つゆはらい

あめ降る日

からかさ叩く滴の声耳に

ねこ休む塀を過ぎ

のはらで歌う草花の息吹を感じ

そう涼の川へ躍り出た

らしんばんの先

におどりの姿を垣間見て

とえはたえのささめきに

りけんを突き立てたら

はかげより香る

まっこうが

うろの陰払い空へと至る


「茜の空に鳥は舞う」


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