桜の花びらを背景に、主人公のぼくが過去へといざなってくれます。とてもやさしくて、あたたかい作品です。読み終わったあとに、ちょっぴりさみしさを感じてしまうほど、繊細な作品です。
春川 晴人(はるかわ はると)と申します。 よろしくお願いいたします。 現在は過去作品を一時的に非公開にしております。落ち着いたら、また公開するか…
夫が妻へ送る手紙のように物語が紡がれています。読み手にじんわりと沁みる話口調がまた感動を引き寄せました。兎に角、悲しい物語と思います。救われぬ作風としての完成度は高く、冒頭から静かな悲しさが漂…続きを読む
春のような優しさで語られる先に明かされる悲しみ。でも、その悲しみさえも、暖かな木漏れ日のような優しさで包み込む。しっとりと読ませる切ない恋のお話でした。
花は散る。 だけど、散るその瞬間まで、生を謳歌し、そして輝き続ける。 いや、散ったあととて、その鮮烈な美しさは思い出として人の心に刻むだろう…… …… ………… ……………… あれ…続きを読む
終始おじいさんの独白という形式で語られる、かすみさんという愛しい伴侶への想い。不器用なまでに真っ直ぐな慈しみが、とても胸に響きます。こんな風に想って、こんな風に想われて、凄く幸せな時間もあった…続きを読む
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