第53話

よく聞きますが、下のようなことがあります。


アイデアが降ってきた。

自動書記のように書ける。


こういうのよく言いますね。特にアマチュアの方。


馬鹿にしているのではないです。


実際わたしもそうだったから。


なぜか趣味で書いてるときほどこういう現象って起こります。


多分、時間に余裕があって自分の好きなものを好きなように書けるから。

後、引き出しにしまっているアイデアを出し尽くしてないから。


プロになるとそういうのができなくなります。アイデアを出し尽くすとなおさら。


たまに天才的で、書くもの書くもの、計算してないのにほっといても売れる人がいますが、そう言う人は例外。


大抵は凡人です。わたしも凡人。


なので、仕事でこういうの書いてくださいと言われたら、よほど意思に反してない限り書くことになると思います。


そういうときには神が降りてこないものです。


そこで書けない書きたくないという人は、


はっきり言ってプロじゃないです。


プロというのは お金をもらって仕事をする人 です。


好きなことしてお金までもらう人じゃないんです。


不本意で書籍を出すことになるなんてことはまずないです。


本にしたくなかったり、好きに書いていたかったら、断って辞退すればいいんですから。


それをしないで、お金もらうのに自分の好きなように書けないのはつらいというのは、甘えです。


愚痴ってもいいですが、仕事なのでやらないといけないことはあります。


大好きな作品を大幅に書き換えたり、削ったり。


ここでくじける人はプロに向いてないです。


あと、自分のアイデアが降ってこないから書けない。と言う人もプロ向きじゃないです。


アイデアは降ってくるものじゃないんですよ。絞り出すものなんです。


絞り出すためのコツを掴めば、仕事として書くこともなんとかこなすことができると思います。


わたしも絞り出すためのこつというか秘訣がありますが、教えない(笑)


多分、基礎を学べば、そう言うやり方も自然と学ぶから。


と言うわけで、書けないから辞めたいっていう人はプロ向きじゃない。


確かに売れっ子だけど、書きたくないから書かない人もいますし、自己肯定感が低すぎて自信がなくて書けないと落ち込む人もいます。


でも仕事だから書くときは書くんですよね。


そこで、書けないって言って逃げたら、プロじゃないです。アマチュアです。


だからプロになったばかりの人は覚悟するしかないです。


本出したら作家、じゃないんですよ。本を継続的に出し続けたり、作品を継続的に書いてお金もらう人がプロです。


ゴールは本出すことじゃないです。


なので、作家で食べていきたい、もしくは書くことでお金を得たいと思っている人はないところからアイデアを絞る練習をしてください。


それができたら、長く作家を続けることができます。

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