第9話《魔本導くアナザーワールド》リプレイ④

~ミドルフェイズ1 『目覚め』~


GM:ではミドルいきます。シーンプレイヤーは全員です


水島七里:1d10+52

DoubleCross : (1D10+52) → 10[10]+52 → 62

椎名 護:1d10+38

DoubleCross : (1D10+38) → 3[3]+38 → 41


椎名 護:いいチャージインですね

水島七里:もう帰ってこれないかもしれない

GM:わあ……やばい……(トラウマ発動して蒼白)


阿東一価:阿東一価シーンイン(浸食率:46->50)


阿東一価:表の侵食の字違ってますね

GM:浸されてるね。ひたひた……。ところでオープニングで2と3は事務所に行くところだったと思うんですけど、時間軸的に、ふたりはセーフハウス経由で支部長のお腹の中、という感じだと思います。

阿東一価:ふむ、それで?

GM:つまり、このままだと二人は事務所の中の風景しかみえません

阿東一価:……つまり?

GM:外の状況がわかっているのはヒドゥンさんだけ。ヒドゥンさんは二人とは少し違うものを見ていますよ。


……現在の状況(PC2・PC3の視点)……


 支部長に、そして蘭子さんに呼びだされたPC2とPC3。

 二人はそれぞれ最寄りのセーフティハウスに設置された中継ポイントに向かう。

 そして夏木支部事務所で顔を合わせるが、支部長(七里)は留守であった。


椎名 護:「……呼び出した当の本人は?」


阿東一価:モニターか何かついてるんじゃないかなぁ

GM:モニターがついてるかどうかは支部長しだいですね!

水島七里:流石にトランクにカメラは付いてないよなぁ

GM:それじゃあ、ふたりは事務所の中で呼びだした支部長がいない状態です

椎名 護:「いい加減な仕事をするスタッフだな……」 と吐き捨てようと思ったけど他のメンバがいるのでやめておこう

GM:椎名君がスレてきてる!!


 早速人間不信を発揮しはじめる椎名君。


阿東一価:「蘭子さんから急いで来てくれと言われて来たんですけどねぇ?」

椎名 護:「まぁ、本人がいない以上、待ちましょうか」と椅子に座ろう


ヒドゥン:体内で待機してる面々に≪裸の王様≫で取得したスタッフがお茶を出してるなう

GM:のんびりモード!?


椎名 護:「おつかれさまでーす」


……現在の状況(PC1視点)……


 イリュージョンキングの拠点で、何者かに《飲み込まれた》夏木支部支部長。

 目覚めた場所は、それまでいた高級マンションの一室とはまるで違う場所だった。


GM:ヒドゥンさんは、外の風景が見えております。周囲は薄暗く、床の感触はありません。支部長、ふわふわ浮いてます。


ヒドゥン:ぷかぷか


GM:女の子がしくしく泣く声が聞こえてきます。みると、女の子がうずくまって泣いていますよ。


ヒドゥン:「うぅ……ここは何処だ……この声はいったい……」

??:「しくしく…めそめそ…」

ヒドゥン:「君は……何者だ……」


GM:彼女はあなたに気がつくと、にっこりとほほ笑みます。

ヒドゥン:と、突然現れたトランクから声がするんですがにっこり微笑むんですね?

