防衛騎甲 エクスレイガ 《空想科学青春記》 第一部

比良坂

プロローグ

侵略者の想い




 ”おねえちゃんは、ぼくがまもるからね”



 



 ****








 火力、電力、水力、風力、そして原子力。

 


 地球人類は創文明以降、数多のエネルギーを見つけ、繁栄と共にその知能を高めてきた。


 その果てに生じた数多の争いを、軋轢を、虐殺、環境破壊を一纏めにと呼んで誤魔化しながら。


 やがて、大きな戦争殺し合いが終わり、自らを高知的生命と謳い始めた地球人類は、絶対真空の宇宙へと進出する。


 火星や木星の衛星群といった、地球外の太陽系惑星を、地球人は我が物顔で、新たな生活の場として開拓し始めた。



 そして、半世紀が経過した頃。



 西暦一九九六年。




 は現れた。


 





 ****






 グリニッジ標準時刻二月五日。午後二時一〇分。


 海王星沖。



「不明構造体一、及び二から艦載機らしきものの射出を確認!コスモアタッカー隊スクランブル!」


「ミサイル【はげたか】着弾まで、三…二…一………全弾命中!!」


「やったぞ!直撃だ!!」


 爆発の閃光に眩く照らされる艦橋に、若い乗組員達の歓喜の叫びが木霊した。


 だが…。


「「……なっ!?」」


 数秒と保たずにその声は、落胆と恐怖の混ぜ物へと変わる。


「…!?…う、嘘だろ!?目標…二つ共に未だ健在!目標不明構造体群、む、無傷です!!」


「コスモアタッカー隊、損耗率二十五パーセント!熱線砲及びメーサー効果無し!バリアの様なもので弾かれて…?いや、打ち消されています!」


「本艦下部に被弾!マキシマエンジン出力低下!」


「だ、第三艦橋大破!第三艦橋大破!!」


「不明船一砲撃!前方のレッドサタンに直撃!レッドサタン轟沈!レッドサタン轟沈っ!!」



(これは…やばいなぁ…)



 地球防衛軍、神宮寺 喜八郎じんぐうじ きはちろう大佐は硬い艦長席に腰掛けながら、ぼそりと呟いた。




 ****




 凡そ十数分前に遡る。


 喜八郎は憂鬱であった。

 折角六十五歳の誕生日を迎え、あと半年で退役となる筈であったのに、防衛軍上層部の命令により、海王星付近で感知された重力異常の調査に赴く事になったのだ。

 苦手な亜光速ゼロドライブ航法で船酔いにもなり、目眩に耐えながら目標地点に辿り着けば…。


「っ!?前方に重力震反応!何か…何か来ます!」


 観測員の声に喜八郎は眉をひそめた。


 嫌な予感が、した。


「う、宇宙が!?割れ…!?」

「何だ…あれ!?クリスタルの…船?いや、城か!?」


 宙を割って、比喩ではない、文字通り空間を硝子の様に割って出現した巨大な二体の構造体に遭遇したのだ。


 出現したのは、それはそれは美しい城だった。


 白亜の結晶のような物資で構成された巨大な二つの城体が暗黒の宇宙に浮かぶ。その様の何と優美なものであるかと喜八郎は感嘆せざるを得なかった。


『地球ノ皆サマ』


 突如、スピーカーから響く凛と澄んだ小女の声が喜八郎達の鼓膜を叩く。

 一瞬で艦内を、嫌な沈黙が充満した。皆の思考が止まったのだ。


「が、外部から通信…。あ、あの…城?からです…!」


 通信士が唾を飲み込みながら震える声で、メインモニターに映る城を指差した。


『御初ニオ目ニカカリマス。我々ハ【ルーリア】…【ルーリア銀河帝国】。貴方方ノイウ”宇宙人”…ト呼バレル者デゴザイマス』


「「……は……?」」


 艦橋の何人かが間抜けな声をあげた。


『私ノ名ハ”メイアリア”。ルーリア銀河帝国第一皇女”メイアリア・コウン・ルーリア”。私ハ此処ニ、ルーリア銀河帝国ニヨル地球ノ被属ヲ、ソノ為ノ戦争ヲ宣言サセテイタダキマス』


「…な、なに…!?」


 スピーカーから聞こえる声に、喜八郎を含む全ての乗組員は、あんぐりと口を開けた。


 今、何と言ったか?

 戦争と言ったか?


『ウ〜!地球人ヨ!戦争シュルノダ!』


『…ティセリア、ソンナ乱暴ナ言イ方シチャ駄目ジャナイ。ソレニ今噛ンダデショ?』


『ウュ〜ン…オ姉チャマ…言ッチャ駄目ダヨゥ〜…』


 喜八郎は思わずごくり、と喉を鳴らした。


 るーりあ?銀河帝国?異星人?

