11ダークトレント討伐2

 状況を整理すると、樹木の魔物ダークトレントとの戦闘をしていたはずなのに、今、僕の目の前にいるのは何と一匹の――スライムだった。

 そう、スライム。

 またの登場だよ、スライム。


 ス・ラ・イ・ム・!


 因みに、故郷で倒したのよりも案の定デカい。雄牛さえ見下ろす超級サイズだ。

 胸中が大しけの中、引き千切った触手を無造作に放った僕は痛みも忘れてゆらりと立ち上がっていた。


「うおわっ、ちょっアルこっち投げんな!」

「……え? ああごめん」


 ほやほやのミミズでも飛んできたような声を出して渾身の力で転がって避けたジャックは、彼も立ち上がった。

 中身を飲み干したんだろう空の小瓶が手に見える。ゴールドのラベルの色からして全回復薬だろう。後で訊けば、吹っ飛ばされて鞄の中身があちこちに四散したものの、幸運にもそれが傍に転がっていたんだとか。


 はは、相変わらず運が良いねジャックは。村のくじ引きでもよく一等当ててたっけ。ただし女運は、まあ、うん。


 残念ながら僕の方には回復薬はなかったけど、どうしてだろう、スライムを前にしたら頭に血が昇って呻いて寝てるのも馬鹿らしくなって活力が湧いて来た。

 窮鼠猫を噛むなのか火事場の何とやらなのか、切迫していて色々と麻痺しているのか、限界なんて感じない。

 あはは、腹の底……いやこれはもう魂の底から湧くドス黒い殺意が僕の全てを支えていたに違いない。

 クククク……と口の端から小さな笑声を漏らし肩を震わせた。


 と、何を思ったかジャックが落ちていたミルカのおのを拾い上げる。


 ああ、なるほど。


 君のその持ち方はそういう意図か……。


 僕とジャックには言葉を交わさずとも通じるものがある。


 敵は超特大スライム。お買い得サイズ。不足なし!

 スライムはこっちを見つめてにたあ~っと笑った。臨戦態勢バッチリだねこりゃ。

 加えて、僕もちょっといやかなり壊れてたんだろうね、にたあ~っと笑い返した。

 久々の上玉だぜ~兄弟?と言わんばかりにジャックと揃って舌嘗めずり。ミルカがドン引いたのは見なかった事にする。


「クククククク、さっさと片を付けようか、ジャア~ック?」

「ああ、ここで会ったが百年目ぇ~、もう逃がさんから覚悟しろ!」

「アーッハハハハハハハハハハハ!」


 必ず打ち倒すとの意思を込め、斧の先をホームラン予告するように向けた悪役上等のジャック。

 ふっ、君からいつになく強き者のオーラが見える。蜃気楼だろうけど。

 僕も狂ったように哄笑しながらも心の底から純度の高い憤怒と、そして使命にも似た強い思いが噴き出すのを感じていた。

 お前にはもう仲間を傷付けさせない。

 鞘から引き抜いた剣をしかと握り締め、次の動作のために腰を落とす。


「頼むジャック!」

「応! ――この恨み晴らさでおくべきかあああああーーーーッッ!!」


 スライムへと突っ込むジャックはすぐ前で急停止すると、気合いと共に間髪入れずに両腕を勢いよく振り抜いた。


 バッッッコオオオォォォォーーーーン!!


