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 ――ええ、ええ。

 そうです。かくして二人は通じ合い、見つめ合い、新たな約束を胸に、それぞれの道を力強く歩き始めました。

 いつかの未来、二つの道が交わることが許される瞬間を信じて。

 決して後ろを振り返ることなく、大きな希望と、一抹の不安を胸に。



 ……もしも。

 もしもこの二人の物語を希望ある未来に続くと信じていたいのであれば、あなたはここでこの作品を読み止めるべきでしょう。

 これはこれで、余韻深い結末だと言えるはずです。

 しかしここから先に進むなら……思い出すことになる。

 私が何を、貴方に見せようとしていたのか。



 そう、ジュヴナイルはまだ終わっちゃいない。

 『少女は黄昏(ソラ)へ翔んでゆく』。

 舞台は4年後、2022年の秋。

 運命の時は、いつだったのか。もはや誰にも分からない。

 ただ、ああ――罪と向き合うべき時が来た。

 第四幕――『虚ろな約束』!

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