日常(普通な僕)の脱線 2

normalその2。《《》》

15日後

入学式。

前もって買っといたスーツを着て

入学式に出た

大学だけあって人の数が凄い…

色々、話が終わり式が終わると

親が着て写真を撮った。

あー…普通だな…。


そんな中

ふと、あの子の事を思い出した。

あの歓迎会で会ったあの子を。

また、人混みを探した。無作為に

思ったままに。


……たまにあるやつだ

意味も。もちろん見つかるはずもないのにほんの少しの期待だけで…本能的に探してしまう…




そして……見つけてしまった。あとあとこの日だけは運が良くなかったと

思った…

校舎の端の方の桜の木の下……ベンチに1人で…

彼女は顔を真っ赤にして座っていた。

何故か、この時、前は話しかけ難いと言ってたはず彼女に見つけてすぐ話しかけてしまった。

僕。「顔……赤いですけど大丈夫ですか?」


彼女「ん〜んん…?大丈夫ぅ!大丈夫

ぅ!…んふっ……ふふっ…」


あーこれは出来上がってる…


彼女「んーおっぱいおっぱいぃーーぃwww(笑)」

彼女は自分胸を手でゆすりながら笑っている…


え…えぇぇぇ…ちょっと…

ついてけない…え痴女?

まぁ、とりあえず


僕。「大丈夫じゃ…なさそうですね(汗)(汗)…

教授呼んでくるんで待っってて下さいね?」


彼女「ふぁーぁい…待って

マァースw」

教授を呼び行こうと辺りを見回して

ふと思った…

…………

………

……

… …… !??

あれ……?お酒入ってる?

てことは学生じゃない……だいたいイメージがかなり変わったんだかおい!

あまりに最初清楚なイメージだったため俺の中で何かが崩れた…そんな感じだった。

教授「志保君こんなとこにいたのか!!酔ってフラフラ出歩いて…

っと

えっと、君は……」

僕。「あ、えっと…この方が顔を赤らめていたので大丈夫かな?と思いそれで…」

なんか、悪いことしてないのに悪いことしてる気になった……

教授「そうか、介抱していてくれたんだね…申し訳ない…お恥ずかしいところを…ありがとう!」

僕。「いえ、別に特に何かした訳ではないので…」

教授「まぁ、何はともあれありがとう!」

彼女を担いで教授は大学のキャンパス内に入っていった。


2人の姿がなくなった後

僕は整理した。


彼女は教授である。

名前は志保。苗字は不明。

酒癖はあまりよくない…。

電車で大学まできている。

謎の道を使っている?。


……とりあえず、今日のことは覚えておこう(笑笑)…色々、と話をする口実になりそうだ。

この日はそれっきり家にまっすぐ帰った。


今思うと…

この日の初対話は

今後の話をどんどん加速させていき

あのアホみたい状況になる。

その前兆だったのかもしれない。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る