GM:うん。微笑みますね。そこに狂気的なものを感じてもいいです


女神様:「ああ、よかった。来てくれたのですね、救世主様……! はじめまして、わたしはアナザーワールドの女神です」


NPC:女神様

 薄いピンクの髪に、女神らしく露出度の高いヒラヒラな服装。

 バストサイズがとても魅力的。


ヒドゥン:「女神?いや、アナザーワールド?」

女神様:「はい! アナザーワールドは貴方がたの世界とは異なる場所にある世界。異世界です!」

ヒドゥン:「お、おぅ」


GM:突然現れた女神様は電波なことを言い続けます。


女神様:「アナザーワールドは善なる心の持ち主だけが暮らす豊かで平和な世界です。けれど、ときどき入り込む悪しき心のせいで、平和が脅かされてしまうの」

女神様:「今も苦しむ人々の声が聞こえてきます。どうか救世主様のお力を貸してくださいませんか……?」


GM:とかなんとか。遅くなりましたが、この空間はエネミーエフェクトの時空の裂け目で作っています

阿東一価:相談のために中の2人を外に出してみるとか


ヒドゥン:「リアルジャームと付き合うコツは聴く耳を持たない事だ、向こうは喋ってるだけで満足だからな」

女神様:「ジャム? なんのはなし?」


阿東一価:リアルジャーム扱いされているw

椎名 護:うむ、正しい


ヒドゥン:「なんでも無い、それで君は僕に何を望むのかね?」

女神様:「簡単です。困ってる人を助けてくれればいいの。助けてくれますか?」

ヒドゥン:「生憎と今一番困っているのは僕なんだがね。」

女神様:「あら、どうして? 救世主様は勇敢な方のはずよ? だって、お話ではいつもそうだもの!」

ヒドゥン:「ならば僕は救世主では無いのだろう。僕はただのトランクさ。元の場所に返してくれ、FHの連中を探さなきゃならないんだ。」

女神様:「ダメ! 助けてくれるまで、この世界からは出しませんよ!」


GM:お気づきでしょうが、エフェクトの使用者は彼女です

ヒドゥン:……このまま続けると普通に考えてこの女神を倒して出たくなるんだが

GM:まじで?

ヒドゥン:GMが困るのならば

GM:別に困らないけど~※


※困る。


ヒドゥン:妥協したい……ていうかジャーム感しかなくて

阿東一価:まぁその発想は普通に出るわな

椎名 護:うん、どうみてもジャームだものな……※


※どう見てもジャームです。もし攻撃されたら、瞬間退場か、無理やり展開させよう、と考えていました。


GM:他の方は姿を確認していないわけですが、いいの?

阿東一価:うーん、こいつを倒すかどうかの相談も兼ねて2人が外に出るべきな気がする。そしたら何か変わるかも※


※ありがとう、阿東くん。なお、GMはこの後も、プレイヤーに助けられて生きて行きます。


椎名 護:ただ、倒してしまった場合に出られる保証があるかは

ヒドゥン:あー、じゃぁ気が付いたら二人は事務所の中ではなくふわふわとした謎の空間に浮いている事にしよう

阿東一価:「あれ?」手鏡片手に


女神様:「あらあら、救世主様のおなかのなかから、新しい救世主様がふたり!」


ヒドゥン:支部の中にいた筈が気が付くと謎の空間に居て、トランクに熱心に話しかけている女性がいる。


椎名 護:「……何度見てもシュールな光景ですね」

ヒドゥン:「おや、椎名君と阿東君……僕の中に居た筈では……?」

阿東一価:「こっちの台詞ですよ、支部長さん」

椎名 護:「なんか出てきました。……これはなんです? いや、支部長もわからないような気もしますが」

ヒドゥン:「どうもこの空間を作っているのはこの女のようでな、倒せば元の世界に戻れると思うんだが」


椎名 護:……その女神に私は見覚えがあったりしますか?

GM:どこかで見た覚えがありますよ。誰だか知りたければ、知覚判定、達成値15でお願いします。


椎名 護:11dx+8 知覚

DoubleCross : (11R10+8[10]) → 10[2,2,4,5,5,6,6,9,9,9,10]+9[9]+8 → 27


GM:す、すごい。では、椎名君は女神様が夢野百合子ソックリだということに気が付きます。

椎名 護:「……ん?……んん?」 目を見開くも、なんだこれ?という顔

GM:成長しているので、姿はだいぶ変わってますが。というか成長だけじゃないですが。何かする?

椎名 護:「……ゆりちゃん?」 と聞いちゃうが。


椎名 護:(今更だけど、ゆりこ なら りこちゃん、のほうがそれっぽかったな)

ヒドゥン:(馬鹿め、それならゆっちゃんだわ)


女神様:「あら? どこかで聞いた声がする……もしかして、ジョーくん?」

椎名 護:「ああ、覚えていてくれたか! そうそう。椎名だよ」


GM:「わあ、懐かしい! ジョーくんが来てくれたんだ~!」と女神様は喜んでいます

椎名 護:(……こんなノリなのか)※


 ※こんなノリでした。


阿東一価:「……お知り合いで?」

椎名 護:「……だいぶ前に行方不明になった幼馴染ですね」と阿東さんに返す

阿東一価:「行方不明、ですか。ふむ」

椎名 護:「ええ、最近頻発している事件に類似した事件でした。関係があるかどうかはまでは分かりませんが。……して、ゆりちゃんとしては、どうしてほしいのかな?」普通に近づき……身長が私より低いようなら目線を合わせますが……近づけるのか、そもそも?

