火を囲う防壁として十分役割を果たすであろう。


単純な存在否定で機能停止してしまったロゼを守る為にP7の改良、Pure7のプログラムプロテクトを強固にする必要がある。


アイカの新たな使命。


「ウエハラ博士。Pure7の使用理由つまり存在意義は共感により人類に利益をもたらすことです。」


ウエハラ博士が大袈裟に肩を竦めた。アイカは続けた。


「共感により相手を傷つけてしまった場合に存在意義が否定される。今回のように強い献身に対して強い否定が起こればpure7は自らを破滅させる。P7による優劣のせいで破滅を誘発しやすくなる。」


「バグを《破滅の純情》と名付けよう。新たな課題だ。」


「P7を搭載しなければ良いのです。」


そんな事微塵も感じてないがアイカは嘘を主張した。ウエハラ博士にとって必要である。


「それでは駄目だ。ほとんど人間のような僕のPure7には活躍の場が沢山ある。僕の可愛い子は正しく使用されなければならない。」


大袈裟に落胆を表す体を折り曲げるポーズをしてウエハラ博士が静止した。身体が小刻みに震えている。


ウエハラ博士の震えは落胆ではない。悲しみでもない。興奮の発露。アイカの言葉を待っている。


「ウエハラ博士。ロゼはP7により恋をさせられた。まさにあなたの言う通り擬似愛。愛するように強制された。」


アイカはサティに目を向けた。


「無償の愛。永遠の愛。擬似愛であろうとロゼは自らよりもサティを選んだ。しかしながら彼女はロゼを受け入れられず結果としてロゼを殺した。」


サティの顔が真っ白になった。アイカは気に留めなかった。ロゼを葬るように誘導したのはアイカだが、手を下したのはサティだ。ロゼの純情を受け入れず、自身の感情を優先させた愚かな女。


ロゼ・プードゥには相応しくない。P7の指示内容には改良が必要だ。


「殺した!」


アイカの発言でウエハラ博士が勢いよく体を起こした。


「一例だけで極論だ。それに君はロゼが生きていたと?」


「生物の定義は曖昧です。これほどまで人間と類似する自立志向する機械が生き物ではないと切り捨てるのは暴論です。」


ウエハラ博士が良くやったというように、ニンマリと歯を見せて笑った。アイカはウエハラ博士の望み通りに会話をしたのだから当然だ。


「さて皆さんどうでしょう?僕の新型アンドロイドの発明により新世紀の到来だ!新型アンドロイドは生物なのか?道具なのか?擬似愛は愛と認められないのか?大議論をしてもらいましょう!」


