第20話 偶然2

同僚で仲のいい女の子がいた

その子とはロッカーも一緒だった

ある時私が読みかけの本を

ロッカーの上に置き忘れたことがあった

彼女はふとその本に気がつき

何の本だろうと中身をみたら

なんと今自分が読んでるのと

同じ本だったそうだ

いったい誰の本だろうと思ってたら

私のだということがわかり

へ~こんな本読んでる人がいるんだね

とお互いに驚いた


その何年か後

私はその会社をやめてしまっていたが

彼女とはまだつきあいを続けていた

あるクリスマスに

プレゼントの交換をしようとなり

その場で一緒に開けてみると、、


え!!!

同じムック本だった!

これにはさすがにお互いにビックリ!

やだこんな本どこで見つけたの?

こんなマイナー本!?


見つけたときは

こんな変わった本が世の中にあるんだ!

と感心したぐらいの本なのに


ただひとつ違っていたのは

私のが洋書で彼女のが翻訳本だった事

翻訳本もあったのね、、

そのほかのことは特に趣味が似てる

ということもないんだけどなぁ


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