 何を言っているのか?


 地球の技術では凡そ建造不可能に見える美しい城に乗って。

 地球を侵略すると宣う。

 冗談にしてはスケールが大きすぎる。


 !!!!


 恐怖に駆られたのか、同行していた宇宙戦艦【レッドサタン】が不明船に発砲した。

 小さな街なら跡形も無く破壊するレッドサタンの砲撃。しかし、城のガラス細工の様な美しい壁は傷一つ付いていない。


『ウュー!撃ツナラ撃ツトイッテヨ!ビックリシテ少シ漏ラシチャッタジャン、バカ〜!』


『…貴方方ノオ気持チ、確ト受ケ取リマシタ。デハ…”良キ戦イ”ヲシマショウ』


 この通信が、恐らく人類史上初の異星文明との接触。


 そして…。


 これまでフィクションの中だけの出来事だった異星間戦争の、確かな開戦の合図でもあった。





 ****






「コスモアタッカー隊、損耗率六十パーセント!陣形を維持出来ません!」


 防衛軍の猛者達が駆る宇宙戦闘艇コスモアタッカーが、城からわらわらと湧き出てくる海星形の飛行体から放たれる光線を浴びて一機、また一機と爆散してゆく。

 それに対し、喜八郎達の攻撃はまるで効果が無い。


「狡いぞ…異星人めぇ…」喜八郎は舌打ちをした。


 丁度、その時だった。


「ひっ、ひいいいいい!?」


 乗組員の一人が前方を指差し悲鳴をあげたのだ。


「そ、外に!宇宙に!な、生身の、人が!!」


 喜八郎はその乗組員の指差した方向を視線でなぞってみる。


「…ぅ…っ!?」


 喜八郎もまたぎょっとした。

 粉々に粉砕されたレッドサタンの残骸。

 その中に人が浮かんでいた。

 レッドサタンの乗組員だった。

 気圧服を着用していない乗組員達が、緑色の光球に包まれ、ぷかぷかと浮いているではないか。


 頑強な宇宙戦艦が爆散したのだ。中の乗組員ならば、爆発の衝撃と高熱に晒され肉片一つ残らず蒸発するはず。

 運良く真空の宇宙空間に放り出されても、たちまち凍りつき即死するものだ。

 だが、望遠映像で映し出される彼等はぽっかりと阿呆面を浮かべ、喜八郎の艦に向けて手を振っていた。


「な、何が!?」喜八郎の背中を、脂汗が嫌な感触を残し流れおちていく。


 無事なのはレッドサタンの乗組員達だけではない。

 よく見れば、爆散した宇宙戦闘艇のパイロット達もそこかしこに浮いている。元気な姿で。


「し、死んでない!?」


「な、何が!?何がおこっているのですか!?艦長!?」


「何なんだ!?頭がおかしくなりそうだ!」


「艦長!?俺達は…俺達はどうなっちまうのですか!?艦長!?」


 若い乗組員達が上擦った悲鳴で喜八郎を呼ぶ。


「狼狽えるな!!」


 計器類を震わせる程の喜八郎の一喝に船内が、しんと静まった。正に、鶴の一声。


「皆が生きているなら万々歳だ!ならば我々が活路を開き、状況を立て直す!!」


 そう言って、喜八郎はスクリーンに映る異星の城を睨みつけた。


「せめて一隻!一隻だけでも!目に物見せてやろうじゃないか!?我等地球防衛軍の勇猛さを、異星人に見せつけてやろうじゃないか?諸君!!」

「「は、はっ!」」


 喜八郎の叫びに、乗組員達は慌てて頷いた。


 正直な話、喜八郎とて、怖くないと言えば嘘になる。否、とても怖い。出来るならこのまま逃げ帰りたい。

 だが、不思議な高揚感が彼を奮い立たせる。


「異星人…!本物の異星人の襲来か…!」


 喜八郎が子供の頃、海外小説や白黒テレビで見た異星人による襲来が目の前で起きようとしているではないか。

 少年時代に友人達と回し読みしたSF漫画の世界にいる様で、神宮寺は興奮を隠せない。


 地球の危機。


 ならば戦おうではないか。


 誇り高き地球防衛軍の軍人として。


 あの日、白黒テレビ画面の中の英雄の様に。


 日が暮れるまで近所の空地で、悪の異星人を演じた友人に、水鉄砲片手に激戦を繰り広げた、幼い頃の自分の様にーー。


「我が艦必殺の武器を使う!艦首回転衝角、起動!!」


「はっ!艦首回転衝角起動!」


