五章【パレットナイフ&エンドマーク】ー1

                    ◇


 異想移動船【アドーニⅥ-Ⅱ】中枢大空洞。

 要塞の全ての機能と接続された大陥穽は、今や一つの機械を収めるためだけの場所と化していた。

 多様な太さのパイプが束ねられて作り上げられた巨大なオルガン。

 【アブラクサス】が悲願を叶える、【異想領域破壊装置パレットナイフ・デストロイヤー】。

 異形の大樹のその足元に、空朔望響クウザク・ボウキョウは佇んでいた。


「……後はもう、崩壊の理論式を入力するだけ、か」


 永かった、と空朔は思う。

 大非在化。突如訪れた世界の終焉。

 世界政府。気がつけば世界を統べていた欺瞞の集団。

 それらとの決着は間際に迫っていると信じ、彼は右手を握りしめた。


 空朔望響は世界が変わった瞬間を覚えている。

 自分の知っていたものがすべて溶けて崩れて消えてしまった衝撃を。


 空朔望響は変わってしまった世界を覚えている。

 かつての世界のことを忘れてしまい、能天気に喜びと日々を享受している塵の群れを。


 許せないと、そう思った。

 叩き潰して塗り潰して、全部真っ白に変えてしまいたいと、心を怒りに震えさせた。


 それを叶える力は今やこの眼前に。残るピースはわずかに一つ。

 遠くない帰還の時を待ち望み、空朔は口元をわずかに歪める。

 懐かしい旧世界。それが戻ってきたなら己はきっと――


「空朔様。時乃琉香を捕らえてきました」


 高揚を妨げるようにして投げかけられた、背後からの声に空朔は振り向く。

 ダークスーツの女が時乃琉香を抱きかかえ、こちらに視線を向けている。


「いい仕事だ。他に報告は?」

「はい。ジャスティス&スカーレットがレイジファントムを撃破し、要塞内に侵入しました。幽幻黒衣を駆使して足止めをしていますが、ここへ辿り着くのも時間の問題かと」

「そうですか。忌々しい世界政府の走狗達め、どこまで私の邪魔をする……」


 【アブラクサス】が活動を開始して以来、彼ら二人に阻まれた計画の数は計り知れない。敵対存在としての脅威度は、憎むべき敵としての世界政府そのものよりもなお深刻。きっと彼らがいる限り、旧世界への夢は叶わない。

 しかし今は彼らのことはいい。それよりも手の中の時乃琉香だ。


「さて、気が変わったりはしていないだろうかね、君」

「ありません」


 空朔が問いを投げかけた直後、間髪入れずに少女は返す。

 目には光。屈するものかという強い意志が宿っている。

 その輝きがあまりにも鬱陶しかったから、消してやろうと頬を叩いた。


「っ……」


 それでも彼女は折れはしない。宿った光は曇らない。

 どうしてだ、と空朔響望は思う。時乃琉香は今朝まではただの少女だったはずだ。

 差し向けたメガマキナの襲来に対し、一度は逃げて縮こまった一般市民にすぎなかったはずだ。

 奥歯を噛む空朔を見下ろすように、情報窓が開く。


『そろそろ諦めたらどうだい、空朔望響』

「それはこちらの台詞だよ、時乃彼岸」


 情報窓からの声に、空朔は苛立ちを押し殺しながら返答した。

 視線を向けた窓の中、哀れむような目をしながら、時乃彼岸が覗いている。


「私には何故協力を拒むのか理解できないよ、君。ただ世界をあるべき姿に戻そうと

いうだけだろうに。【大非在化ランダマイザ】などなかったことにして、失われたものなどなかったことにして、全ての続きを始めたいだけなのに、どうしてそれの邪魔をする?」

『僕の方からも君が理解できないと言いたいね。失われた過去にこだわって、取り戻せないことを認めまいと自ら狂気で武装する。失いの嘆きや再得の願望までならまだしもとして、世界と一緒に心中しようと願う姿は見ていられない』