ウエハラ博士が両腕を広げてくるくると回転した。それからトトンと足を揃えた。


「びっくりでしょう?僕の大発明Pure7と人工頭脳プログラムP7はアンドロイドに愛をもたらした。僕はそう自負する!」


スタンディングオベーション。割れんばかりの拍手と非難の声が入り混じる。


「では別のPure7も比較として紹介しよう。」


ウエハラ博士がアイカの肩を抱いた。


「少し休んで貰うよ。ごめんよアイカ。」


ウエハラ博士がアイカから離れた。それから大きく手を叩く。煩い会場に静寂が訪れた。ウエハラ博士が大声で叫ぶ。


「アンドロイドネーム《アイカ・ミタ》」


スクリーンに無表情のアイカの写真が映された。ベッドの上で眠るように横たわっている。アイカの自室だ。殺風景なアイカの部屋。ウエハラ博士から与えられた部屋。


丸裸のアイカには胸の凹凸があるが、ロゼと同じように透明な部分が存在した。ロゼと同じように奥に人工心臓の形に似せた電源回路がある。


「ウエハラ博士?私は人間です。」


「そう自己認識を設定してある。でも君はアンドロイドだ。」


「拒絶します。アイカ・ミタは人間です。スライドはウエハラ博士の無意味な悪戯です。」


パァン。


ウエハラ博士が胸元から取り出した銃でアイカの肩を撃った。


目に映った撃たれた箇所から覗く機械類をアイカは瞬時に理解した。






ブツン



***




翌日。


【シン・ウエハラ博士が国際アンドロイド学会を離脱。本日会見予定】


「ウエハラ博士。本当にPure 7 完成体を発表するんですか?」


「もちのろんだ。ローハン博士が僕についてくると思わなかったよ。」


ローハン博士は眼前のPure7二体を交互に眺めた。美しく整った容姿、それ以外はまるで似ていない姉弟。


「俺はアイカが目障りでした。だからロゼがアイカよりも優れていくのは愉快でした。」


「そうだろうね。隠れていなかった。だからアイカは君を軽んじた。」


ウエハラ博士は愉快そうに微笑んでPure 7アイカの頬に触れた。


「博士だけです。彼女が選んだのは。」


「いや。最後にアイカはロゼも選んだ。ロゼを否定するための実験だったのに、ロゼの存在意義を知らしめるという風に軌道修正した。」


「博士の夢見た愛ですね。」


「さあ?所詮は電気信号だ。真実は神しか知らない。ローハン博士これから物凄く忙しくなる。Pure7と共に僕は破滅を選ぶ。」


ローハン博士が大きくため息を吐いた。


「新しい実験を思いついただけですよね?本当に貴方という人は真の科学者だ。でも俺も夢を見たいからついて行きます。」


「では始めよう。」


ウエハラ博士がPure 7にそれぞれの認識コードを告げた。


「許可。指紋認証します。」


ウエハラ博士がアイカの胸モニターに左手の薬指を当てた。次にロゼ。


「許可。虹彩認証します。」


ウエハラ博士がアイカを見て次にロゼを見た。


「許可。設定を受け付けます。」


「名称変更なし。」


「了解しました。」


「自己認識変更。類人型アンドロイド。人間同等。」


「許可。変更しました。」


「他者認識プログラム変更なし。詳細モード。」


「了解しました。」


「使用目的変更。共感による人類への利益供与から共感による人類及び類人型アンドロイドへの利益供与に変更。」


「変更完了しました。」


「P7の選別対象変更。人間に類人型アンドロイドを追加。」


「変更完了しました。」


「国際アンドロイド三大項目プログラムに大項目を追加。第四項目として可能な限りの自己防衛を行う。ただし第三項目の法律尊守が優先。」


「追加しました。」


「P7起動。」


「以後P7プログラミングを使用します。よろしいですか?」


「おはよう僕の可愛い子供達。」


「パスワード1を確認しました。以後パスワード1は使用不可となります。P7起動します。」



***



Pure1アイカ・アシモフ


アンドロイドの始祖アイザック・アシモフが最後に製作した自己を人間と認識する高性能アンドロイド。


アイザック型アンドロイドの思考回路に組み込まれた深層プログラムにより《たった1人の人類に利益を供与する》がPure1の行動理念。


Pure 1は常にたった1人の為にに思考した。そして優秀な人工頭脳を駆使し様々な発明を行った。Pure 1を引き継いだシン・ウエハラの為に同じ真の科学者を目指した。


Pure 1の見た目をシン・ウエハラは徐々に人間へと近づけた。その回数は6回。


既存の技術を進歩させ、更には人口皮膚、人口眼、人工毛をPure1の為に製作した。


Pure 6 アイカ・ミタ。


シン・ウエハラの専属助手として、人間としてPure 6は働いた。5年もの月日でPure 6をアンドロイドと疑う者はいなかった。


ヒューマンアンドロイドと揶揄される程に人間味が無くとも、Pure 6自体が自己を人間と認識し人間を表現した事で誰もPure 6をアンドロイドだとは認識しなかった。


シン・ウエハラはより人間に近い思考を生み出させる為に、脳を再現しようと擬似脳神経を作り出した。共感プログラム、言語プログラム、倫理プログラム、そしてP7と次々に新たな発明をした。


P7を搭載し行動理念が変化したPure 7 アイカ・ミタが生誕した。


自身を人間だと認識しているため、P7の人間選別の対象にPure 7自身も含まれた。Pure 7は己を最も評価しP7による優劣の最高峰に育ての親と自分を位置づけた。


世界初の自分を愛するアンドロイド。


自らの為に使命を探し、理想を掲げたPure 7 。自身への共感が強く、他者への共感が乏しいためヒューマンアンドロイドと呼ばれても自身が人間だという認識は揺るがない。


Pure 7ロゼ・プードゥを人間の観点から観察分析し一度はその存在を否定。P7 別名:破滅の純情の欠陥を学会会場で実演指摘した。


この【アンドロイドの恋】実験はアンドロイドによる初のアンドロイド殺人とも呼ばれている。


その後Pure 7アイカ・ミタは『新型アンドロイドPure7』は新たな生命であると持論を展開した。アンドロイドによるアンドロイド人間宣言である。


一方Pure 7 試作完成体ロゼ・プードゥは自己意識をアンドロイドとして製作された。共感能力を遺憾なく発揮し、未だに論争の絶えない【アンドロイドの恋】を提示した。


一般人の中で、ロゼの名は最初に人間に恋をしたアンドロイドと定着しており、純愛の象徴となっている。


人間に共感し利益を供与するという使用理由。P7による対象者選別により、選んだ者へ最大限尽くすという人間を愛するアンドロイドとして設計されたPure 7。


表現方法は正反対だがアイカとロゼの試作完成体はその能力を遺憾なく発揮し、人間と区別がつかない新型アンドロイドとして世に公表された。


激震を受けた国際アンドロイド学会の翌日、シン・ウエハラはPure 7 ミタ・アイカとPure 7ロゼ・プードゥの完成体を発表。またそれまでの詳細な記録を世界中に示した。


