21話  映画


「吉田センパイ、ポップコーンは食べる派ですか?」

「分からん。そもそもあんまり映画館に来ないしな」

「えー! 近くにあるのにもったいない!」


 なぜか、三島と一緒に、駅前の映画館に来ていた。

 駅前でばったり三島と出くわし、何故彼女がこんなところにいるのかと訝しんだが、どうやら駅前の映画館に映画を観に来ていたようだった。

 聞くところによると、三島は俺の最寄り駅から3つほど上り方面に乗った駅に住んでいるのだという。初耳だった。

 だが確かにそのあたりに住んでいるのだとしたら、最寄りの映画館はこの駅になるのかもしれない。


「吉田センパイは何してるんですか。こんなところで」

「することがなくてブラブラしてる」


 そう答えた瞬間に三島の目が輝いて、気付けば映画館に連行されていた。


「いやぁ、ずっと観たかったんですよこの映画。でもなかなか休日の予定を映画に割けなくて。ようやく来られました」


 三島はしまりのない笑顔を浮かべながらフードを購入する列に並んでいた。俺は特に何も買う予定はないが、なんとなく三島に付き合って隣に立っている。


「どれを観るって?」


 壁にずらりと貼ってあるポスターを眺めながら訊くと、三島はフードカウンターの壁に貼ってあるドリンクメニューに目をやりながら片手間に答えた。


「『重い男』って映画です」

「げほっ」


 咳が出た。

 今朝の夢を一言で言い表したようなタイトルに、苦笑が漏れる。狙いすましたかのようなタイミングだ。


「それ、面白いのか」

「いや、観てないから分かんないですよ」

「面白そうなのか」

「うーん……」


 三島は依然としてドリンクメニューを渋面で睨みつけたままだ。


「面白い、っていう感想が出る映画かどうかは分からないですね。ただ、興味はあります」

「そうなのか」


 そういえば、神田先輩も映画が好きだったな、と思い出した。

 思い返すと、あの人と別れてから、一度も映画館に足を運んでいないような気がする。

 彼女は映画を観ると、決まって、数分間は無言だった。正確に言うと、映画館を出るまで。エンドロールが終わって劇場内に電気が灯ると、黙ってすくっと立ち上がり、すたすたと劇場を出てゆくのだ。慌ててついて行ったのを覚えている。そして、映画館を出ると、必ず、こう言った。


「あー、面白かった」


 俺には、映画の良し悪しはよく分からなかった。もちろん、面白いと思う映画もあった。しかし、だからどう、というわけでもなくて、俺が映画に行く理由は、単純に神田先輩とデートがしたかったからだ。

 俺は、「あー、面白かった」と言ってから遠くの空を見つめる神田先輩の横顔が、好きだった。


「吉田センパイ。前、前」


 気付くと購入列は少し進んでおり、三島と俺の間に2名分ほどの隙間が出ていた。慌てて背後を見ると、数人が「早く進めよ」というような目で俺を見ていた。いそいそと三島の横まで歩いてゆくと、三島は片眉を上げて言った。


「なーにぼーっとしてるんですか」

「いや、悪い」

「昔の女のことでも思い出しました?」


 ぎょっとして三島を見ると、にまにまと口角を上げている。


「分かりやす」

「いや、思い出してねぇよ」

「吉田さんにも彼女がいたこと、あったんですねぇ」


 ものすごく失礼なことを口走ってから、三島は何食わぬ顔でドリンクカウンターに足を進めた。


「ジンジャーエール、Lサイズで。吉田センパイは?」


 もちろん飲むだろう、といった顔で、当然のように訊かれたので俺も「あ、え」と間抜けな声を上げてドリンクメニューに目をやった。


「ウーロン茶で。一番小さいやつ」


 スタッフは笑顔で注文を復唱して、ドリンクを注ぎにサーバーへと歩いて行った。


「もしかして、頼まないつもりでした? だったらすみません」

「いや、いいよ。途中で喉渇くかもしれないしな」


 三島が俺の顔色をうかがうのは珍しいなと思いながら、返事をする。まあ実際、ドリンクを注文する気はなかったのだが、咄嗟に断れずに流れで注文したのは俺だ。三島を責めるのはお門違いだろう。


「ウーロン茶、ちょっと意外でした」


 三島が肩をすくめて言った。


「ビールとかかなって思って」

「お前の中で俺はどういうイメージなんだよ」


 俺が苦笑すると、三島は可笑しそうにけらけらと笑った。そうこうするうちに、スタッフがドリンクを持ってカウンターに戻ってくる。


「750円になります」

「へい」


 俺は財布から千円札を取り出して、スタッフに手渡した。俺はお釣りを受け取り、三島はドリンクを両手に持ってカウンターを離れる。

 腕時計を見ると、上映まではまだ少し時間がありそうだった。


「三島、トイレ行きたいんだけど」

「ちょちょ、待ってください」


 トイレに向かいかけた俺を三島が制止した。三島はロビー備え付けの小さな、背の高いテーブルにドリンクを置いて、自分の財布を取り出した。そして中から500円玉を出して、俺に差し出す。


