第9話 勇者と聖女

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カシロ タダシ  男

種族・人族

Level・1


HP ・ 2000

MP・ 1000


物攻・1000

物防・1000

魔攻・1000

魔防・1000

速度・500


スキル 

 聖魔法Lv5 鑑定Lv3 限界突破


オリジナルスキル

 神器召喚


称号

 勇者 異世界人


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 神代がステータスを映し出した時、周りの騎士と魔術師から大きな歓声がなった。そして俺も呆けていた。


 …は?…高すぎじゃね?え、あれか俺が弱いのか?それともあいつが高いのか?でも周りをみたらかなり優秀なんだろうな…もしかして、他の奴もあれぐらい高いんじゃないだろうな…いや、きっとあれだな俺だけ低くてそのあとチートに目覚める感じだな…うん…きっとそうだ…そうに違いない…そう出会ってくださいお願いします。


 「流石勇者様ですな。聖魔法持ちは稀にしか現れないんですが、さらにLv5となると人がとれる限界といわれています。なので聖魔法Lv5はとても希少なのですよ。」


 王様はそんなことを言っていた。やはり神代のステータスを凄まじいようだ。そしてオリジナルスキルこれも稀にしか現れないスキルだそうだ。オリジナルスキルは持っている者しか効果が判らず同じスキルなどもほとんど現れることがないので謎が多いそうだ。


 ちなみに、神代のオリジナルスキルである神器は知っている神に関する武器を召喚することができるようだ。


 次にステータスの開示をしたのは神崎さんだった。

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カンザキ ナオ  女

種族・人族

Level・1


HP ・ 1500

MP・ 2000


物攻・500

物防・500

魔攻・1500

魔防・1500

速度・300


スキル 

 聖魔法Lv5 鑑定Lv5 全属性魔法適正


オリジナルスキル

 聖域


称号

 勇者 聖女 異世界人 


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 こんな感じだった。うん…俺が弱いんだな…。再び騎士と魔術師から歓声がなった。神崎さんは魔術師タイプなのだろう魔術師の人が目を輝かせている。聖魔法持ちが二人目だからかオリジナルスキルを持っていたからかは知らないが王様は驚いていた。


 神崎さんのオリジナルスキルである聖域は、自身の半径10mに聖属性付与と自動回復さらに身体能力2倍と盛りだくさんのチートだった。


 「?すみません全属性魔法適正があるのに聖魔法は別のくくりなんですか?」


 俺は王様にそんな質問をしてみたが王曰く全属性魔法適正には聖魔法が含まれていないらしい。魔法の属性は光、闇、水、火、風の5つだそうだ。それとは別に聖、邪、無の属性があるらしい。邪の適正は魔族にしかないようで逆に聖の適正は人間にしかない。


 そしていつの間にか神代のグループは全員ステータスを開示し終えたようで次は遠藤達のステータス開示が始まった。

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