「残念だけれども、君の言葉は信じられない。君の所属は【世界政府】だ。今の世界を牛耳る虚偽と欺瞞の簒奪者だ。己の権威を保持する為に出鱈目を吐いて信じていると、その可能性を疑っているし、疑う以外に最早残った道はないのだよ」


 真実なんて解っている、などという言葉は口にはしない。思考の端にも乗せてはいけない。

 怨念を回せ。妄執を回せ。望んだあの場所を取り戻すため、空朔望響は己が狂気を加速する。


「そもそも、だ、君。世界が滅びるというのなら、私はそれでも構わないとまで思っているのだよ。

 現行世界を生きる者ども。今や亡き旧世界を思わずに日々を謳歌する塵の群。

 正直言って憎らしいのだよ。砕いて壊して滅ぼして、消し去ってやりたいとすら思うほどに」

『……やっぱり君は、』

「そういうわけだよ、時乃彼岸。私に説得など通じると思うな。私に諦めなど求めるな。輝いていた過去を取り戻すまで、私はきっと止まらないから――」


「あっそう。だけどもそれももう終わり」


 二人の会話に割り込むように、気軽な声が一つ響いた。

 声の方向、通路に続く扉へと向けて、空朔は即座に体を回す。

 そこには三つの人影があった。目にする前から知っていた。


 不敵な顔で挑むように笑う赤い髪の少女と。

 不機嫌な顔で憎むように睨むカッターシャツの少年と。

 不自然な無表情で彼ら二人に付き従う黒衣の自動人形が。


「昔は良かった戻りたいと人は言うけれど、果たしてホントにそうなのかしら?」


 空朔は情報窓を呼び出して、防衛機構を動作させる。

 壁から床から出現する銃器銃器銃器銃器銃器の怒涛。

 しかし彼らには通じない。軽い金属音が響いた刹那、全て両断爆ぜていく。


「確かにあたしだって昔のことを懐かしむことは少なくないわよ。

 カルチャーギャップにダメージを受けて、星のない夜空を惜しんだりもする。

 終わってしまった漫画の末に悔しさだって抱いているし、

 会えなくなった誰かを思って、センチメンタルになったりもするわ」


 だけど、


「時代を過去に戻そうなんて思わない。だって求めるものはそれじゃないもの」


 一歩。また一歩。彼らは前へと進んでいく。

 一歩。また一歩。空朔は後へと下がっていく。


「あたしが欲しいのは未来なの。歩みを進めたその先なの。

 過去の因子を受け継いだ、素晴らしくなった続編としての明日が欲しいの。

 もちろん当然なおのこと、見せかけだけ取り繕った過去なんてノーサンキューよ」


 下がり、下がり、下がり続け、空朔の背中が異形の大樹に突き当たる。

 それを見て、赤い髪の少女は唇を歪め、心臓を穿つかのように宣戦した。


「――てな訳で、少女の願いを叶えるために。ヒーロー様の登場よ」


                    ◇


 龍原深紅タツハラ・ミアカは眼前を眺めて息を吐く。

 異形の大樹の前に立つ、白衣を纏った老いた男。

 直接会うのは初めてでも、彼の名前は知っている。


「グッドモーニングおじいちゃん。あんたが空朔望響かしら」

「ああ。私もそちらを知っているよ、ジャスティス&スカーレット」


 たじろぎながら、しかしすぐさま姿勢を正し、眼前の男は返答する。


「あら。だったらちょっと降参してみない? 今なら特別ただの土下座で受け入れるからさ」

「カ、カ、カ。……お断りだよ若造が。今更それができるものかよ」


 まあそりゃそんなもんよね、と深紅は軽い気持ちで舌を出す。

空朔との顔合わせこそなかったものの、アブラクサス相手には何度も交戦を繰り返している。

 自分たちの強さは十分に伝わっているだろうと思うのだが、それでも引かぬはやっぱり矜持か妄念か。


