私が書きたい世界が、このお話の中に詰め込まれていました。

ヨムヨムが止まっていた途中から、まとめ読みをさせて頂きました。

その止まってた部分が、両親を不慮の事故で失い、残された兄弟達を守るべく(ここで守ると表現したのは意味があるので、ぜひ物語で!)日々奮闘する高校生、陽一郎と幼なじみの志乃のすれ違う恋愛模様で、尾岡先生の恋愛が夏休みという舞台を中心に堪能できる!とわくわくはらはらとまとめ読みを開始しました。

そこには、私の想像をはるかに超える世界が待ち受けていました。

陽一郎と志乃の関係性の変化を起点に、一気に世界が広がり始めたのです。

陽一郎たちを取り巻くキャラ達の掘り下げを見て、本当に「誰もが自分の人生の主人公」と思わざるを得ませんでした。そしてひとつひとつのキャラ達のエピソードを読み進めていくうちに、深く深く絡み合っていく。

尾岡先生の世界に、ゆっくりと沈み込んでいく。そんな感覚でした。

ネタバレ要素がハンパなくなってきたので自重しますが( ̄▽ ̄)夏休みの後半、とある背景を元に陽一郎たちが事件に巻き込まれます。その中で残酷な表現もありますが悲劇の一端として私は捉えています(苦手な方は後半の山の崩落後のエピソード、読めそうな方だけ進んでくださいね|д゚))。

ただ、私は陽一郎たちや、新たに物語に登場し陽一郎たち兄弟と深くかかわりを持つであろう人たちの行動に、尾岡先生のメッセージが込められていると思います。涙無くしては読めない部分でした。



話は変わりますが、文章の魅せ方もすごかったです。

「~話」の部分を映画やアニメのように感じさせたり、こうしたらおもしろいかも!とマ猫が思いついたことを尾岡先生は十年以上も前に……!!

そう言った意味でも、とても勉強になりました!1000年くらいあれば、お背中くらいは見えてきますでしょうか( ̄▽ ̄)←放心

ぜひぜひ、年末年始のお供にこのお話をフォローしてみてはいかがでしょうか!読み応えのある、涙rあり笑いあり恋愛あり、の絆と愛情の素敵な物語です。

もちろん、恋愛伝道師の尾岡先生のキュンキュンもありますヾ(≧▽≦)ノ←絶叫

レビューなっが!ごめんなさいm(__)m←放心