11th Hand ヒトミ来たりてぶぶづけ食らう


ここは世界のどこかの場末のカジノ

集まる面子はいつも同じ


○登場人物


     ☆サクラ   

      正体不明・天下無敵のハイティーン。   

      好みのタイプは……そりゃ、自分よりポーカー強い人。   

      人種設定:ワイルドカード   


     ★ムラカミ   

      自称「グレートな男」の残念な熱血系。   

      ゲイではないが女が怖いのも知ってる。独りがいちばん。   

      人種設定:モンゴロイド   


     ★棟梁   

      肩で風切るいなせなジジィ。てやんでぃ!   

      女房一筋。のはず。   

      人種設定:コーカソイド(ゲルマン系)   


     ☆ミスホワイト   

      女の武器フルアームドおねーさん。あらあらうふふ。   

      理想が高いわけじゃないのよ、ホントよ。うふふ。   

      人種設定:コーカソイド(スラヴ系)   


     ★ジョニー   

      陽気でファンクな脳筋マッチョ枠。   

      恋愛観は普通。実はダニエラに横恋慕した時期もあったとか。   

      人種設定:ネグロイド   


     ★猫柳   

      存在感薄めの不思議少年。猫がなつく特性もち。   

      春先になると発情した雌が寄ってくる。   

      人種設定:ワイルドカード   



     ☆ダニエラ   

      冷静沈着な美貌のディーラー。   

      コイバナやらされてるヒトにそれ訊く?!(赤面)   

      人種設定:コーカソイド(ラテン系)   