「私の分です」

「え、いいよ別に」

「いいよ別にじゃないですよ! なんで私が飲む分を吉田センパイが払うんですか! 意味が分からない」


 三島はぐいぐいと俺の胸に500円玉を押し付けてくる。めりこんで痛かったので、とりあえず受け取った。


「暇つぶしに付き合ってもらう礼のつもりだったんだが」

「映画に付き合わせたのは私でしょ」

「でも俺、やることなかったし」

「それは、いいんです、どうでも」


 三島は首を横に振ってから、俺の目をじっと見据えて言った。


「私、彼氏でもない男に奢られるのは嫌なんで」


 彼氏には奢らせるのか。


「今吉田センパイが私の彼氏になるなら、奢られてあげないこともないです」


 俺は黙って500円玉を小銭入れにしまった。

 三島は失笑して、すぐに思い出したように「あ」と声を上げる。


「トイレ行くんですよね」

「ああ、そうだった」

「上映まではまだ時間ありますけど、開場はもうすぐなんで、急いで急いで」


 三島に急かされて、俺は早足でトイレに向かった。


 小便器の前に立ちながら、これから見る映画のことをぼんやりと想像した。

『重い男』。

 今朝見た夢の内容をはっきりと覚えているだけに、妙に映画の内容が気になった。

 せっかく久々に観る映画なのだから、楽しんで見られるものが良いなぁ、と思う。






『ただでさえ身体も重いってのに、心まで重くてどうすんの』


 主人公の姉貴分である“ひろみ”が、主人公である“てるお”に言った。


『男はね、愛した女を放し飼いにするくらいの心を持ってないとダメなの。あんたの目の届くところに女を置いて、安全に、安全に、可愛がって。それってそんなに重要なこと?』


 畳みかけるように、ひろみは言った。

 てるおは、下唇を噛み締めながらその言葉を聞いている。


『そんなんじゃダメ。束縛じゃなくて、愛で、あの子を繋ぎとめなさいよ。一緒に生きていくっていうのは、そういうことよ』


 ひろみの言葉は、力強かった。

「束縛ではなく、愛で、繋ぎとめろ」というセリフも、きっと、この脚本を書いた人の最も言いたいことなのではないかと思うほどに、鮮明に頭の中に響いてくる。

 そして同時に、ひろみの言葉は、俺の胸に直接刺さってきた。

 映像を見ているのと同時に、脳内で、またあの言葉がフラッシュバックした。


「あたしは、そんなに大事にされるのを求めてるわけじゃない」


 神田先輩はそう言った。

 彼女は俺に、何を求めていたのだろう。大事に扱われない方が、良かったということなのだろうか。今となっては、もうそれを確かめる術はない。


『もっと身軽になりなさい。あなたがそんなに重いままじゃ、女は自由に生きられない』


 ひろみは、『自由』と口にした。

 男は、女を自由に生きさせないといけないのだろうか。ふと、そんなことを考えた。

 男だって、自由に生きたい。

 好きな女性を大切に可愛がることも、また『自由』ではないのか。

 次々と疑問が湧いてきて、俺は映像と自分の思考の間で、行ったり来たりを繰り返した。





 エンドロールが終わり、劇場内がぼんやりと明るくなった。

 考えることが多すぎて、少し脳が疲れた感覚があった。

 三島はどういうふうに、この映画を観たのだろうか。少し話でもしようかと思って隣を見ると、三島はもう何も映っていないスクリーンを見つめたまま、感情の読めない表情を浮かべていた。少し、どきりとする。

 声をかけようとしたところで三島が突然立ち上がった。無言のままササッと荷物をまとめ始める。

 この光景に、見覚えがあった。

 神田先輩の、映画を観た後の所作とそっくりだった。

 三島は俺のことなど気にせずに荷物を持って、劇場を出ていく。俺も慌てて立ち上がって、その後を追った。

 なんとか追いついて、隣を歩いたが、三島は無言のままだ。彼女の目はしっかりと前を見ているが、どこか遠くを見ているように、意識の籠っていない様子だった。おそらく、映画のことを、考えているのだ。そんな様子も、神田先輩によく似ていた。

