2.草稿<推敲>1
まず、推敲ってなに? という方がいるかも知れません。
が、知ってる! もうやった! というかたがいたらここは飛ばしてもまったく問題ありません。
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前回、草稿とは、<推敲><校正>をまったく入れてない原稿のことです。
と説明しました。
<推敲>というのは、前回の説明のとおり、下記のことを言います。
1. お話が順番にわかりやすく並んでいるか。
2. 場面や人物の説明が適切な場所にあるか。
3. 説明不足、わかりにくい場面はないか。
4. もっと盛り上げられる場所に肉付けできないか。
お話をよりくわしく、もしくはわかりやすくしていく作業のものです。
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推敲の文字は、どちらも、「
いま、わたしは、文章という細かいくくりよりもお話全体を大事にしようと思いますので、言葉尻よりも、お話全体が面白くなるように、お手伝いできたら嬉しいです。
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さて、上記の赤文字の箇条書きですが、思い当たることがあるはずです。
わたしがさんざんプロットで書いたことを思いだしてください。
時間経過、描写など、おもに、世界設定に関しての説明を多く書いたかと思います。
なぜそうしたかというと、『書きたい』気持ちがはやると、なぜか、大概の人が心理描写よりも、物語のすじや情景描写、世界設定を書きたくなるからです。
わたしは書くなとは言いたくありません。
書きたいときはどんどん書く方がいいのです。
くどくなったら、くどいところだけ削除すればいいんですから!
でも実際、推敲とはそういうものです。二重に書き込みくどい説明になった場合は、きれいにまとめて簡潔にする。というのが、理想的です。
だけど、最初からそんな風にお話を書くなんてことは出来ません。
最初にお話を書く上で一番大事なのは、 自分が楽しいか それから 最後まで書くこと この二つです。
それ以上のものは在りません。
だから、この章で書くことはいつか試してみてください。
もしかしたら少しだけでも役に立てるかも知れません。
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草稿を寝かせて、久しぶりに読んでみると自分の作品が、もし、ものすごく恥ずかしい、なんて変な文章だ! と思ったかたがいたら、反対に喜んでください。
あなたは確実に目が肥えて、文章が上手くなっている可能性があります。
お話を寝かせているあいだに、あなたはいろんな作品を読んでいたかも知れません。そのいろんな作品のいろんないいところを吸収できたのかもしれないのです。
だから、はずかしい、下手くそだ! と思わずに、お話をもっと面白くするために頑張ってみましょう。
そう思っているあなたなら、「ここが変」「もっとこうしたらいいのに」「ここは意味がわからないな」そういうことがわかるはずです。
お話は一度書いただけで完成ではないのです。お話はいくらでも形を変えることが出来、まるで宇宙のように完成品になることはありません。終わりがないのです。
いまのあなたができる最高の作品にすることができるかどうかは、あなた次第、と言うことです。
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では、もうすこし、推敲の説明をしていきたいと思います。
※追記
何年も書いてきて、本とかも出して、人からプロだねと言われても、やっぱり完璧なものが出せる作家というものはいないといいます。どこかしら重複したり、表現がよろしくなかったり、描写不足過分だったり。
なので、そのために作家には編集者がいます。
皆さんにはそういったことを指摘してくれる編集者が存在しません。それなのに面白いものが書けているのならば、それはすごいことなんだと自負していいと思いますよ。
※追記
お話を書いていて、どうして脇役のほうが目立つという悩みがある人がいたら、主人公の性格をもう一度考えてみてください。目立たない主人公には役割がある場合もあります。もしくは単純に性格付けに問題があって、脇役に押されてしまっているかもしれないです。そこを間違えてしまうと、読み手は主人公がわからなくなるかもしれないです。
参考になる目立たない、影から支えてる主人公は「涼宮ハルヒの○○」です。面白いですよ。
または、主人公を外から描写する、ナレーションとしての役割を持つシャーロック・ホームズの中のワトソンくんでしょう。
そのどちらでもなければ、あなたが今書いている目立たないキャラは主役に向いてない可能性があります。
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