○Guests


     ☆ヒトミ   

      ムラカミの同僚。   

     ★ミズハシ   

      ムラカミの同僚。   

     ☆リリコ   

      ムラカミの同僚ニトリの妹。   


○ディーラーポジション:ミスホワイト

○ホワイト-棟梁-ムラカミ-サクラ-猫柳-ジョニー




   テーブルは開いていない。ムラカミ以外全員揃っている。   

   ビジネススーツ姿のヒトミが黒髪を揺らしながら登場。眉根をひそめ   

   て険しい表情。   

   つかつかとサクラに歩み寄る。ずいとサクラをにらむ。気圧されるサ   

   クラ。   

   続けて、つかつかとミスホワイトに歩み寄る。ずいとミスホワイトを   

   にらむ。ミスホワイト、にらみ返す。   

   続けて、つかつかとダニエラに歩み寄る。ずいとダニエラをにらむ。   


ダニエラ「えーっと、何の御用でしょうか、ヒトミさん……」

ヒトミ 「私のミズハシさんをたぶらかすタチの悪い泥棒猫はアナタでしょうか?」

ダニエラ「(たじろぎつつ)丁寧なようで全然丁寧じゃないですね?」


   ジョニーと猫柳、耳打ちでささやき合う会話。   


ジョニー「……ダレ? あの美人さん」

猫柳  「ほら、ムラカミさんとこの、ミズハシ先輩の、彼女さん。リリコちゃん

     来たときに話が出たでしょ」

ジョニー「あー!」


   ヒトミ、ダニエラをためつすがめつじろじろ観察した後に、ふっと何   

   かに気づいた顔。   


ヒトミ 「あらあなた、どうしてわたくしの名前を?」

ダニエラ「接客業ですので、ご来店されたお客様の顔は、なるべく記憶するように

     しておりまして……(そっぽを向いて小声で)特に、目立つ方は」

ヒトミ 「あらそう。店員さんでしたの。ごめんなさいね。……では教えて頂戴。

     泥棒猫はどこ?」

ダニエラ「そういう方はいらっしゃらないと思います……というか、こちらポーカ

     ールームですので、プレイなさらない方はご遠慮いただけませんか……」

ヒトミ 「ポーカーすればいいのね? ではチップを頂戴」

ダニエラ「ヒトミさん、ポーカーのご経験は……?」

ヒトミ 「ありませんが、ルールは知ってます」

ダニエラ「未経験でしたら、初心者テーブル開けますので別のところで……このテ

     ーブルは常連さんの席で、ムラカミさん以外は実力プロ級の方ばかりで

     すムラカミさん以外は……同席はおすすめしません」

ヒトミ 「かまいません。たかがカード遊びくらい見ればすぐわかります」


   ヒトミが財布から紙幣を差し出す。イラッとした表情を見せつつもあ   

   きらめたダニエラが、ため息をついてチップを渡す。ヒトミ、ムラカ   

   ミがいつも座る席にドスンと座って足を組む。ジョニーが身を乗り出   

   して話しかける。   


ジョニー「ムラカミの先輩さん? ポーカー初めてって本当? おいらジョニーっ

     てんだよろし……(ヒトミがゴミでも見るような目つき)くしゅん」

ヒトミ 「(一転、目が笑ってない微笑)ではあらためてお尋ねしますが、泥棒猫

     はどなたですか? ここに出入りしていると聞いたのですが」

ダニエラ「あのう、どなたから……」

ヒトミ 「ダニエルという方が親切にも教えてくださいました」


   ダニエラの営業スマイルが一変、一同に「やっておしまい!」の表情   

   を見せる。サクラとミスホワイト、合点承知と反応の後、ポーカー未   

   経験のカモの登場にニヤリと目配せし合う。


ホワイト「さぁ、どこの誰かしら」

サクラ 「ポーカーで勝てたら、教えてやってもいいんじゃね? 的な?」

ホワイト「だいたいさぁ、『私のミズハシさん』て言える、フツー? 男が自分の

     所有物になるみたいなセリフ、何を間違えたら出てくるんだか」

ダニエラ「珍しくミスホワイトと意見が合いましたね。殿方はままならぬものだと

     私も思います」

サクラ 「うひゃー、バチバチの煽りキター!」

ヒトミ 「……へぇ。あんさんがた、かあいらしいなぁ」


   突然ヒトミの口調と雰囲気が変わる。   


ヒトミ 「優しゅう言うてるうちに答えよし。いちびりが過ぎると碁盤目の上歩け

     んようなりますえ」


   ムラカミ登場、ポーカールームに駆け込んでくる。   


ムラカミ「げっ、間に合わなかったか!」

棟梁  「おう、何とかしてくれ。女どもの見るに耐えん小芝居が始まってこっち

     は辟易しとるんだ」

ムラカミ「何とかするのはムリ! ヒトミさんからお国言葉が出てきたら、もう止

     められるのはミズハシさんだけだ。……ホントに、誰が焚きつけたんだ

     か。前も言ったけど、ヒトミさんの営業力でウチの売り上げ立ってるか

     ら、すぐにでも機嫌直してもらわないと困るんだよ。……とにかく、呼

     んでくる!」


   誰が焚きつけたかを既に知っている一同のあきれ顔を残して、ムラカ   

   ミ退場。   


ダニエラ「猫柳さん」

猫柳  「何でしょう」

ダニエラ「冷静なディーリングができそうにありません。代わっていただいてもよ

     ろしいですか。そしてチップをお借りします、利子つけてお返しします

     ので」

猫柳  「え、てことはダニエラさんがプレイヤー? 利子なんか要りませんよ、

     こんな面白い騒ぎを特上の席で見られるなら、元は取れます」

サクラ 「てことは、女同士でバトル、いっちゃう?」

棟梁  「馬鹿野郎、素人がふたりも、望んで鉄火場に突っ込んで来たってのに引