 鼓膜を震わす小気味良い音を叩き出し、奇跡のショットで以て斧の横っ腹で打ち出されるスライム。

 生憎致命打にはならない。スライムは自身の危機を認識していないアホ面で「あー?」と飛んで行く。

 だがそれで十分。


「これは飛距離が素晴らしい! バーディー狙えますね!」


 解説者の僕は打ち出しと同時に飛ぶように駆け出していた。 


「えっ、えっ!? 側面で打ち出した!? 斧って普通そんな使い方するものだっけ? 脳天かち割るものじゃないの!?」


 一方でミルカが混乱する。けどさ、それも違うよミルカ……。


「アル! 最後は任せたあああっ!」

「ああ! ジャック!」


 僕はフリスビー犬よろしく超スピードで追う。


「「チェストオオオオオーーーーッ!」」


 綺麗な放物線を描く敵に追い付くと、摩擦で靴底が熱くなる速さで急転回。ワンバウンドした瞬間を狙って迎え撃ちどこぞの昔話の大きな桃を割るように中央線であっさり一刀両断。


 真っ二つになったスライムはボワワワンと青紫色の高価魔宝石に変じた。

 焼き芋大のそれはぼとりと草地に落ち、小さく跳ねた。





「……え? た、倒しちゃった。いくらスライムジャンキーだからってこんな事ってあるの? 言動以外にも二人のオーラもスライムを見たら何だかおかしくなってたし……」


 僕とジャックが振り返ると、独り言を呟いていたミルカは自分で見たものが信じられないようにポカンとしていた。


「草色スライムとも一緒になったし、レベルはダークトレントそのものよりも相当高かったはずなのよ。ダークトレントにさえ苦戦してたのに、ど、どうしてあんないとも簡単に?」

「それは相手がスライムだからだな」

「そうそう、僕達スライムには――……ぁ、れ?」


 がくりと視界が傾ぐ。

 気が抜けたからかな、急に膝に力が入らなくなった。


「「アル!!」」


 立っていられず、そのままパタリと草地に仰向けに倒れ込む。

 ああ、そりゃそうか。精神が興奮状態で何とか体を動かせてたけど、やっぱ本来は起き上がれないくらいに酷いダメージ受けてたんだよね。一瞬超人になったかもなんて思っちゃったよ。

 うう、痛みが舞い戻ってきた。不思議と目だけはもう何ともないけど。

 呻いていると、ジャックとミルカが駆け寄ってきて焦った顔で僕を覗き込んだ。


「大丈夫かアル、酷い顔色だな。待ってろ今すぐに回復薬を探すから」

「あたしが治癒魔法かけるわ!」


 ミルカはもう魔法の行使に躊躇いはないのか魔法杖を握り締めてるけど、彼女だって結構酷い事になっている。


「ミルカ、君は先に君の傷を治しなよ」


 呆れたような苦笑が漏れてそう言うと、ミルカは「でもっ」と反駁はんばくした。

 いい子だなあ。

 重たい腕を持ち上げて彼女の頬に触れた。もちろん小さな擦過傷には触らないように注意して。


「僕はまだ大丈夫だから。ミルカは女の子なんだし、その可愛い顔の傷を見てられないよ。早く治してほしい」

「かかかかわッ!?」


 何か変な事言ったかな? ただ案じただけだったけどミルカは顔を真っ赤にしちゃった。

 ジャックは何か言いたそうにしてるけど、今は敢えてお口にジャック……じゃなかったチャックしてる。


「コホン、アルの言う通りだ。ミルカはまず自分を心配しろよ。そんなボロボロじゃアルだって心置きなく回復できないだろ」


 そう言ってジャックは僕の傍に膝を着き、草地に散らばった中から探し出してくれたらしい回復薬を僕の口に突っ込んだ。

 ああ助かった友よ。勢いありすぎてちょっと気管に入りそうになったけど。

 顔色を戻していく僕を見て安心したのか、ミルカもようやく自身に治癒魔法を施した。

 白い仄かな光が彼女の全身の輪郭をなぞるように包んだ。

 途中はどうあれ結果的には仲間が無事だった事に心から安堵し、目に見えて傷も痛みもすっかり引いた僕はゆっくりと半身を起こす。


 すると、すぐ目の前にミルカが顔を近付けてきた。


 何かを確かめるように僕の目をじっと覗き込んでくる。

 ミルカと疑問形で名前を呼んだら彼女はハッと我に返ってあたふたとして距離を取った。


「あのえっと、さっ、さっきアルの目が光って見えたから、何だったのかなって思って気になってつい!」

「へ? 目? 光ったの?」


 ジャックを向いて確かめれば、彼は見ていなかったようで「さあな」と頭を掻いた。ミルカだけが見たのか見間違いなのかはよくわからない。懸命な戦闘中だったってのもあって彼女自身もあまり確信はないみたいだしね。


