自覚のある罪と、無自覚の罪はどちらが重いのか?

ああ、言いたいことわかるなぁ! と、拝読していてひしひしと感じました。
丁寧な心理描写と、短い文章の中にもキャラクターがしっかりしていたので、「私」を通して見る「彼」がどういう人なのかが、ずっとブレなかったのが良かったです。

自己犠牲は美しい。そういう物語もあります。例えば、主人公が信念を貫き、人類の犠牲になる。
美談だとしても、問いかけたくなり、言いたいこともあります。そんな内容でもあるのだろうと勝手に受け取り、共感してしまいました。

是非、ご一読を。そして、この作品からのメッセージを、一緒に考えてみてはいかがでしょうか?