     いてられるか。俺はやる」

ジョニー「(くしゅんとなった顔のままで)おいらはやめとくよ……ってかコレっ

     てなんか、リリコんとき大ダメージ食らったのと状況似てない?」

猫柳  「じゃ、いきますよ!」


   猫柳、ディーラー席についてシャッフルを始める。DPミスホワイト-   

   棟梁-ヒトミ-サクラ-ダニエラの席順で、プレイ開始。   


サクラ 「下り」

ダニエラ「じゃあ……これで(3BBレイズ)」

ホワイト「フォールド」

棟梁  「(ダニエラがレイズか……アグレッションがどんなもんかブラフ打って

     試すか)リレイズだ」


   棟梁が12BB出したところに間髪入れず、ヒトミが大きくリリレイズ。   


ヒトミ 「そうゆう不用意なレイズはよろしないなぁ」

棟梁  「がっ……」

サクラ 「いきなり 5bet? 攻めるじゃん」


   ダニエラが下り、棟梁も下りてチップはヒトミへ。   

   次のハンドを猫柳が配る。   


ダニエラ「下ります」

ホワイト「レイズ」

棟梁  「リレイズ」

ヒトミ 「そやからいちびったらあかん言うたはりますやろ。オールイン」

棟梁  「ぐは? んぬぬぬぬ、下りる……」


   数ハンド経過。   


サクラ 「レイズ」

ダニエラ「こちらからも行きますよ! リレイズ」

ホワイト「フォールド」

棟梁  「下り下り」

ヒトミ 「そない大きな声出さんでもええやないの。下り」

サクラ 「ダニエラさんも気合い入ってるなぁ……(手札を投げ出す。フォール

     ド)」


   数ハンド経過。   


サクラ 「レイズ」

ダニエラ「フォールドです」

ホワイト「下り」

棟梁  「フォールド」

ヒトミ 「リレイズしますえ、いとはん」

サクラ 「(長考してフォールド)……ちっ」


   数ハンド経過。   


ヒトミ 「レイズ」

サクラ 「下り」

ダニエラ「フォールド」

ホワイト「コール」

棟梁  「……ふぅむ。リレイズ」

ヒトミ 「えらいきばってはるけど、今度は下りますえ」

棟梁  「くそっ、キングスだったのに!」

ホワイト「(フォールドしつつ)いちいち煽らないでほしいわ。……しかしこの女、

     思ったよりアグレッシブね」

サクラ 「ていうか、下ろされてばっかで、ショーダウンしてなくない? ……」


   数ハンド経過。   


ホワイト「フォールド」

棟梁  「レイズ」

ヒトミ 「ほなリレイズ」

サクラ 「下り」

ダニエラ「……コール」

棟梁  「オールインだ」

ヒトミ 「下りやなぁ」

棟梁  「うぬぅ、またか」

ダニエラ「ごめんなさい棟梁、それコールです」

棟梁  「?!」


   棟梁のJJに対してダニエラAA。このヘッズをダニエラが制して、   

   棟梁のスタックが壊滅状態に。   

   傍らで黙って勝負を見ていたジョニーが、猫柳の背中について小声で   

   ささやく。   


ジョニー「ねー猫ォ、これってさぁ……」

猫柳  「気づきました?」

ジョニー「うん。ヒトミさん、手札見てないよね。みんなの反応だけ見てアクショ

     ンしてる」

猫柳  「手札を一度も見ずに180人からのトーナメントを勝ってのけた、アネット

     ・オブレスタッドのノールックプレイですね。ポーカーの史実からフィ

     クションに引用できる強キャラムーヴでこれに勝るものないんで、どう

     考えてもラスボスの行動なのに、『ガットショット』でも『クィーンシ

     ャムロック』でも1巻で見せびらかしちゃってもう後が続かないよねっ

     ていうあの偉業を、この作品、こんなところで使いやがりましたよ」

ジョニー「メタ発言はいいから! ……一流の営業職ってホントなんだねぇ、ポー

     カー未経験だけど『見ればわかる』、ってこういう意味だったのか……

     ねぇ、これどうなっちゃう?」

猫柳  「そもそもこの技は、他のプレイヤーに一定程度の技量があって、ベット

     の応酬で駆け引きをする、という信頼があって成立しますからね。ヒト

     ミさんがそこを見切ってこの技を仕掛けたのだとしたら、我々はけっこ

     うなカモですよ」


   猫柳、卓をぐるりと見渡して様子を伺う。


猫柳  「ミスホワイトは冷静に見えて頭に血が上ってるんで、気づけてないです

     ね。棟梁はさすがに気づいたろうけど、もうカモられすぎて、スタック

     の問題で戦えてない。サクラさんも気づいてると思うけど、左隣は大き

     いレイズを食らう立場だから、応じられるレンジを探ってる感じ。プレ

     イヤーとしては素人のダニエラさんは……よくわからない。気づいてる

     のかも、気づいたとして対応できるのかどうかも。まるで読めない、っ

     て意味で、この状況を変えられるとすれば彼女かもしれません……」


   猫柳、新たなハンドを配る。DPダニエラ。   


ヒトミ 「レイズ」

サクラ 「下り」

ダニエラ「(考える、少し間があって)……リレイズ」

ホワイト「フォールド」

棟梁  「ダメだやってらんねぇ……(フォールドして卓に突っ伏す)」

ヒトミ 「(考える)……オールインや」

ダニエラ「……かかりましたね! コール!」


   ヒトミが渋い顔になる。   


ダニエラ「猫柳さん説明セリフありがとうございます、でも私、わかってましたよ」

猫柳  「……それは失礼しました」

ジョニー「だからメタ発言やめようよー」

ダニエラ「こっちだって、接客長いことやってんですよ。相手を観察して態度を変

