第4話 もしも愛してくれるなら

きみが、もし世界を愛してくれるなら。


いちばん好きな時間を待ってほしいのだ。

毎日来るけど、どうしても良いと思う時間を。

別に毎日来なくったていい。

誰かの側にいられるとき。

好きな人の声が聞けるとき。


世界が一番大好きだっていうことを、感じてみてほしくって。


なくたっていいんだよ、スキなものを見つける旅に出るんだ。


君が君を愛していないとしても、愛せるものを見るとき、

どうしようもなく魅力を持ってしまう君の瞳を、


もしも、君が愛してくれるなら、


それはとても素敵なことだと思うのだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ドロップ・ドロップ 登月才媛(ノボリツキ サキ) @memobata-41

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