第3話
ただし、仕事となると、ジャンルや出版社からの要望が決まっている場合がほとんどです。
書きたいものを書いて提出して本になることはまず、
ありません。
出版社であれば、書きたいもののプロットや企画書を提出しなければいけません。
プロットや企画書というのは、
「タイトル」「全てのストーリー」「登場人物」が決まっている状態
でなければいけません。
こういう風な感じのものが書きたい。「いいでしょう!」ということは、絶対にありません。
仕事というのは、シビアですが、出版社が「売れる」「売れそう」と判断したものしか、使ってもらえないのです。
自分が書きたいと思うものは、書き上げたうえで粘り強く何年も出版社を訪ね歩くか、趣味で発表するしかないのです。
楽しんで仕事をすることも大事
ですが、
大好きなものを詰め込んだだけのもので、読者や出版社から「金銭」を受け取ろう
と思うのは甘いと言えるでしょう。
大好きなものを詰め込んだだけのものは、それを大好きと言ってくれる同志と分かち合う方が幸せだと思います。
仕事には好きとプロとしての仕事をやりこなすプライドが必要
です。
でも、編集者さんの言うことを全て飲むことがプロの仕事でもないので、なかなか難しいです。
ただ、ひとつ言えるのは、くやしいですが
編集者さんに自分の意見を通すためには、「実積」が必要
だと言うことです。
このひとは確かなものを書くという実績があればこその信頼を勝ち取らねば、楽しんで書くという基本が崩れるときもあります。
この壁の向こうを目指せないときは、楽しんで書く趣味を選ぶことも賢明だと思います。
辛酸を嘗めるのも楽しんで学べなければ、
きっと書き続けること自体が辛くなると思います。
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