 二人、無言のまま映画館を出る。

 三島は映画館を出た途端に歩みを止めて、腕をぐいと上げて、伸びをした。

 俺はその横顔をつい、じっと見てしまう。

 彼女が今にも、「あー、楽しかった」と言うのではないかという予感に、とり憑かれる。

 三島はぐいと顔をこちらに向けた。そして、口角をくいと上げて、言う。


「吉田センパイ、映画、面白かったですか?」

「あ? ああ……」


 まさか自分に対して質問が飛んでくるとは思わず、間抜けな声を上げてしまった。そして、少しだけ彼女の言葉に、勝手に失望した。このタイミングで彼女が「あー、楽しかった」と言ったとして、だから何だ、という話ではあるのだが、俺は完全に、その言葉を期待していたのだ。


「まあ、面白かったかな。考えることが、多かった」

「そっかぁ」


 三島はうんうんと頷いて、すっと空を見上げた。そして、口ずさむように言った。


「私は、ちょっと期待外れだなって思っちゃった」


 怒っているようでも、がっかりしているようでもなく、穏やかな表情で、彼女はそう言った。言葉の内容と、彼女の表情の差に少し違和感を覚える。


「期待はずれって言う割には、怒ってる様子じゃないよな」

「そりゃそうですよ。怒るとか、そういう話じゃないでしょ」


 三島は手をひらひらと振って、片眉を上げた。


「私が期待してたものとは違ったってだけです。映画監督が作りたかったのは『あれ』なわけだから、怒ったってしょうがないでしょ」

「しょうがなくても、怒るやつはいる」

「私は、怒るやつじゃないんです」


 三島はくつくつと笑って、言葉を続けた。


「吉田センパイは知らないと思いますけど、あの作品のキャッチコピーは『重い男と軽い女。二人の行きつく先は』だったんですよ。だから、てっきり、二人が離れたり、歩み寄ったりして、良い結末を作り上げる話なのかと思ってて」


 三島はそこで視線をすっと地面に落とす。「でも、違ったなぁ」と続けた。


「軽い女は、なんか、軽いっていうよりは『身勝手』って感じだったし。重い男は、今まで重い考え方貫いてきてたはずなのに“ひろみ”の他人目線の説教であっさり気持ちが変化しちゃうし。おまけに、あの結末ですよ。要は主人公が『俺が、もっとお前が生きやすいように変わるよ!』って言って終わりでしょ」


 明らかに、映画に対する失望を語っている内容の発言だというのに、三島は少し楽しそうだった。それだけの熱を持って、あの作品を観ていたということだ。


「お互いが歩み寄る話かと思ったら、男の方が全部飲み込んで終わっちゃった。なんか、ハッピーエンドなんですけど、私はあんまり納得できなかったなぁ」


 そこまで一息で語って、三島ははっと顔を上げた。


「あ、なんかすみません。一人で熱くなっちゃって」

「いや、いいよ。お前、映画観るのほんとに好きなんだな」

「好きじゃなきゃわざわざ来ないですよ」


 それも、そうだ。少し、胸がちくりと痛んだ。

 俺は、映画にさして興味はなくても、恋人とのデートを目的に映画館に足を運んだことがあった。それが悪いことだとも思わないが、純粋に映画を楽しんでいる人間を目の前にすると、妙に後ろ暗いことのように思えて、少し恥ずかしくなった。


