第四章…「フェリスの剣。」


 軍と言えば、きっちり整列して一糸乱れる行進とか、教官の怒号が飛び交う中で兵士が戦闘訓練してる…とか、そんなイメージがあるというかあった。

 実際にそういう場面を見た事がある訳じゃなく、あくまでテレビなり映画なりで見た所からくる先入観なんだけれど。

 でも、イクシアが軍生相手に戦闘してた時は、それに近いモノを感じた。

 その日は軍の方へ行くと言われ、いざ到着してみて軍の光景を見た時、そんな先入観が風に吹かれた砂のように、どこかへと飛び去って行った。

 不名誉な呼び名…平和ボケ島…なんて言われている理由を、垣間見ているような…そんな印象だ。

 私みたいな新兵でもわかる。

 面持ち、表情、目で見てわかる部分からして、本島とここでは違う。


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 すれ違う兵士の人達は、まるで商店街で知り合いに話しかけるように優しい表情をしてきて、そこから意志の違いを感じる。

 訓練場の横を通っても、そこで訓練している兵達のやる気は、意気込みに欠けるというかなんというか…、本島の方と同じ訓練を行っているだろうに、そこには力強さが無い。

 …にも関わらず、息を切らし、動きが鈍って、周りと動きが合わなくなる者がいたり、疲れたからと列から外れて隅っこで休んでいる者がいたり…、馬鹿っぽい感想になるが、この軍は大丈夫なのか…とか、弱そうだ…といったモノが率直な意見として頭の中に出てくる。

 そりゃあ、軍生から兵に上がり、最初に配属される場所で、今までよりも一応訓練内容もハードになる…、それにしてもこれは酷いが。


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 イクシアの戦闘訓練が基準になっていたから、余計にそう感じているだけかもしれないけど。

「フェリはあんなになるなよ」

 訓練場の様子を見ながら歩いていた私に、その隣を行くイクシアが不満げに呟いた。

「軍生とか、ここの軍基地とかは、あくまで踏み台。基準じゃなく最低限度の落第ぎりぎり地点。こんな所で詰まるようなら、敵兵じゃなくてウチが軍から追い出してやる」

「また物騒な…」

 俺はともかく、私の体は体力とかそれなりにある。

 それはイクシアの訓練で嫌という程思い知らされた。


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 息が上がり始めるタイミングからして、俺とは全然違うし、この体力ならフルマラソンだって平然とクリアできそうな程だ。

 まぁこの軍でどういった訓練をするのかを見てみないと、不安はあるけどさ。

「大丈夫ですよ、フェリさん。イクはせっかくできた張り合いのある相手にいなくなってほしくない…んぐっ」

「ちょっ、フィーっ!」

 言葉を繋げようとするフィアに対して、ものすごいスピードでそれを遮るイクシア、後ろから抱き着くような形で彼女の口を塞ぎ、こちらからの視線に対しては、気まずそうにそっぽを向いた。

「そんな心配してくれなくても、私はここで終わるつもりは全然ないよ?」


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「う、うるさい! 立ち止まらずさっさと行けっ!」

「はいはい、分かったから、その力が入った手を退けてあげて。でないと、悪い意味で退場者が出ちゃうから」

「別? ・・・、はっ!? フィーっ!」

「ぷはっ…はぁはぁ…、もう少しで意識が…」

「ごめん、フィーっ!」

 ほんと最初の頃とは印象が変わり過ぎてるというか。

 それでも変わらない私に対して当たり方、それがもう少し柔らかくなってくれればと思うけど…、今の所その辺の打開策…進展は無い。

 それがクリアできれば、イクシアとも会話がもっと弾むだろうに。

 彼女の目には、今の私ではなく、過去…私ではないフェリスの面影が、今でも残っているのだろう。


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 だからこそ、そのギャップに合わせられていない。

 といっても、昔もそこまで仲が良かった訳でもないらしいし、あくまで理想が先行し過ぎているだけかもしれないが。

 とまぁ脱線した話はここまでにして、ここに来た理由だが、それは私の軍生として、兵としての復帰と、それと同時にこの基地に配属になるから、その辺の話をしたいのだとか。

 軍生として復帰というから、またフェレッツェ、つまり学校の方に行き始めるモノだと思っていたけれど、そうではないらしい。

 なんでも、私は軍生ではあるけど、そこでできる訓練は全部終わっていて、復帰するにしても次の段階へ進んで大丈夫だ…という結論だそうだ。

 あくまで過去のフェリス基準で言われても困るのだけど、イクシアの戦闘訓練を熟しているという事で、問題はないんだと。


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 イクシアも、フェリスと一緒で軍の方に配属する事を打診されていたけど、その申し出に渋り、別の形で能力を伸ばす事、他軍生を訓練するという方法で配属を後ろ倒しにしていたのだとか。

