第2話Mメイド

『坊ちゃま、坊っちゃま、早く起きていつもみたいに私をムチで叩いてください!』

坊ちゃまに仕えるメイド アリサは叫んでいた


『いつもムチで叩いてないからね! 変な噂広がるからやめてくれる!』

『大丈夫です! もう他のメイドには広めておきました!』

『それ全然大丈夫じゃないよね!?』

屋敷中に響き渡るツッコミで坊ちゃまは今日も起床する



『ぼっちゃま、朝シャンにしますか?朝ごはんにしますか? それとも・・・アリサをムチで叩いてくれますか?』

ベッドから出た主をアリサは上目遣いで見つめながら、起床後の行動を提案する。


『時間がないから全部却下』

『ああ、第4の選択肢 放置! たまりません!』

言いながら主は玄関へ移動

そのあとをアリサがクネクネと身をよじりながらついてくる。


『それじゃあ行ってくる』

『はい。いってらっしゃいませ 早く帰ってきてアリサのムチムチの太ももを叩いてくださいね!ムチだけに』

『全然上手くねえよ!』


こうして坊っちゃまはメイドに送り出される

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