「艦首回転衝角、起動ぉ!!」


 神宮寺の命令に、副長、続いて操舵士が復唱し、舵輪横のレバーに手を掛けた。

 重苦しい振動が喜八郎達の身体を震わす。


「エンジン全開!吶喊せい!!」喜八郎は全力で叫ぶ。


 無慈悲な慣性が乗組員達の身体を抑え付け、彼等を乗せた艦は、粒子砲の攻撃を受け穿たれながら、結晶体の城の一つへと突撃していく。


『ティセリア!前ニ出過ギヨ!【ニアル・スファル】、【ニアル・ヴィール】ノ盾ニ!』


『ウ、ウュ〜〜〜〜!?!?』


「…かかっ!」


 喜八郎は笑った。

 怖いのに、笑ってしまった。


 未練は無い。

 助平で反骨的な性格のおかげで昇進は遅れてしまったが、軍人として何の恥も無く生きてきた。

 十九歳の時に結婚した妻とは七年前に死別してしまったが、今は娘夫婦の家族と共に、楽しく暮らしてきた。


「うーーん…」


 前言撤回。唯一の未練がある。

 娘婿に言われて知った事だが、どうやら、十五歳となった孫娘に初恋の男が出来たらしい。

 その男がどんな者なのか見てみたかった。会って話がしたかった。




「……真琴……」





 ****






「…地球…なんて綺麗なのかしら…」


 見渡す限り一面硝子張りの部屋に、少女が一人、立っていた。

 太腿まで届く銀色の髪と、その間からふさりと垂れ下がるこれまた銀色の尻尾を輝かせ、少女は硝子壁越しに広がる蒼い星地球をその琥珀色の瞳に映し微笑む。


「メイアリア殿下、失礼致します」


 途端、少女の背後の空間が光り、一人の小女が一瞬で出現する。


 宙に浮かぶ、鮮やかな桃色の宝玉に腰を降ろしたその小女に左右一対の脚は無く、その代わりに魚類めいた桜色の尾鰭があった。


「先日交戦した地球人を全員収容しました。宇宙空間に放り出された者も”ルリアリウム”の効果により、全員無事です」


「ありがとう、ご苦労様でしたシェーレ。地球の方々をどうか丁重にお持て成しするよう、宜しくお願いするわね」


畏まりましたレーゲン…!」


 左腕を胸の前に掲げ、敬礼する”シェーレ・ラ・ヴィース”の名を持つ女騎士に、少女は、ルーリア銀河帝国第一皇女”メイアリア・コゥン・ルーリア”は手招きをする。白く細い手を揺らして。


「貴女もこちらにいらっしゃいな」


「…は」


 シェーレは自らが腰掛けた宝玉を操り、ぷかりぷかりとメイアリアの側へと近寄る。


「これが地球よ。どう?綺麗でしょう?」


 メイアリアの問いに、シェーレは困ったような笑みを浮かべた。


「…御言葉ですが、殿下の御産まれになられたルーリア本星の方が、私には美しく感じられますが…」


「…もう…何て事言うの…」


 頬を膨らませるメイアリアを傍目に、シェーレは地球を見遣る。


「…殿下、地球の民は我々の戦争を喜んでくれるでしょうか?」


「…残念だけど、それは無いわね。地球の方々が考える”戦争”と私達の”戦争”は大分意味が違うから…」メイアリアは伏し目がちに呟く。


「…地球の資料を拝見した際、私は驚きました。まさか、未だ同種族間で殺戮を行う星が存在したとは…」


 シェーレは静かに溜息を吐き、地球を覆い隠すように硝子壁に手を添えた。


「戦争とは、異なる惑星の者達が全身全霊、正々堂々と闘い、最後には互いの星の武勇を讃え、尊敬し、共に歩み寄るものです。侵略とは自らが持つ技術を、未だ知らぬ者に与える事です」


 シェーレは眉間に皺を寄せた。鼻息が荒くなっている。


「私が生まれた星アビリスも、ルーリアと戦争を行い、その武勇を敬い、ルーリアの侵略をうけたのです!そのお陰でアビリスはルーリアの恩恵を受けより平和に、私は聡明かつ清廉であらせられる貴女様にお仕えする事が出来たのです!それに引き換え…地球!あの星はなんですか!?文明を得て数千年間、互いを敬うことすらしない!先程の戦いでもそうです!名乗りすらせず、原始的な反応兵器を阿保みたいにばかすか打つばかり!それで互いを殺し合い、終いには自らの星の環境すら破壊しようとする!全く以って…、」