 私が初めて彼女と会った時、闘技場で多人数と戦っていたのはそういう理由だ。

 まぁそれも、私という存在が出て来た事で考えが変わったのか、私を訓練するという形で後ろに倒されていた配属が決定した。

 それでも上の考えとしては、この基地ではなく、もっと上の重要拠点に配属してもいいという考えはあったらしいけど、私の状態的に、誰もが通る道で飛び級は無しという事で現在に落ち着いている。

 正直、ただただ堅苦しい話だった。


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 とにかく、しばらくここで厄介になる事は決定。

 今はここの総司令官だったか…一番偉い人に話をしに行く所だ。

 基地の人に話を通し、石造りの建物の中へと入っていく。

 その中は、質素というかなんというか、とにかく贅沢なんてせずに、機能だけを重視しているせいで見栄えがしない。

 何か飾りで色鮮やかにするといった事もせず、壁はむき出し、床もじゅうたん等がある訳でもなく、歩く度にコツンコツンと硬い音が聞こえてくる。

 ここで長く生活をすれば、確実に足を痛める自信があるというか、かなり疲れる事請け合いだ。

 そして私達は1つの部屋の前で止まる。

 周りが質素過ぎるせいで違和感しか沸いてこないが、木製の装飾が施された扉を少しの間をおいてからフィアが叩いた。


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 どうぞ…という男性の声が返ってきて、私達は部屋の中へと入っていく。

 その中も必要最低限の執務道具が置かれているだけで、外と変わらず寂しい印象を受けるけれど、それを払いのけるかのように、部屋に入って正面の壁にだけ人間の大人サイズの魚の魚拓が飾られていた。

 正直、周りがモノ寂しいせいで、その魚拓の主張が嫌という程伝わってくる。

 現実で言う所の…あれは鯛だろうか、その魚拓だ。

 まぁ言った通り、サイズは俺の知る鯛とはかけ離れているけど…。

『よく来たね』

 3人して視線をその魚拓に奪われている中で、その下、執務用の椅子に座った中年の容姿の男性が、私達の意識を自分に向けさせるために自身の自己紹介を始める。

「私の名は「アル・ゲン」このエアグレーズン軍基地の総司令官を務めさせてもらっている者だ」


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 席を立ち、礼儀正しくお辞儀をする男性は、その顔に浮かべる優しい微笑みから、戦いなど無縁のような印象を受けた。

 そして、我に返った私達は、順に私、イクシア、フィアと自己紹介を済ませる。

「ほっほっ。そんなに畏まらなくても大丈夫。気を楽にしておくれ」

 自身が椅子に座りなおすと同時に、その前に置かれた椅子に座るよう私達を促すが、何かを思い出したのか、申し訳なさそうに今の言葉を取り下げた。

「早速話を…と言いたい所なんだが、まだ人が全員来ていなくてね。だからその前に、預かり物をリータ君に返す事にしよう。わるいね」

「預かり物?」

 アルはついて来てと私達に言って部屋を出ていく。

 その後を追った先、行き着いた場所は軍の武器庫だった。


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 そんな所に何を預けるというのか…そんな考えが過ったけど、私が軍人である以上、武器庫に無縁の人間などいない、大体の想像は付く。

「まぁ預かり物と言っても、君に預かってくれと言われた訳でもないのだが、成り行きでここにね」

 そう言って私の前に出されていく物は、初めて見る物ではあるけれど、それを視界に入れるだけでホッとできる…安心できる物だった。

 白を基調にした服、白銀の籠手、具足、胸当てといった鎧類、そして鞘に納められた剣が3本。

 ショルダーバックのように、肩から下げられるようにベルトがついた鞘に収まった両手剣に、鉈のような形をした短剣。


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 両手剣に関しては手にした感じも手に馴染むというか、ごく最近にも手にしていたかのようなしっくり感がある。

 鞘から引き抜いてその両手剣をじっくりと見てみて、その馴染む理由が分かった。

 その形状に…重さ、それは私がイクシアとの戦闘訓練の時、パロトーネで形作るソレそのものだった。

 だからか…、小さな疑問が解消され、頭の中の靄が一部晴れた気分だ。

 そういうものなんだろう…なんて漠然としたものはあったけど、これで確信できた。

 なるほど、いつも訓練で作る剣にそっくり、これがフェリスの使い続けた相棒かと思うと、感動すら覚える。


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 短剣の方は形状からして戦闘向きの武器ではないのか?

