非日常(彼女)の世界4

abnormalその4《《》》


人間が死ぬときはその人にしか分からないことがある……


では…


殺した時の基準はなんですか?

心臓が止まった時か?

その人を他の人が忘れた時?


人と物は明らかに違います。


例えば。あなたが付き合っている人が

いるとします。長年付き合ってきてので男女としては性行為をしたくなってきます。片方が性行為をしたいと考えます。そして相手に持ちかけます。

そして、相手は断るのです。

「したくはないと」


ここで持ちかけた方は思います。

私ではダメなのか?と…

その瞬間。

疑念が生まれ…否応無く

どちらも「物」としてのタグがつくのです。

あの人は性行為がしたいだけで付き合っていた。「物」

あの人は性行為ができないただの

「物」

もちろん…こうはならないのは人によってです。

この話は例です。

これ以外にも人が物のタグがついてしまうことは世の中に溢れかえっています。あなたも一度は感じたことがあるはずです…なんで思い通りにならない…なんで。こんな奴に…とか


人と物。


人を殺すときは相手を錆びついた看板と思って殺す


その時相手は人ではない。

ただのものと化す。


相手を殺すとき。相手は……

人。物。になる。


そして自分も物と化す







俺。「答え合わせだ」

?「ああ。よく分かんないけど」

俺。「まず、質問だ。」

?「質問かよ!?(笑笑)」

俺。「まずさ、お前、カルマの名前は知ってて能力しらない?あれは嘘だろ?」

?「それはなんでだ?」

俺。「まず。俺は今の問題から一度、

離してお前のことを考えた。」

?「それで」

俺。「まず、教授の話をきいてさらに

かなこの正体を知って思った…

「普通」…みんな知ってるんだ…て」

?「……」

俺。「で。まぁさ、考えたんだよな…

なら、俺も知ってはずじゃないのか…てなぁ?俺?」

?「……フッフッフッ。…まぁさ。気づいたはいたんだ…僕が君の思考を読み取れないと分かったあたりから…バレてるかな〜〜て(笑笑)」

俺。「…」


僕。「そう…僕は君だ…そして僕は君

だ…けど何故そう思えた?」


俺。「俺も納得いかなかったけど

かなこに変わったと言われたあの時

に気付かされたんだ…俺は元の俺ではない…とね。」


僕。「…なるほどね…僕はさ…教授に殺される前までの君なのさ…」

俺。「へー…やっぱかぁー」

僕。「……自分とはいえ、えらく落ち着いてるね」


俺。「驚いてないわけじゃないだよ。

ただ。それくらいしか考えられなかったんだ…あとは神様?とか…」


僕。「神か(笑)まぁ。それくらいしか考えられないよな…(笑笑)僕だもん!!(笑)」


俺。「じゃあ。聞いていいか?

「ウォーカー」の意味とカルマを」


僕。「僕は「普通」が嫌だった。」

俺。「ああ、…嫌だった。」

僕。「だから。僕は自分の世界を変えたい…そのために支配者になりたい…

世界を滑り歩くものになりたい。

これがウォーカーの真の意味だ。」

俺。「それならルーラーじゃないのか?」

僕。「そうだ。だか、君の本質とはその言葉は合わないんだ解釈的には。けど能力は

ルーラー(ruler)であってる。」

俺。「支配者…か…てことは…」

僕。「万物を支配することが

出来るよ。ただ、条件はいくつかある。」

俺。「条件…」

僕。「1つは生死を変えることは出来ない。これは魂が肉体から離れた場合は支配する事は出来ない。」

俺。「まぁ、お前がいるから魂の存在は否定はしない。じゃあ、」

僕。「とりあえず、全部聞け。(笑)

2つ目は人と物だ。物は触れるだけで

いい。問題は人。人の場合対象者の体の一部を5分以上。触れ続けて居なければいけないということ。

最後に3つ目。支配出来るのは半径50メートル以内である…あ、あと、

能力自体は本人の精神力が力になってるから本気でやらないと支配が緩くなるからね。」


俺。「最後とかいいつつ最後じゃねー(笑)けどな、なるほどね…少し分かった気がするわ今の状況。」

僕。「そっか。で、カルマなんだけどね…」

俺。「そうだ…ぶっちゃけそっちのが気になる。」

僕。「君のは…えっとね……」

俺。「勿体ぶるな!教えろよ。」

僕。「んー…僕たちのはね…「非日常に存在すること…」

俺。「…・・・・」

僕「…・・」

俺。「どーりで死なない訳か。」

僕。「だから言わなくても平気だったんだよ!……でも意識はしててね。

間違っても日常的になり過ぎないことだ。」

俺。僕。「……分かったよ。

それじゃ。

僕。俺。!」



……………

………

……



志保「おーい。大丈夫〜!おーい。」


僕。「………教授…」


志保「どうだったの?」


僕。「おすわり!!」


ストッンと志保はおすわりをした。


志保「え。え、え、えええー!?…どうゆうこと?体が勝手に動かない…」


僕。ニヤリ「大体、分かったんでオッケーです。」










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