最後の怒涛の勢い最高でした
思春期独特の自意識を拗らせたリッコが見つけたのは廃屋を巡るという謎の趣味。無事に高校デビューを果たしても彼女の内面までは変わることはなく、休日にはクソダサ三つ編みメガネに戻って廃屋を巡る日々。そ…続きを読む
鬱々とした思春期の、重苦しいもやもやとした感受性を、軽妙な語り口と、切れ味のいいストーリーで表現した快作。ラブコメですが、これを読んで思ったのは、思春期小説だな、と。大人になる前の不安定な時期、…続きを読む
内圧と外圧に支えられた境界が溶けてなくなるのか、それとも弾けて割れるのか、そんな感じの展開を予想して読んでたんですけどね?ぶっちゃけビッグバンでしたね。
一般的なラブコメが踏んでいく罠を見事に、ぶち抜いて言ったなと思わずにはいられませんでした。言葉の扱い方も、硬いの柔いの織り交ぜて、読んでいて苦に感じるどころか詩が染み込んでくるようなものを感じまし…続きを読む
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