 山とかに登る時、ツタを切ったりする時のそれと対して変わらない様に思えるけど、この世界に山なんて無いし、かといってフェリスが意味もなく武器を持つとも思えない。

 サバイバルナイフみたいな形状ではない事にも何かしらの理由があるのだろう。

 この2本と鎧類が、見ていて安心できるモノ。

 そして最後の剣は、私の胸に高鳴りのような驚きにも似た感情の揺れを引き起こさせた。

 柄も鍔も白で、使い古されているせいか汚れも目立つそれは、中途半端な長さの鞘に収められ、そこから考えるにこの剣の剣身は短剣よりも長く、一般的な直剣よりもだいぶ短い。


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 しかし、剣身の幅は短剣よりも広く、持ち手も両手剣のように長く作られていた。

 それに汚れと言っても使い古されているからこその汚れというか、手入れした所で取れないモノが残っているのであって、汚れと言っても汚いという意味ではない。

 そんな剣の汚れ具合とは対照的に、収められている鞘はそこまで使いこまれているようには見えず汚れも剣よりも少なかった。

 それは剣と鞘が別々の時期に作られたモノだという事を示し、そして鞘から剣を引き抜くと、その妙な長さになっている理由が明らかとなる。

 剣には切っ先等が無く、その先は割れたガラスのように、砕けた岩のように、折れて中途半端な長さになった剣身があった。

 持ち手の長さから言って、この剣も両手剣…ないしはそれに近い剣身を持っていたんだろう。


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 それが半分、いや、3分の1程の長さになっていた。

 武器として使えない訳ではないだろうけど、両手剣に短剣、その2本の武器を持っているのなら、わざわざ持つような武器とも思えない。

 3本目が欲しいにしてもちゃんとした武器を揃えた方がいいと思うんだけど、それでも持つ理由、何か特別な仕掛けでもなるのか?

 そう思って、鞘を置いて剣をじっくりと見ていった時、不意に視界がぐらついた。

 自分のその変化に思考が追い付かず、気づいた時にはその場に座り込んで、今度は視界がぼやけ、その瞳から大粒の涙がこぼれ始める。

「なんで…」

 自分の意思とは関係なく溢れ出る涙は、一向に止まる気配を見せず、体の中に溜まっていた何かを吐き出すかのように、言葉にならない声を上げ、同時にフラッシュバックとでも言えばいいのか…、ほとんどが靄に掛かって見えないけど、誰かわからない男性の背中を見上げている光景が見える。


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 しかし、そんな時間は長くは続かず、まるで夢でも見ていたかのような感覚から覚め、意識がはっきりしてきた時、私はその白い剣を抱きしめるかのように胸に抱えていた。

 頬には何度も流れた涙の影響で小さな道ができ、喉も大声で叫んだ後のように僅かな痛みを覚える。

『フェリさん…、大丈夫ですか?』

 流れた涙の跡を手で拭っていると、後ろから声が聞こえた。

 後ろを振り向くと、武器庫の空いた扉からこちらを覗き込むフィアの姿が…。

「あ…うん」

 理由とかはわからないけど、状況から言って大泣きでもしていたみたいだし、彼女の顔を見た途端、その恥ずかしさが私を襲った。


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 私の返答に心配そうな面持ちでフィアは武器庫に入ってくる。

 気づけば、その場にはアルとイクシア、2人の姿が無い。

 フィアも、さっきまで一緒にこの武器庫にいただろうに、今はその外にいた。

 その環境の変化が、泣いていた時間の長さを感じ取らせ、顔がどんどん熱くなっていく。

 そんな恥ずかしさで潰れそうな自分の感情を、少しでも落ち着かせようと、大事に胸元で抱えていた白い剣を鞘に収める。

「ごめん…。私、なんか泣き出しちゃったみたいで…」

 フィアの方に体を向けて、気を使ってくれたであろう彼女にお礼を言おう…と思ったんだけど、顔を合わせられないというか、そもそもお礼の言葉が上手く口にできない。


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「いいです。その剣がフェリさんにとって大事なモノだったという事ですから」

「大事なモノ…か」

 確かに、無意識とはいえ、泣いている間に抜身の剣を胸に抱えるなんて、余程嬉しかったんだろう。

 その行動的にも、この剣が自分の大事な人を亡き者にした代物でない事は明らかだし、そもそもこの剣からは嫌な印象を受けない。

「それで…、何か思い出せた事とかありました?」

「いいえ。はっきりとした事は何も」

 泣いている時に見た男性が誰かは気になる所だけど、思い出したと言える程の事ではない。

「そう…ですか。でも、あそこまで感情が揺れ動いたのを見ると、フェリさんの装備が手元に戻ってきたのはとても良い事ですね。もしかしたら記憶が戻るのも、そう遠くないかもしれません」