「まあ何にしろさ、ありがとうとお疲れ様、二人共。本当に倒せて良かったよね。一時はどうなる事かと思ったけどさ」

「だよな。あそこでダークトレントがスライムに変じなかったら、俺達きっと今頃は揃ってあいつのお口の友達だったかもな。ああいや胃袋か?」


 想像したのかジャックが嫌そうな顔をする。僕も想像したら頗る最悪な気分になった。

 ミルカはミルカで、どこの部分が気になったのか一瞬頬を強張らせた。


「憎しみがほとばしってついつい思い切り打っちゃったけど、やっぱり人間気力が一番だよね」

「それはアルだけだって。俺もさすがにあの時はアイテムなかったら立てなかったしな。アルの頑固さにも似た執念は尊敬ものだな」

「うーん、まあスライム見たら一気に高ぶりがね。あいつらって良い意味でも悪い意味でも僕の起爆剤なんだって改めて思ったよ。ほら、病は気からって言うように、形勢逆転はスライムへの殺意からって言うでしょ?」

「ああ、言うな」

「言わないわよ!」


 最後のはミルカだ。

 納得顔のジャックとは違って、彼女は意味がわからないという顔付きでいる。


「今回はあたしのせいで、二人が無理してくれなかったら大変な事になってたかもしれない。だけど、本来無理は良くないのよ。それでもしも回復薬でも治癒魔法でも治らない変な後遺症とか残ったら怖いんだからね?」


 ミルカは思った以上に必死に諭してくる。

 ここで僕達にきちんと言い聞かせないともう機会がないみたいな熱心さだ。

 内心疑問に思ったけど彼女の主張は一理ある。戦闘においてアイテムや魔法は絶対じゃない。怪我の種類や程度、体の状態や事と次第によっちゃ回復できない場合もあるからだ。


「アルもジャックも受け身も取れないまま結構派手に飛ばされてたけど、本当に何ともない? 大丈夫なの? 強がってない? 無理してない? 平気?」

「「…………」」


 不安そうに僕達を見つめるミルカの、長年一緒に居た仲間みたいな気遣いに、心に温かなものが流れ込んでくる。自然と嬉しい笑みが溢れた。


「心配ありがとう。本当に何ともないよ。ジャックは?」

「俺も全然平気だ」

「ほらね? だから安心して。僕もミルカが無事で心から良かった。何度も何度も懸命に立ち向かってくれてありがとう」

「魔法もろくに使えなかったし、物理攻撃も全然役には立たなかったけど……」

「そんな事ないよ。貴重な時間稼ぎにはなったし、君が持って来てくれた斧だって素敵に役に立ったじゃないか」


 励ましを込めてギュッと手を握ったら彼女はまたもやみるみるうちに赤面して、何故かジャックに間欠泉みたいな勢いで頭突きをかまして僕から距離を取ると、胸を押さえて深呼吸し始めた。

 心配になって近付こうとすると、彼女は突き出した掌で僕を制してくるりと背を向けた。


「はわわわマジでヤバいマジで死ぬ。もう顔も手も洗えないじゃないこれえええ~っ」


 ぶつぶつ何か悶えるように呟いてるけど、ホントに大丈夫なのかな?


