何気に怖くて何気に不安で

俺は 怖いんだよ 何気にさ


今まで 一緒に 笑ってた 友人が


いきなり 目の前から


消えてしまうんじゃないかって


いきなり 手のひら 翻したように


俺の心を 殺すのに壊すのに


一役買ってしまうんじゃないかって


酷く 馬鹿な事 考えてさ


怖くなるんだ


『人なんて、信じて裏切って裏切られての繰り返しをやるモノだ』


なんてさ


割り切ろうとしても 割り切れないんだ


心境の変化って 訳でも無いけど


髪の毛を バッサリ 切り落としたのはさ


何度も



って 思った 俺への罰も含めてる


誰にも言わないけど


本当は


怖くて 不安で 押し潰されそうで


いっその事


死ねたら なんて 思うくらいで


笑おうとしても 怖くて 笑えなくて











こんなに 臆病な俺で ごめん


臆病でも 君の隣に 居たいんだ


臆病なクセに 君の事 大事にしたいんだ










──もう、君の事…信じても、大丈夫ですか?──


『信じる』って事は


裏切られても って事


──俺の事、信じてもらえますか?──


『信じられる』って事は


裏切ってしまっても 君と目を 合わせられるかって事










もしかしたら


俺の事なんて 信じられないかもしれない


こんなにも 上っ面だけの言葉だけの 奴なんか


ずっとずっと


考える


って


死んだって 何もならないのに


死にたいって 思ってしまう


こんなに 俺は 脆かっただろうか


俺はそんなに 汚れていたのだろうか










とある人が言っていた


『いつか目を離した隙に、死んでそうで心配だよ』と


そんなに 俺は 不安定に見えるのか──?


けど、その言葉は あながち 間違っていない


自分でもそう思ってしまうから


気がついたら 自分の生命さえ 放り投げて


自分が存在した居た証拠を 消して


跡形も無く 消えてしまうかもしれない


遠い海の水底に 何も言わぬ骸と 成り果てて


沈んでいるかもしれない


山の上の展望台で


スカイダイビングをするように


空を浮遊して 死んでいるかもしれない


自分でも 時々 怖くなる


きっと 自分で思っているより










俺は傷ついていたんだな…

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