おきまりのぱてぃーん

とりあえず退院出来たものの、あの人には今度お礼の品を持ってかないとだよな〜


「ゆらりゆらりこの心はひらりひらりこの魂はくらりくらり…はぁ、こんなつまんないんじゃ人間界に来るんじゃなかったぁー」


「僕迷子なの?大丈夫かい?さっきから俯いているけど」


「迷子じゃないぞ。って僕って私は女だぞ。

どう見ても女の子じゃないだろ」


やっべー、まじで男の子かと思ったわ。この女の子傷ついてないかな。このお年頃の子どもは割とデリケートだから。


「ああ、ごめんごめん。どうも胸がないもん…ってあれだよ?服が凄いきつそうってことだよ!!それに子供はまだまだ成長するからな笑」


「気遣ってくれてるのか。それは、ありがたい。それはそうと私を貴方の家に泊めては頂けないだろうか?」


この子気づかないのな。俺が胸がないって言っちゃったのに。いつもなら千佳とか柚希がツッコんでくるのに…

ぐ〜まったく調子狂うぜ。


「ってお家?俺の家は親もいるし、それに君の親御さんだって、ね?」


「そんなの関係ないわ。わたし君の部屋に泊まるから。決定ね」


「よし、君に決めた。モンスダーボール!」


「なに、言ってるの、さっさと行くわよ」


なんでこいつ俺の家しってんだよ。

俺の家に女の子がくるのか!!!

まあでもここら辺に詳しそうだし、柚希をさらった悪魔について見てないか聞いてみるとするか。

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耳パクしてくる妹のことなんて好きじゃないし。 araran @araran

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