GM:近づけるよ。

女神様:「ジョーくん、お願い。アナザーワールドを助けてほしいの……」

椎名 護:「どんな困ったことになっていて、どうしたら助けたことになるかな?」と確認をとりはじめるよ。

女神様:「助けてくれるの!? うれしい!」


椎名 護:(決まったわけじゃないけど、とりあえず会話進めないと状況もわからぬ)

阿東一価:(とりあえず椎名さんに任せよう)


女神様:「あのね、アナザーワールドに、困った人たちがいるの。その人たちは、恐ろしい力の持ち主で…」

椎名 護:適当に相槌をうったり復唱したりしながら聞くよ

女神様:「えっと、名前は…なんていったっけ…くす…くすの……」

椎名 護:……くすの?

女神様:「くすのき……?」

阿東一価:クズのき?

椎名 護:「……楠木? 楠木蓮?」

女神様:「そう! くすのき、れん、だと思うわ!」


椎名 護:(おい、聞いたか? のハンドサインを二人に送る)


~その頃の支部長と阿東くん~


ヒドゥン:「なるほど、前に本で読んだぞ……転生トラックという奴だな」

阿東一価:「トラックに轢かれた覚えはないんですが……支部長轢かれたんですか?」

ヒドゥン:「知らんのか? 異世界に人を飛ばすトラックというRBが存在するそうだぞ?」


 たぶん、それはRBじゃない。


~女神サイドに戻って~


 どうやら、支部長たちより先にこの世界に来ていたらしい楠木蓮。

 けれど、楠木蓮の素行不良は異世界でも発揮されていたようでした。

 女神は楠木の対処に困っている様子です。


女神様:「あいつらほんとクズで……村の人たちを脅したり……金目のものをうばったり……その人たちをね、退治してほしいの」

ヒドゥン:「うむ……困った奴だったなぁ……」

椎名 護:「……コスい……」

阿東一価:「えーと、僕からも1ついいでしょうか、ええと、ゆりさん?」

女神様:「はいどうぞ。女神様って呼んでね!」


椎名 護:(あのノリがそのまま育つとこうなるのか……)


阿東一価:「この子に見覚えありません?」とスマホから茉莉さんが写った集合写真を見せよう。流石に学校行事くらいは出てる筈だ。

女神様:「どれどれ……」


 写真を覗き込みます。むしろ、見覚えが無ければ問題ないのですが……。


女神様:「あー! この子、何日か前に取り込んだ救世主様だわ!」

阿東一価:「取り込んだー!?」

女神様:「うん! すごくかわいい、頑張り屋さんな子だから、救世主役にぴったりだと思ったの!」


 PC2のシナリオロイス、小林茉莉もこの世界に連れて来られていたようです。

 どこかであの《本》に触れていたのでしょう。


椎名 護:(頭を抱えた)

ヒドゥン:「まて。今までどれだけの数のきゅう救世主様を取り込んできた……?」

女神様:「えーと、たくさん?」

椎名 護:……1つ、2つ、たくさんみたいなコミュニケーションだな

阿東一価:「貴女、バカでしょう!」

女神様:「よく言われる~♪」

椎名 護:行方不明事件の真相解明終わりました。クエスト分の経験点いただきますね

GM:行方不明者を助けてあげてよう!

