タイトルから予想はしたが、半年後に読めば良かった。

エッセイだけど、怪談。
作者ご本人も読者を怖がらせようなんて、よこしまな気持ちは持っていない。だから、軽い気持ちで読める。
軽〜い気持ちで読めるから、深夜に一人きりの時、スマホで読むのに丁度良い。
私みたいな老人もスマホの時代だから、固定電話は死語。それこそ私のスマホに「俺の美しい呼鈴を聴いてくれ」なんて固定電話の幽霊が掛けて来そうである。
目下の悩みは、幽霊ではなく、縁もゆかりもない外国から掛かる電話。油断して取ると、中国語のメッセージが流れる。詐欺電話らしく、下手をすると法外な通話料を要求されるそうだが、どうやって請求してくるのかは皆目理解できない。
今は、そっちの正体不明の電話の方が怖い。

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