Preplay 01: セッション開始!

2016年11月某日——


 Skypeのグループトークに4人のメンバーが集まりました。いよいよ待ちに待ったセッション当日です……!



みけねこ(GM):改めまして、よろしくお願いします!

しのさき:よろしくお願いします!

ねこんこん:宜しくお願い致します!!

ことり(SM):ます!


 前回のやり取りの後、GMが自分1人じゃ不安だなぁ、ということで、サブマスター(SM)として、もう1人のお友達、ことりさんに声を掛けておりました。やっぱり人狼界隈で知り合った方。優しい京のおねぇさま。一緒にやりたい! でもルールを読み込む時間はなくて不安……ということだったので、「なら、RPロールプレイだけやらない?」とちょっと強引な誘惑に、優しく乗ってくださいました。

 キャラクターのロールプレイと、シナリオ作成などでの相談役をしていただきます。


 いよいよセッション開始スタートです!


+++


みけねこ(以下「GM」):本日はGMみけねこ、SMことり でお送りいたします!

ではすでに読んでいただいてますが、まずトレーラー流しますねー。


 シナリオトレーラー。今回のシナリオの雰囲気を感じてもらうための短い「予告編」のようなものです。


————◇シナリオトレーラー◇————

昨日と同じ今日。

今日と同じ明日。

世界は、今日も変わらず、平凡な時を刻む。


飽き飽きする日常。

そんなありきたりの世界は、

キミを妄想の世界へといざなった。


世界がどれほどつまらなくても、

キミはキミのセカイに、満足していた。


だが、ある日そんな日常は崩れ去る。


キミの目の前に広がるのは、空想の中だけだったはずの、異能者たちの世界。


キミが知るのは、絶望か希望か。


もうキミは引き返せない。

ようこそ、Fictionのような世界へ。


Double Cross The 3rd Edition

君の嘘を、真実にMake your Fiction into the Truth


ダブルクロス——それは裏切りを意味する言葉。


——————————————————


GM:続いてハンドアウトです!


 ハンドアウトは、各プレイヤーキャラクター(以下「PC」)が、今回のストーリーにどう絡むのか、おおまかな指針を示すもので、普通キャラクター作成前に配布されます。今回も、シナリオトレーラーと共に、プレイヤーのお二人にはハンドアウトを公開していました。


————◆PC1ハンドアウト◆————

【推奨ワークス/カヴァー】高校生/文芸部員

【シナリオロイス】笠井朱莉かさいあかり

キミは七姫東しちひめひがし高校の文芸部員だ。日々、ファンタジーな妄想の世界を生きるキミは、穏やかすぎる日常に飽き飽きしていた。

いつも通りの退屈な授業。君はうとうとと夢の世界に誘われて……。

——————————————————


————◆PC2ハンドアウト◆————

【推奨ワークス/カヴァー】UGNチルドレン/文芸部員

【シナリオロイス】仲将臣なかまさおみ

キミはこの学校の支部に所属するUGNチルドレンだ。だが、最近は平和そのもの。

裏の顔を忘れてしまえば、キミは所謂、本の虫だ。

キミはいつものように学校の図書室で本を借りていた。目当ての本を借りれたキミは、上機嫌でカウンターへと向かう。そんなキミに声が掛かる。

——————————————————



GM:では、キャラクター紹介いきましょうか!

まずはPC1のしのさんから!


しのさき(以下「香澄」):月見里やまなし 香澄かすみです。

起業家の両親の元で生まれ育った、微妙に箱入り気味のお嬢様です。(→良家の生まれ)

小学生の頃火事に巻き込まれ、自身は助かったものの父親が死亡しまして、自身が殺したものとして認識しております。(→殺傷)

春日さんとはラーメン屋の店員と客という出会いを果たした後にその後もたまにラーメン屋で見かける関係です。イエスアイドル!(笑)(→腐れ縁)

ここまでライフパス。


お父さんの記憶から男性恐怖症に陥り、現在は母とお手伝いさん数人の屋敷で生活中なんですが、趣味として文芸部に所属してのらくら、夢の世界に逃避しつつ生きてます。授業の成績は良いから勉強よりも読書に時間を使いたい、って事で授業中はちらほら寝ちゃいたい。

読むのはファンタジーや児童文学。文芸部では絵本的なノリで絵と簡単な文を描いてます。


能力については、サラマンダー/ハヌマーンのクロスブリードです。(註1)

過去への悔恨と自身への憎悪を形にした地獄の釜の業火を、命を刈り取る鎌へと変える……そんなイメージで、能力で作り出した炎の鎌を武器に戦います。

戦闘中は常に炎を身にまとっている感じ?で?なんかこう脚に火がついてごーってこう……《一閃》でズバッと移動して、《炎神の怒り》で自分の身を焦がしながらも敵を斬りつけます!