阿東一価:それはそれとして状況は分かったなw


 こうして、なんとか、出て来た直後に即死を免れた女神様。

 小林茉莉さんの行方についての情報も、ついでに出しておきました。


女神様:「あ、そうそう。茉莉ちゃんね。今ちょっとピンチだよ!」

椎名 護:「……えっ」

女神様:「茉莉ちゃんがいた地区に、クズどもが来ちゃったの。はやく助けにいかないと、大変なことになっちゃうかもしれないわ?」

ヒドゥン:(微妙に口が悪いなこの女神)

椎名 護:「……その子を助ける、そいつらも倒す…………ども?  "クズ『ども』"? 複数人いるの?」

女神様:「うん。いまのとこ、ふたりかな~。詳しいことは自力でしらべてね、ジョーくん!」

椎名 護:「あ、うん……うん……」

阿東一価:「あー、はいはい分かりましたー、お仕事の時間ですね」後は場所情報だけ聞き出して直行でいいかな?

ヒドゥン:「ふむ、君達が来てくれて助かった。僕では彼女と会話が出来なかったのでね。」

阿東一価:「それはどうも……」芸能界にいれば多少の無茶振りはある。この程度の電波はなんのその。

椎名 護:「……なんかお疲れ様でした」


GM:お疲れさまでした。(気合いの入った電波キャラを出して)ごめんな。では、アナザーワールドに三名ご案内でよろしいでしょうか!


女神様:「それじゃ、茉莉ちゃんがいた村に送ってあげるね。ジョーくん、これ、持っていってね」

椎名 護:何を受け取るのかな?

GM:女神様は、椎名君に《水晶のお守り》を手渡します

椎名 護:ほぅ……ほぅ? 

GM:なんと、1シーンに1回まで、女神様を呼びだすことができるスグレモノです。椎名 護:敵全体に電波なメッセージを与え、いくらかのバステを与えられると……

GM:それでは、Eロイスを発動します。Eロイス、虚実崩壊で、周囲の風景が変化します。


椎名 護:……やっぱりジャームだったのか……

ヒドゥン:そもそもEロイス使ってるから確定ジャームだよなぁ

阿東一価:時空の裂け目はエネミーエフェクトだからちょっと違うような。彼女がジャームでない保証はないが


~いざ、アナザーワールドへ~


 女神様の周囲から、闇が解けるように開いていき、

 明るくなっていきます。

 何も無かった空間に、広大な風景が現れます。

 それと同時に、女神様の姿は消えて行く……。


GM:皆さんの頭上には青空が広がっています。足下には大地出現。いつもの街のにおいとは全くちがう空気で満ちていることに気がつくでしょう。あたりは一面の麦畑に変わっています。遠くには水車小屋が見えますよ。穏やかで牧歌的な風景です。


ヒドゥン:「おっと、地面につくのはよろしくないな。私を運べ七里」赤色の従者と血の絆を使います

椎名 護:(便利なんだか不便なんだか……)


GM:畑では、たくさんの人たちが野良仕事に勤しんでいます。人々の様子は日本とは違います。瞳が青や緑だったり、髪の色が茶色だったり。服装も、チュニックを来て腰帯を巻き、革の長靴を履いて頭巾で頭を隠しています。


 背景を切り換えるGM。


GM:画像が見つからなかったのでミレーの落穂拾いをお楽しみください

阿東一価:落穂拾いw


水島七里:「意外と牧歌的なところですねぇ」

GM:ヨーロッパ風ファンタジーでまとまってるようです

阿東一価:「海外ロケはまだ行ったことないなぁ」

椎名 護:「あのここういうの好きだったからなぁ……」さっと件の相手を探しますが

GM:他の方は?

阿東一価:言葉が通じるようであれば、その辺の人から話聞いて現場に向かいましょうか

GM:話しかけてみます? 人々は突然現れた皆さんに脅えているようです

阿東一価:なんなら七色の声使って魅惑のウィスパーボイス出しますよ


村人:「もにょもにょ!」村人はあなたの美しさに慄いているようです


阿東一価:あれ通じない感じ?


水島七里:「別の言語体系ですかね?何を言っているのか聞き取れませんでした」

村人:「うにょうにょ」

村人:「もにょもじゃー!」


GM:言語通じない系異世界のようです。※


 ※ドクタードリトル、暗号解読などのイージーエフェクトや、知識を所持していれば解読可とする予定でした。なお、携帯電話は通じる設定です。


阿東一価:「その辺しっかりして欲しいんですがね女神様」

椎名 護:(……妄想の世界にしてもやりすぎだろ)

水島七里:ノイマンが居なくてよかったな……早めに女神を呼び出して通訳してもらうべきかな?


