初々しいすれ違いに胸がチクリと…

まず『月と太陽のたまご』というタイトルが良いですね。
幼い子供ならではの視点がそこにあり、しかしどこか詩的でもあり美しい表現。
子供だからこそ、どうして良いか戸惑ってしまい、何故、そんな行動に出てしまったのか成長してからも分からない……そんな記憶は多くの人に一度や二度はあるのではないでしょうか?
何となく自分の過去も思い返させてくれるお話でしたね。
そして思春期になってからの複雑な心情。すれ違ってしまったと分かって悔やまれる……。あると思います。
願わくば、彼らの未来に幸あれ。
そんな思いを胸に読み終えました。

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