「……マジでさ、罪な奴だよなお前って」


 地面に沈んだままのジャックが、何だか酷く疲れたような目をしてボソリと呟いた。






「そろそろルルに戻ろうか。ミルカ、大丈夫行けそう? それとももう少し休む?」


 僕はミルカが落ち着くのを待って口を開いた。

 ジャックはとっくに起き上がっていて、僕と一緒に散らばったアイテムを全部拾って荷袋に纏めていた。僕達の間ではどっちが何を持つとかは明確に決めてないけど、オースエンドを出る時から大体同じようなアイテムを同じくらい持っている。所持金もだ。冒険中は何があるかわからないから偏らないように互いに何となく配慮した結果だった。

 ジャックはミルカの荷物も半分運んでいたけど、そっちの荷袋は幸い口が開かなかったおかげで中身がぶちまけられる事はなかった。


「アル、あの……これを……」


 僕の傍に来たミルカだったけど、何を思ってか魔法杖を差し出してきた。

 持って欲しいのかな?

 それくらいはお安い御用だ。


「他に持って欲しい荷物はある? 遠慮なく言ってよ」


 僕の返答に何かおかしな点でもあったのか、彼女は一度澄んだ青い双眸を瞬かせてから微苦笑を浮かべてゆるゆると首を横に振った。


「ふふっアルはホント理想だわ。あのね、そうじゃなくて、この杖は二人に返そうと思って」

「ええと、どういう事?」


 僕が杖を受け取る寸前で手を止めた中途半端な姿勢のまま遠慮がちな困惑を浮かべると、彼女はそれを僕の手に押し付けてこようとした。だから何となく手を握り込んで引っ込めた。


「ねえミルカどうしたの……?」


 本格的に訝りに転じた僕の横にジャックが並んだ。


「どうかしたのか? まさかレンタルじゃ不服とか? それともその杖駄目な子だったのか?」


 ああ、そうかも。

 確かに今回の戦闘では魔法行使の際の様子がおかしかったし、古そうな杖だから性能が錆び付いてたのかもしれない。

 魔法系冒険者にとったら魔法武器の良し悪しは生死さえ分ける重要物、微細な調整の違いでも人によっては不良品を掴まされたと怒って店とトラブルになる例は珍しくない。


「やっぱりその杖古過ぎて壊れてた?」

「ううんまさか。これは超一級品よ。杖には全く何の問題もないわ。ただ、二人はまだこの杖についてよく知らないみたいだから、取り扱いについてはこの後説明するわね」

「この後って……何だか急いでるみたいだけど、大丈夫だよルルに戻ってからでも」


 するとミルカは少しだけ顔を俯けた。

 口元に薄らと作り笑いが貼り付けられている。


「だってあたし、二人とはもう一緒に行かないから」

「え……?」


 言葉を何か聞き間違ったかと思った。

 ジャックは目を瞠っている。


「あたしは、ここでお別れするわ」


 沈黙が染み入るような森の中、出会ってから一番真剣な表情で、ミルカはそんな爆弾を落とした。






 ミルカは置き去りにされて以来、その例の仲間達とはどこかでばったり遭遇という偶然もなかった。

 冒険者ギルドを介して連絡を取ろうと思えば連絡を取れただろうに、それだって今まで一度もなかった。

 だからというわけではないが、ミルカからも連絡はしなかった。

 やはりそれだけの縁だったのだ。

 結局本当の意味で彼らの輪にミルカが入っていなかっただけの話だ。

 自分が勝手に勘違いをしたのだと、心に折り合いを付けるにはそう諦観するのが最も楽だった。


(それもこれもあたしのあの魔法のせい)


