鬼気迫る描写力

この週末でようやく追いつきましたので書きます。

この作品はまだ完結していませんが、この作者を是非皆さんに知ってほしいと思ったためレビューを書かせていただきます。

さて、この作品ですが、内容は作者による説明文の通り、ど田舎、ジジイ、ゾンビという3つの要素で進むアクション作品なのですが、何と言っても群を抜いているのが、その描写力。

騙されたと思ってまずは読んでみてください。
「なッ……!?」って気分になります。

もしここが、小説の文章力がそのまま戦闘力に変換される世界だったとしたら、最初の数行を読んだ時点でその圧に耐えきれなくなり、壁にクレーターを形成しながらめり込むぐらいのパワーを放っています。

そして、ただ描写だけでなく、伝えるべきところをちゃんと伝えて、盛り上げる所をちゃんと盛り上げる。ゾンビが登場して、話が動き出してきてからが本当に面白い。おお!ゾンビものだ!これはゾンビものだ!と興奮しながらヌルヌル読んでしまいました。とにかく全てを凄い水準でやってくる。

作者であるロッキン氏はこの他にも色々と作品を投稿しているのですが、私が読んだものはどれもクオリティが高く、読む度に、なんてやつだ……と口走りながら読んでいます。

全くどえらい奴と同じ時代に生まれちまったものだぜ!と言いたくなってしまうこの作品、是非一度読んでみてください。

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