——————

(註1)サラマンダーは炎や氷など「温度」を操る力に、ハヌマーンは音波や「速さ」を司る力に特化した能力の類型シンドローム。クロスブリードというのは、2つのシンドロームが併合して発現していることを示している。

——————



◆PC1 月見里やまなし香澄かすみ

[身長]164cm [年齢・学年]16・高1

[髪型]黒髪ロング

[ワークス/カヴァー]高校生/文芸部員

[ブリード]クロスブリード

[シンドローム]サラマンダー/ハヌマーン

[ライフパス]

 出自:良家の生まれ

 経験:殺傷

 邂逅:腐れ縁

 覚醒:渇望

 衝動:飢餓

[能力値・技能]

 【肉体】7 〈白兵〉4 〈回避〉1

 【感覚】1 〈知覚〉1

 【精神】2 〈RC〉2 〈意志〉1

 【社会】2 〈情報:噂話〉1

[エフェクト]

 《コンセントレイト:サラマンダー 2》

 《氷炎の剣 1》

 《炎神の怒り 2》

 《クロスバースト 2》

 《一閃 1》

[アイテム]

 ・コネ:噂好きの友人

 ・コネ:要人への貸し

 ・思い出の一品


————————————


GM:ありがとうございます! では次、ねこんさん。


ねこんこん(以下「胡桃」): 逢坂おうさか 胡桃くるみです。

ちょっとした上流階級の家庭に産まれたんですが、嫡男を希望されていた為に親や親戚からは良い印象を持たれませんでした。(→疎まれた子)

その後素体としての可能性を見出されて、UGNに被験者として送り出され、無事(?)覚醒を果たします。(→素体)

被験者時代に世話になった姫宮由里香を慕っており、かなりの信頼を置いており、半ば恋心じみた憧れを持っています。(→慕情)

文芸部では小説の執筆を主に行っていて、好きなジャンルはサスペンスとホラーとファンタジー。グロテスクな描写のあるものが特に好きで、読んでるとたまに恍惚とした顔をしているらしいです(笑)(→加虐)


能力はソラリス&オルクスのクロスブリード。(註2)

回復及び補助、そして状態異常付与がメイン。攻撃はからっきしで一人じゃ何もできません。

《癒しの水》で回復、《流血の胞子》で邪毒付与、《狂戦士》及び《力場の形成》で味方の強化を行う支援型。

自分の因子を浸透させた空間の中、自らの体内で生成した薬品を気化させて放出し、自由な形に生成し直し操る感じで、流血の胞子なら気体のまま、癒しの水と狂戦士ならば細かな水の粒に変えて対象に投与します。


——————

(註2)ソラリスは体内で薬物の生成ができるようになるシンドローム。オルクスは「領域」に対する操作・干渉ができるシンドローム。ともに豊富な支援能力(システム的にはエフェクトと呼ばれる「技」)を持っていて、胡桃はそれらのエフェクトで仲間のダイス数や攻撃力を増やしたり、判定のクリティカル値を下げたりすることが得意。

——————


◆PC2 逢坂おうさか胡桃くるみ

[身長]155cm [年齢・学年]16・高1

[髪型]肩までのセミロング

[ワークス/カヴァー]UGNチルドレンC/文芸部員

[ブリード]クロスブリード

[シンドローム]ソラリス/オルクス

[ライフパス]

 出自:疎まれた子

 経験:逃走

 邂逅:慕情

 覚醒:素体

 衝動:加虐

[能力値・技能]

 【肉体】1 〈回避〉4

 【感覚】1

 【精神】5 〈RC〉4 〈意志〉1

 【社会】5 〈情報:UGN〉1

[エフェクト]

 《コンセントレイト:ソラリス 2》

 《力場の形成 2》

 《癒しの水 1》

 《流血の胞子 1》

 《狂戦士 2》

[防具]

 ・防弾防刃ジャケット…装甲値+3


————————


 その後、ロイス——キャラクターの人間関係などの「絆」をシステム的に表したデータの確認などを進め……いよいよ準備万端です。


GM:では、オープニングに入っていきましょうか!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る