GM:周囲には、遠くに村、反対方向に森があります。森のほうから、村人が走って来ます。


やけに焦った村人:「もにょもにゃー!! にゃもにゃもー!!」


阿東一価:そうねぇ、言葉はどうにかしないと先に進めんぞw

椎名 護:……気は進まないが召喚して「この言語を我々も理解できるようにしてくれ」とお願いしちゃおう。


GM:では、その前に言語を介さなくてもわかりそうなモノが見えてきます。さっきの焦った村人の後ろに、毛むくじゃらの何かが大量についてきてるのが見えるでしょう。※何故か愛らしい犬の絵を表示するGM。


阿東一価:野犬か?

GM:人間のような立ち姿……犬の頭……人狼です!!

椎名 護:日常的光景ですね。ほんわかする。

GM:画像を用意するの忘れてました!!

阿東一価:太郎じゃんw


~これは人狼なのだという設定で、無理やり進めました~


水島七里:つまり村人を吊れという事か

GM:数は五十頭くらいかな。あれは恐ろしいモンスターなんだ、という体でよろしくお願いします! エキストラなので適当に散らしてくださいな

阿東一価:5トループかな? エキストラかいなw

GM:村人たちは一目散に逃げ出してます


阿東一価:「なんか危なそうですし、倒しときます? ファンタジーならモンスターの10や20は出るでしょうし」

ヒドゥン:「困っている人を助けろと言われていたな。村人は困っている様だし……助けるかね」

椎名 護:「ですよねー」 と人狼にジョーくんキックをぶち込みます

GM:キャイン!! と悲痛な泣き声を上げて崩れ落ちる人狼A

阿東一価:君RC型だろw

椎名 護:エフェクト使うと侵蝕率が上がるんですよ、格闘で済むなら格闘ですませたい

阿東一価:んじゃ投げキッスを飛ばして味方を援護


 グっと来るGM。


椎名 護:「貴様は後でインタビューだ」と吐き捨て、二体目の腹にジョーくんパンチだ

椎名 護:(あれ、全国の就活生が泣くよな……)

GM:きゃふ~ん!! と断末魔の声を上げて、人狼は絶命します

ヒドゥン:体内から≪裸の王様≫で取得したUGN職員を動員して数の差に対抗します。

GM:たくさんの人々が出てきた鞄をみて、村人たちは歓声を上げています

ヒドゥン:狐陣営の勝利です

椎名 護:「こんこん」


GM:UGN職員ズの奮闘により、五十体の人狼は呆気なく倒されてしまいました。累々と横たわる太郎の死体。

阿東一価:やめてww

GM:皆様の活躍をみて、村人たちが近寄ってきます。村人たちは、皆さんを泣きながら崇めたり拝んだり


 そのとき、ひょいっと唐突に姿を現す女神様。

 祈りが届いたようです。


女神様:「通訳いる?」

阿東一価:「やって」

ヒドゥン:「いただきたい」

女神様:「えっとねー、みんなはね、《救世主様!》《ありがとうございます!》っていってるよお。ほんとはね、救世主様は自分の力で言語の壁をこえなくちゃいけないんだぞ!」

阿東一価:「得意分野ってのがありましてね……」

ヒドゥン:つまり村人と殴り合えという

女神様:「殴り合っちゃダメ! ジョーくんがいるから、トクベツなんだからね~」

阿東一価:通訳も用意してくれなかったとなると、茉莉さんの苦労が偲ばれる

椎名 護:特例対応らしい。アッハイの顔をしつつ

GM:では、村人の中でもきれいな服を着た男の人が、皆さんを村に案内してくれるそうです。やりたいことがなければこのあたりでシーンエンドです


ヒドゥン:「というか小林さんの居場所が知りたかったきがする」

椎名 護:「後は楠木の居場所ですねー……」

女神様:「村人たちに聞いてみて♪」

阿東一価:(絶妙に人をイライラさせるなぁこの人)

椎名 護:(前からこんな子だったけな、この子……)


ヒドゥン:まぁ村に案内される最中に聞いてみたって事で中断します?

GM:そうしましょう。次は情報収集ターンです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る