大江山を越えたい人

十訓抄にある大江山のエピソード。
教科書で習ったことのある人も多いのではないでしょうか。

このお話は和泉式部側ではなく、相手の定頼目線で紡がれています。
授業で習ったお話の裏エピソード。

ほんのちょっとマヌケな奴だと思っていたのが、乙侍従の最後の「あんぽんたん」でがらりと印象が百八十度大回転。
定頼のマヌケさは、彼の軽快な口ぶりが拍車をかけて、良い笑い者です。

───乙侍従のほんのちょっぴりの淡い恋心を添えて……

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