別世界

いくま

別世界

寝て起きたら別世界。

なんて、都合が良いことあるわけない。


だから、僕は毎日を別世界だと思うことにした。


同じ明日はやってこない。

同じ昨日なんてありはしない。


毎日が別のことで溢れていて、絵の具をぶちまけたかのように鮮やかで黒い。

僕はそれに気づいていない。



24時間しかない今日を、どうやって生きるかは僕次第。


僕はずっと立ち止まっていた。時間においてけぼりにされて、周りの人にもおいてけぼりにされて。今日の僕はひとりぼっち。


でも、今日は、僕が一歩を踏み出すチャンスかもしれない。

そんなに気がする。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

別世界 いくま @kicho_ikuma

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