     えるくらいはワケないです。ダニエルにも、ダニエルごときに引っかか

     る人にも、負けるわけにはいきません!」

猫柳  「ある意味、営業スキル対決だったわけですね。……では、カードオープ

     ン」


   ダニエラ♡A♡Q。ヒトミ♡4♠7。   


ホワイト「え、何コレ。これでオールインしたの? ブラフ多いと思ってたけど、

     ほどがあるでしょ!」

サクラ 「……シロおまえ、ホントに気づいてなかったのかよ……」

猫柳  「ではフロップを───」


   猫柳がフロップを場に出す。1枚目、♠A。ダニエラがグッと拳を握る。   

   ヒトミは渋い顔のまま。   

   唐突にリリコが登場、卓に向かって突進してくる。   


リリコ 「おーす元気ー?! ムラカミいるー?」


   猫柳が開いたフロップ2枚目3枚目が、♢4♡7に。   


ダニエラ「いやあぁぁぁぁ!」

ヒトミ 「おほほほほほ! 正義は必ず勝ちますのや! 泥棒猫に向ける慈悲など

     あらへん!」

ダニエラ「誰が正義っっ……!」

ジョニー「……ちょっと行ってくる!」


   ジョニーがリリコの肩に手をついて止めて、卓と逆方向に押し返す。   


リリコ 「なんだよジョニー?!」

ジョニー「リリコー、おいらとダンスバトルしようぜー! レッツダンストゥゲ

     ザー! イェア!」

リリコ 「えー?」


   リリコとジョニー、退場。最後にジョニーが見切れながらサムズアッ   

   プ。猫柳、敬礼しながらジョニーを送り出す。   


猫柳  「続けます」


   ターン♡2。ダニエラにフラッシュドローがつく。   


ヒトミ 「なっ……」

ダニエラ「正義は、……どちらに……」


   リバー♣2。   

   ダニエラがヒトミを上回るツーペアとなり、勝利。ダニエラ、万歳。   

   ヒトミは悔しそうに唇を噛む。   


ダニエラ「勝ちました! 正義は我らに!」

ヒトミ 「くっ……」


   ムラカミがミズハシを連れて登場。   


ムラカミ「ミズハシ先輩連れてきたよ!」


   声を聞いたとたん、ヒトミが弾けるように席を立つ。一足飛びでミズ   

   ハシの元へ駆け寄り、その胸に飛び込む。踊るような動きでスムーズ   

   に受け止め抱きしめるミズハシ。   


ヒトミ 「ミズハシさぁん!」

ミズハシ「まったく、困った子だ」

ヒトミ 「あんな、あんな、あの人らいけずやねん。うちのこといじめるんやぁ」

ミズハシ「はいはい、つらかったね。もう大丈夫だよ。僕はここにいるからね、泥

     棒猫なんていないからね。だからたぶん、いけずだったのは君の方だか

     ら、後で謝らなきゃダメだよ」

ヒトミ 「ぅん、ミズハシさんまでいけずなこと言うて、わややわぁ」


   ヒトミ、ぷぅと頬を膨らませつつ、ミズハシの胸に指を立ててのの字   

   のの字を描く。ラブラブ光景に地味にショックを受ける女性陣。   


サクラ 「くっ、さすがのイケメン……この世の正義はあっちにある気がする」

ホワイト「何この、試合に勝って勝負に負けた、って感覚……!」

ダニエラ「あの人たちに敗北感を味わわされるのは宿命なのでしょうか……っ!」

ミズハシ「(ヒトミの肩越しに頭を下げる)なんかご迷惑をおかけしたみたいで…

     …申し訳ありません。ダニエラさん、この埋め合わせは必ずしますんで、

     いずれまた……」


   ミズハシ、ヒトミの肩を抱いて退場、ヒトミ、見切れながら女性陣に   

   向けてべぇと舌を出す。後に残るムラカミ。   


ムラカミ「(空気を読まずに)あれ? どしたん? ヒトミさんそんなに強かった?

     ポーカーやってるなんて聞いたことないんだけどなぁ。……それより

     さー、ショーステージでリリコとジョニーがダンスバトル始めて、大盛

     り上がりなんだよ。見に行かん?」

猫柳  「ムラカミさん」

ムラカミ「なに?」

猫柳  「一生モテないと思いますよ」

ムラカミ「へ?」


   卓に突っ伏していた棟梁が、突然、むくりと顔を上げ、くらーい顔で   

   訥々と語り始める。   


棟梁  「むかーし、むかしの、ことじゃったー。

     わしがまだ、駆け出しの、ぎゃんぶらーだった頃のことじゃあ。

     わしゃあ、若かったー。有り金ぜんぶつっこんでー、ハイローラー勝負

     をしたんじゃー。

     すると向かいの席に、長い黒髪の、妖しい笑みを浮かべる、それはそれ

     はいい女が座ってなー。

     ウマが合ってな。話も楽しくてな。いい勝負が、できたんじゃー。

     頭の中がとろけるような、めくるめくひとときじゃったー。

     携帯電話が鳴った。出ると『もしもし、あたし、今、カジノの前にいる

     の』

     わしは無視して切った。その女との勝負に夢中じゃった。

     また携帯電話が鳴った。出ると『もしもし、あたし、今、ポーカールー

     ムの前にいるの』

     わしは無視して切った。その女との勝負に夢中じゃった。

     また携帯電話が鳴った。出ると、

     『もしもし、あたし、今、あなたの後ろにいるの』

     はっと後ろを見ると、そこに、そこに、恐ろしい、あぁなんと恐ろしい!

     ……ニョーボがおったんじゃー」

女性陣 「(すっと醒めて)……それはあなたが悪いです、棟梁」


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