お誕生日の約束

今日は高校2年になって初めての登校日だ。いつもと変わらない道。学校は自転車で登校できる距離にある。そしていつもは千佳と登校するのだが…


「だーかーら兄ちゃんはあんまお金ないの」


「おにちゃんのいじわる〜」


「だいたいあんなゲームのメモリーロッドなんて買ってなんになるってんだよ」


「うっうっ」


「おいっ、泣くなよ」「…ったく、わかったよお誕生日になったら買ってあげるよ。だからそんまでは我慢しろよ」


「…ほ んと?うん!!だって柚希おにちゃん好きだもんっ」


「そのメモリーロッドってやつは私には買ってくれないのかしら」


「なんでお前も欲しがってんだよ笑」


「べっ、別にほしくないわ」


まあとりあえず今日は柚希の中学デビューだ!俺の学校は中高一貫で柚希はそこにはいるわけだ。これで柚希も中学生ってわけだ。今日はなにも悪いこと起こらないでくれよー

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