「シェーレ、落ち着きなさい。鱗が真っ赤になってる。すぐ頭に血が昇るのは貴女の悪い癖よ」


 苦笑するメイアリアに窘められ、気づかぬうちにぺらぺらと熱弁を振るっていたシェーレは、「も…申し訳ございません…」と項垂れた。


「しかしながら殿下、地球は…矢張り危険な星やもしれません。今更地球が…ルーリアの支配下に入るなどと、私には…皇帝陛下の御意志が…恥ずかしながら理解出来ません」


 シェーレは再び溜息を吐いて、「それに…」と付け足した。


「殿下…。本当に…地球に…御降りになるのですか?御一人で…?」


「ええ…」


「出発前にも言いましたが、私はやはり承服致しかねます。地球は危険な星です。」


「大丈夫よ。その為に『恒点観測員』の資格も取得したし、皇帝陛下…お父様の許可だってちゃんと得ているから」


「しかし…、」


「シェーレ」メイアリアはシェーレを見据え、満面の笑みで力強く頷いた。



「…約束があるのよ。それを、果たしに行かないと…」





 ****




 汚れ一つ無い白亜の通路を、メイアリアとシェーレは進む。


「…地球への宣告はどうなさるのですか?」


「お父様に任せてあります。今後の作戦指揮もティセリアと、あの子が率いるティセリア騎士団に行わせますから、必要ならば貴女達メイアリア騎士団もあの子達の手伝いをしてあげて頂戴」


「は。我が姉”スァーレ”と、義父ちちにも、そう伝えます。」


「お願いね」と頷くメイアリアを、シェーレは見詰めた。


「…殿下」


「なぁに?」


「…無礼を承知で…最後にお尋ねしたいことが… 」


 小首を傾げるメイアリア。シェーレはそんな彼女の頭に視線を向けながら、口を開いた。


「…御耳の、その傷痕きずあとは…、矢張り御治しにならないのですか…?」


「ああ…」とメイアリアは自身の頭へと手を伸ばす。


 メイアリアの側頭部からは白銀のきめ細かな体毛で覆われた耳が生えている。

 右耳は美しくぴん、と伸びているが、左耳はそうではなかった。

 左耳の外側は大きくくの字になって欠け、欠け口には体毛は生えず、ケロイド状になっていて痛々しく見える。


「いずれ、例えば…御結婚の際に妨げになるかと、今更ながら思っておりました。ルーリアの医学なら小一時間で完治するので…、」


「いいの」シェーレの言葉を、メイアリアの澄んだ声音が遮った。


 メイアリアは左耳の傷を撫りながら、頬を紅に染め、恥ずかしそうに微笑む。

 嬉しいことを考えているのか、彼女の尻尾がふるりと揺れた。


「これはね、この傷はね…。私の…命を救ってくれた人との…大切な思い出だから」




 ****



『城門、解放します。』


 真白な操縦席にシェーレの声が響く。


「シェーレ、皆に宜しくね。」

『…っ。殿下、矢張り私も御一緒させてください。五分…いや三分で【レガーラ】の出撃準備を致します。ですから…。』

「駄目。お願いよシェーレ。一人で行かせて。これは…命令です」


『…は…ぃ…』哀しげなシェーレの返事に、メイアリアは己が胸がずきりと痛むのを感じた。


「ねぇシェーレ…殿下じゃなくて、昔みたいに…行儀見習いで皇宮に来た時みたいに私のことを呼んで?私のことを見送って頂戴?ね?」


 メイアリアは、そう操縦席のスピーカーへと尋ねる。

 スピーカーの向こうからは返事は無い。

 しかし、暫く経って、


『…ああ、わかったよ…。行っておいでメイ…。危ない所には近寄るなよ。御飯は済ませたか?余り食べ過ぎるなよ、お前は大食いなんだから…。』


「ふふっ、ありがとうシェーレ。行ってくるわね。後は…お願い」


 メイアリアは目を閉じ、深呼吸一つして、操縦席の両脇に備えられた宝玉に手を添えた。


「ルリアリウム・レヴ同調…。メイアリア・コウン・ルーリア、騎皇士ロイアード”スファルツァンド”、発進します。」


 宝玉を握り締めると、柔らかな慣性が、メイアリアを漆黒の宇宙へ、そして眼下に広がる地球へと誘う。



「…ただいま…地球。ただいま…時緒くん…」



 頬を涙で濡らすメイアリアの独り言を知る者は、誰もいない。






 ****






 その日、一つの流星が地球へと堕ちていった。

 流星は燃え尽きることなく、光の尾を放ちながら引力にその身を委ね、落下していく。




 異星国家【ルーリア銀河帝国】が、地球へ戦争宣告を行う、その前日の事であった。





 続く

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