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「そう…かもしれないわね」

 私からしてみれば「思い出す」というのは違うのだけれど、フェリスという設定の彼女がどういう生き方をしてきたのかは気になる所だ。

 この体に私ではなくフェリスとしての記憶が…設定が存在しているのなら、是非とも見てみたい。

「ではそろそろ行きましょうか」

「行く?」

「執務室の方へ…、その前に部屋を借りてお着替えをしてもらいますけど」

「着替え? なんでまた。それに、今更何に着替えるって?」

「せっかく装備品が手元に戻ってきたのですから、それに着替えれば気持ち的にも何か変わるモノがあるかもしれないという事だそうです」


---[19]---


「なるほど、・・・、なるほど?」

「では早速装備を持っていきましょう」

「あ、ああ」

 私としても、フェリスの装備を身に着けてみたいと思わなくもないから、否定的な気持ちにはならないけれど、何か…腑に落ちない。

 そんな情報を処理しきれていない状態で、私は装備一式を持って武器庫を後にするのだった。

 そして、空き部屋を利用して私は服を脱ぐ。

 軍制服ではない、フェリスの戦闘服、いわゆる正装に身を包み、部位ごとの鎧を取り付ける。

 胸当てに…、籠手に…。


---[20]---


 他の軍人の戦闘訓練時の格好を見たりした時にも思ったが、この世界での鎧というモノは軽装のモノが多いように思える。

 ガッチリとした頭からつま先までを鎧で包むという、俺自身のイメージとはいささか異なっていた。

 イクシアに初めて会った時、彼女が相手にしていたのはガッチガチなフル装備だったけど、あくまで軍生で、この国の兵と呼べる人達はそういった装備をしている所をあまり見かけない。

 フェリスの装備の中にも兜のようなものは無いし、どうやって頭を守るのだろうかと思う。

「鎧と言うと、腕は肩から指先まで、下半身は腰からつま先までって、とにかく全身を覆う印象があるけど、私の装備はそうじゃないのね」

 私は装備を付ける手伝いをしてくれているフィアに、出て来た素朴な疑問を投げかける。


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「大昔はそういった鎧を着ていたみたいですけど、現在は今身に着けてもらっている形のものが一般的です」

「これじゃあ、どうあっても頭を攻撃から防ぐ事は出来ない様に思えるけど」

「そもそも、魔力によって強化された肉体や武器から繰り出される攻撃は、防具なんてつけた所で意味を成さない時もありますから」

「・・・なるほど」

 フィアの話を聞きつつ、訓練をしていた時のイクシアの攻撃を思い返してみると、その言葉の意味がより理解できる。

 イクシアみたいに大の大人を叩き飛ばすぐらい力のある攻撃がデフォルトの敵を相手にした時、兜があったから助かった…なんて状況を想像する方が大変だ。

 まぁ無くてよかったと思う事は無いにしても、兜は必然的に視界が狭まるし、防御力を上げるよりも視界を広く持って、色んな情報を得る事を優先した結果がこれか。


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 それに袖を通しただけでも肌に感じる何か…、この服自体にも何かしらの仕組みがあるようだ。

 ついでに言えば鎧とかにも、服と似ているようでそれとは違う力を感じる。

「服の方は、水の魔力性質を持った方が織った治癒の布で作られています。余程の重症ではない限り、すぐに完治させる力がありますね。もちろんそれ相応の魔力は必要ですが。鎧の方は…おそらくフェリさんの魔力性質に合わせて作られたモノだと思います。フェリさんの魔力性質は土なので、その特性に合った力を発揮してくれると思いますけど、それ以上の事はちょっとわからないですね」

「それだけでもありがたい」

「・・・こうやって着てもらったモノを改めて見ると、これが良い服だという事が良くわかりますね。サイズもぴったりだし、繋ぎ目もしっかり縫われていて歪んだりもしていない」


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「・・・そうね。既製品の服を着るよりもだいぶ着心地も良いし、なんていうのかしら、痒い所に手が届くような気持ちよさがある」

「これだけしっかりと体に合うモノという事は、フェリさんの事を大事に思っている人からの贈り物か何かかもしれないですね」

「贈り物…か。うん、確かにそうかもしれない。その響きはとてもしっくりくる」

「誰からの贈り物でしょうね」

「さ~、機会があるのなら、いつか会えるでしょう」

「もしかしたら、こ、恋人とか」

「なんでフィーが顔を赤くするの?」

「だ、だってですねぇ」

 フィアのその反応は新鮮だが、何故そうなっているのかは何となく想像できる。

 いつもイクシアがべったりだから、そこらの男共を寄せ付けないのだろう。


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