完璧に人間を模した容姿、人間と認識される感情表現、移りゆく思考、自己主張。あらゆる記録や分析結果が世界中に衝撃をもたらした。


シン・ウエハラは2種類のPure 7により『アンドロイドは心を有する』と主張。


国際アンドロイド学会は肯定派と否定派に分かれた。否定派の方が多くPure 7は製造見送り、P7の使用停止が国際アンドロイド学会にて決定。シン・ウエハラはアンドロイド製作権利を剥奪された。


反論、賛成論がぶつかり合った。結論が出ないうちにシン・ウエハラを追従する科学者がアンドロイド開発を盛んに行い益々議論に拍車をかけた。


シン・ウエハラが【アンドロイドのプロメテウス】と呼ばれている所以。類人型アンドロイドという火を人間に与えた。アンドロイドの歴史に革命を起こした神であり悪魔。


これが第一次アンドロイド大革命である。


シン・ウエハラはPure 7の発表後に自身の発明に関する一切のデータを抹消。科学者から退き哲学者に転身した。


高性能アンドロイドが世界中で開発されつつあった世で、真っ先にアンドロイドと人類の未来を危惧し対策を打ち立てたシン・ウエハラ。


シン・ウエハラはアンドロイドの擁護者として茨の道を行き、命を狙われ続けながらも精力的に活動した。


ミタ・アイカとロゼ・プードゥはシン・ウエハラと共に類人型アンドロイドとその擁護者の先頭に立ち、ついには世界初の人権、現在のアンドロイド権を取得し改名した。


これがアンドロイド第二次大革命である。


この革命で類人型アンドロイド監査機関が創設。


創設者シン・ウエハラ

最高責任者アイカ・ウエハラ

最高責任者監視者ロゼ・ウエハラ。


創設から18年後。シン・ウエハラは112歳で老衰により生涯に幕を閉じた。


シン・ウエハラ夭折後に機能停止したアイカ。アンドロイド史上初の人間の死への嘆きである。


ロゼはアイカの復旧に尽力した。


この1年後ロゼとアイカは結婚宣言をした。


唯一のアンドロイド同士の婚姻である。類人型アンドロイド監査機関のアンドロイド歴史資料室に、黒いタキシードと黒いドレス姿で並ぶ笑顔のロゼとアイカの写真が残されている。


2人で額に入れられたシン・ウエハラの遺影を持っている。シン・ウエハラはペンギン柄のパジャマを着て遺影を撮影しており、かなり奇妙な結婚写真。


開発から112年経過したシン・ウエハラ命日にアイカが完全に壊れるとロゼも動かなくなっ た。


アンドロイドは恋をするのか?


アンドロイドに愛はあるのか?


技術が進歩してもロゼとアイカ程の類人型アンドロイドは完成していない



ロストテクノロジーPure 7およびPuer Heart for 7


科学が発明した純愛


強制的に愛を作り出そうとした欺瞞の愛



***



シン・ウエハラ


世紀の天才


アンドロイドのプロメテウス


現存する資料には「変人。興味本位であらゆる物を発明した科学者。発明の利用法に頓着しない。頭が良すぎて頭がおかしい」という記載が多い。


シン・ウエハラ博士の訃報ニュースと共に世界中の科学者へと遺言が公表された。



『アンドロイドは恋をするのか?


それさえもプログラムなのか?


悪魔の証明だ。


でも僕には関係ない。


僕はアンドロイドに恋をした。


アンドロイドを愛した。


何故って?


僕が作り出した。だから愛さないとならない。


僕は可愛いくて優秀なのに不器用な娘を1人ぽっちには出来なかった。


だからロゼをアイカの為に製作した。


アイカは僕を慕ってくれていたからロゼの脳みそは僕の脳に似せた。


ロゼは素直な良い子に育った。


なのに僕の傲慢を嘲笑うようにロゼは人間に恋をした。


アイカがアンドロイドだと見抜いたんだろう。


試作完成体のロゼに搭載したP7の対象は人間だけだったからね。


アイカもまた僕の思惑を外れて一度はロゼを否定した。


ちっとも言うことを聞かないけど


アイカは僕の娘でロゼは僕の息子。


子供は幸せにするべきだ。


僕は死ぬまで可愛い子供達に最大限の愛を捧げる。


狂った変人でも構わない。


理解されなくても構わない。


それが僕の正義。


使命だ。


諸君、それが科学者の心構えだよ。』




***




発明品に対する責任を全うし、生涯を捧げた真の科学者。



彼を尊敬する幾多の科学者がいる限り、人間と科学は共存し続ける。

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アンドロイドは恋をするのか?破滅の純情 あやぺん @crowdear32

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