 ミルカの魔法は全てにおいて強力だ。

 重宝される治癒や浄化魔法にも優れ、魔法使いとして恵まれた素質を有している。

 潜在魔力では王国騎士団にも楽々入れると言われていた程に、一族切っての期待の星だった。


 ――かつては。


 もしも彼女が普通だったなら、魔法学校を順調に卒業し正式な魔法使いの資格を得て難なく入団していただろう。

 けれど彼女には魔法術者としての大きな欠陥があった。


 ――戦う敵を強化種にしてしまう最悪の魔法が。


 その負の才能が発現したのは、大人達がその事実を確定させるまでのタイムラグもあり正確には断じられないが、少なくともミルカが十歳になる前だ。

 故にミルカ・ブルーハワイは一族から落ちこぼれの烙印らくいんされるに至った。


 折角アルとジャックという新たな仲間ができたと言うのに、今回もこれまで同様悪い面が出てしまった。


 よりにもよって最も望ましくないタイミングで。


 ダークトレントが強化種へと変じた時は、どうしてどうしてどうして……と胸中で何度も自問と自責を繰り返した。

 前回の発動以降はアイテムに頼った戦闘を心掛け、アル達と組むまで魔法を使わないようにしていたからきっと大丈夫だとどこかで高を括っていた。


 ランダム発動という事は頻度とは関係ないのだと失念していたのだ。


 更に悪い事には、伝説級の魔法杖を使っていたせいでミルカ自身の能力が今までになく引き出され、強化の魔法もこれまでの比ではないレベルで効いてしまった。

 故に、ダークトレントはミルカの実力では厳しいレベルにまで強くなってしまっていた。



 ――――スライムの姿で。



 ミルカの強化の魔法は敵を選ばない。

 経験上、魔物相手にしか発動はしないようだが、発動すれば例外なくその強化の効果が付与される。その上でどうしてか強化された敵は例外なく皆スライムになるのだ。

 超スライムとでも言えばいいのか、強さも能力も通常のスライムとは別格になり、その特殊性ゆえに仲間を何度も危険に晒した。それが原因でパーティーを解散に追いやった回数も決して少なくはなく、パーティークラッシャーとそしられるのも道理だった。


 アルとジャックが怪我を負ったのはミルカを庇ったからだ。


 なのに彼女は動揺に溺れて満足に魔法の発動もできなかった。果ては焦りで単純な物理攻撃しか思いつかなかった。今になって振り返ればその愚かさが猛烈に恥ずかしい。

 超スライムがアルの方へと跳躍した時には、自分と組んだばっかりに……と謝罪と絶望に心が塗りつぶされそうだった。

 しかし、彼女は奇跡を目の当たりにした。


 アルとジャックは見事と言わずにはおれない神懸かり的な連携で、あっさりと強化スライムをたおしてしまったのだ。


 ミルカは討伐し終えた今でもまだどこか信じられないでいる。


(……そういえば一度だけ強化種を取り逃がした事があったっけ)


 際限なく水を吸収しそうなタイプだったあの個体は果たして何処に行ったのか。

 ギルドの方にもどこからも被害報告がないので密かに二人のような強者に滅されたのかもしれない。ふと思い出してそうであれと願った。


 とにかく、アルとジャック、二人には身も心も救われた。


 だからこそ、これ以上の迷惑を掛けたくなかった。

 俯き前髪の間から二人の反応を窺うようにすれば、昨日の今日で掌を返したような急な話にさすがに驚きと戸惑いを浮かべていた。






 ――湯けむりスライム殺人事件。


 湯治場の殺害現場に残されたのは、一匹の小スライムだった。

 何が犯人を凶行に駆り立てたのかはさておき、何故遺留物が小スライムなのか。

 そして小スライムはどうしてその場に留まっていたのか。

 ……普通はどっか行く。

 そんなスライムの挙動一つ取っても、謎が謎を呼ぶ極上のミステリだった。

 第一発見者の主人公は、何と仰天する余り唯一の犯人の手掛かりであるそいつを素足でうっかりばっちりプッチンと踏み潰してしまうという、開始早々から波乱の展開だ。

 因みに踏んでヌメッて転んでたんこぶを作っていた。

 バナナの皮で滑るのとスライムで滑るのは、最早同列に扱っていいと思う。

 僕はあの主人公がめちゃくちゃ好きだった。

 第一章「証拠スライムの喪失」で大好きになった。

 理由は言わなくてもわかると思う。


 そして今僕は、ミルカの脱退宣言に小説の主人公以上に仰天していると断言できる。

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