「吉田センパイは、どう思いました? あの話」


 訊かれて、俺は言葉に詰まる。


「あー、どう……って訊かれてもな」


 ぽりぽりと頭を掻いて、視線をうろつかせてしまった。


「いろいろ、考えることはあった。ただ、面白かったかと訊かれると、面白くはなかったな。俺はどっちかといえば、主人公に同情しちゃってたしな」

「あはは、絶対そうだと思った」


 三島は可笑しそうに笑ってから、俺を指さして言う。


「吉田さんも、重い男ですもんね」

「……そうかもな」


 俺は曖昧に頷いた。そして、自然に訊いていた。


「重い男って、やっぱり女から見たら鬱陶しいんだろうか」


 訊くと、三島は一瞬目を丸くしてから、失笑した。


「もしかして吉田センパイ、誰かにそう言われたことあるんですか? 『重い男だ』って」

「俺のことはいいだろ……で、どうなんだよ」


 俺の返答に三島は肩を揺らして、何度か首を傾げた。


「ううん、結局、相性だと思うんですよ。ああいう男性が嫌いな人もいれば、好きな人も同じだけいるんじゃないかなと思います」


 三島はそこまで言ってから、俺をじっと見た。


「誰に何を言われたのか知りませんけど、吉田センパイはそのままの方がいいですよ、絶対」

「そうかな」

「そうですよ。吉田さんは重苦しいくらいの優しさが最高なんです」

「褒めてんのか、それは」

「褒めてますよ」


 三島は一瞬目を泳がせてから、再び俺を見つめた。


「私、吉田センパイみたいな人、好きですよ」


 真っ直ぐ見つめられてそんなことを言われるのは妙に気恥ずかしさがあって、俺はすぐに目を逸らしてしまった。


「お前さ、その、そういうの、やめたほうがいいぞ」


 手を横に振って、そう言うと、三島は首を傾げる。


「そういうのって?」

「すぐに、『好き』とか言うの。勘違いするやつは、勘違いするぞ」


 俺が言うと、三島はぴたりと動きを止めて、小さくため息をついた。


「……吉田センパイ」


 三島はじとっとした目線を俺に投げつけた。


「なんだよ」

「吉田センパイって、重いとかそういう以前に」


 三島は肩をすくめて、言い放った。


「普通に、馬鹿ですよね」

「は?」






 その後、カフェに入り軽食をとりながら映画について少し語ってから、解散になった。休日を沙優以外の誰かと過ごすのは久々だったので、なんとも不思議な気分になりながら、帰路を歩いている。

 カフェで、三島が言った言葉を思い出す。


「人付き合いって、『擦り合わせ』ですよね。だから、どっちかが頑張って変化して、それで丸く収まりました! っていうのが正解だとは私は思えないですよ」


 コーヒーに大量に砂糖を入れながらそう言った三島の言葉には、妙に熱がこもっていた。


「お互いに、相手とうまく付き合っていくために、あるところはぶつかり合ったり、あるところは妥協したり、そういうのが『コミュニケーション』だと思います。それができないなら、いや……それをしようと思わないなら、長く付き合っていける相手じゃないってことなんじゃないかな」


 紙の筒に包まれた砂糖を2袋もコーヒーに入れて、三島はにこりと笑った。


「その点、吉田センパイはいいですよね。絶対ぶつかってくるもん」

「それはいいけど、さすがにそれは入れすぎだろ」


 途中から砂糖の量が気になって、話半分だった。



 神田先輩が卒業して、連絡がとれなくなってから、何度も思ったことがある。

 俺がもっと先輩のことを理解していたなら、彼女は高校を卒業しても俺とずっと付き合ってくれていたのではないか、ということだ。

 だが、三島の言葉を借りるとすれば、きっと、先輩も俺に歩み寄るべきだったのかもしれない。それができないほどには、俺と先輩は、大した結びつきではなかったのかも、しれない。

 ただ、一つだけ言えるのは、あの時の俺は本当に、神田先輩に惚れていたということだ。それだけは、変わることのない事実だった。


「こういうとこだな」


 一人呟いて、苦笑した。

 こういう思考が、そもそも『重い』ということなのだろう。俺は、入れ込んだ女のことをなかなか忘れられない。いや、思い返せば、女のことだけではなかったように思う。入社当時に俺に仕事を仕込んでくれた先輩が次々と部署を移動していった時も、彼らの仕事ぶりがなかなか忘れられず、仕事の遅い同期や先輩にひたすらにイライラとしていたのを思い出す。

 過去を切り捨てられないのは、俺の悪いところだと思う。


「誰に何を言われたのか知りませんけど、吉田センパイはそのままの方がいいですよ、絶対」


 三島はそう言ったが、自分ではまったくそうは思えなかった。


 もやもやと思考を巡らせながら歩いているとあっという間に家に着いた。

 鍵を回して、ドアを開ける。


「お、吉田っち帰ってきた! 沙優チャソ、吉田っち帰ってきた!」


 居室に堂々と座り込んで、あさみが声を上げた。沙優はベランダに洗濯物を取り込んでいるところだった。


「あ、お帰り。ごめん、あさみ連れてきちゃった」

「謝ることじゃないじゃんね。もう吉田っちの家はウチの第二のホーム的なところあるし」

「いるのは構わねぇけどもう少し遠慮しろ」


 ぺろりと舌を出すあさみに苦笑しつつ、靴を脱ぐ。


 家に帰って、すでに人がいるというのは、妙に安心した。

 一人だったら、きっと昔の事やらなにやらをぐるぐると考えてしまっていただろう。


「沙優、夕飯だけど、今日はピザの出前でも取るか」


 俺が言うと、沙優は目を丸くして、あさみは目を輝かせた。

 映画にカフェに、それからピザ。

 一日の出費としてはかなり痛い方だが、たまにはこういうのもいいだろう。

 金を使って、人と会話をして、美味い物を食って。

 とにかく、昼の夢を頭から追い出したかった。


 だが、忘れたいと思えば思うほど、頭の片隅で、その記憶が主張を強くしたのだった。







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