第24話サヨウナラ

出川と病室に戻るとツカサが自分のこめかみに銃を当てていた。


「ツカサ!」


「あ、戻って来たんだ。」


ツカサは、銃を出川に向けて冷たい表情をして撃った。


出川は、体を捩らせて倒れた。


「ツカサ!止めろ!」


「良いんだ…ツカサに殺されるなら本望ってやつだ。」


僕は、倒れている、出川の前に立った。


「僕は、ロボット人間。撃っても死なない!さあ!撃てよ!」


悪夢から醒めたようにツカサは銃を投げ捨てた。


そして倒れてしまった。


出川は、死んだ。


僕は、ロボット人間。泣いたりしない。


しかし、溢れる涙は何だろう?


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