「重ねた年齢が無駄で無いなら解るだろう。此方は世界政府旗下最高戦力、悪意を裁く断罪の意図だ。最早貴様に勝機は無い。頭を垂れて懺悔しろ」


 隣の茜が普段の不機嫌顔のままで、空朔相手に宣告する。


「流行に置いていかれておじいちゃん寂しい涙が出ちゃうのは構わないし、古いものいいものにこだわるのも個人の感性だから別にんなこたどーだっていいのよ。

 だけどね、他人にそれを押し付けられるのはごめんだわ。昔は良かった今は悪い、あの頃に時代を戻さないと世界はきっとダメになる……うるっさいのよ老害が!

 それがいいものだっていうなら、直接そうだと言えばいいのよ。

 昔がどうとかあの頃はどうとか余計なものなんて付け加えずにさ、直接端的至極にね」


「なのに世界を過去に戻そう? ハ、聞いて呆れるなこの愚者が。

貴様の其れは本心を隠した言い訳に過ぎない。ただ己の寂しさを満たしたいから、世界の総てを転覆させよう。寂しささえ無くなるのならば、心中の結果も構わない。

 独りで勝手にやっていろ、世界や他人を巻き込むな」


「コイツはこんなこと言ってるけど、あたしは結構好きだったりするわよ? 世界全部を巻き込もうってイベント精神。

 だけどその結果で世界滅亡? さすがにそれは気に食わないわ」


「説教でもしている気かね、君。若造達がこの私に」

「別に説教なんてする気は無いわよ。これはただのトークで雑談でちょっとした軽口で私見だわ。この程度でそう思うだなんて、やましい思いでも抱いてんの? ――情けないわね」


 両目を細めて巫山戯るように、龍原深紅はけらけら笑う。

 龍原深紅の辞書において、コミュニケーションとは挑発と同義。

関わる相手の本音を引き出し、正面から全力で語り合うのがルールでマナーで礼儀だと、彼女は真に信じている。


「さて、本当だったら散々散々迷惑かけられた【アブラクサス】のボス相手だもの。もっと沢山過去だとか因縁だとかコミュニケーションだか重ねた上でぶちのめしのフィニッシュを決めてやりたいとこなんだけどね? 今回のあたしたちは生憎本題そっちじゃないのよ」

「私たちの。今回のミッションは。時乃彼岸の救出だから」

「残念なことにテロリストの親玉だとか、そんな通過点はサクっとすっきり終わらせたいの」


「其れにだ」


 茜が不機嫌の表情を深くして、


「――出てこい黒幕。総て貴様の差し金だろう」


 く、くく、と小さな笑い声がした。

 微かな声は自然と大きな哄笑になり、そして縦穴に反響する。

 深紅、茜、熾遠、琉香、空朔、その場にいた全員が、声の起点に視線を向ける。


「――くはははははははははははははははははははは!」


 ダークスーツの女が、まるで別人になったかのように歓喜の声を上げていた。


                    ◇


 琉香は床に倒れたままで、ダークスーツの女の変化を見た。

 解かれた枯れ落ち葉色の髪の毛はその真紅さを深く増して、腰に届くまで垂れ下がる。

 時代がかった古めかしい片眼鏡をポケットから取り出して、それを右目に装着する。

 開いた情報窓から引きずり出すはワインレッドのジャケットと、魔女の被るような三角帽。

 それら全てを身につけた、奇妙な人物を知っている。


「……我冬さん?」

「くくく、ははは、くはははははは、その通り! 一晩ぶりだな時乃琉かぁッ!?」


 芝居がかった高笑いを中断するように、我冬の心臓めがけて弾丸が一発飛来する。

 それをとっさのステップで回避して、我冬市子ガトウ・イチコは震えた声で、


「うわぉちょっとちょっとちょっと待った、熾遠そっちはブレーキ役だろう!?」

「黙れ。さっき。言ったよね。本体がいたら。撃つって」

「そもそも自分から火に油注ぐ女が言えた台詞じゃないわよねそれ」

「僕は常々思うんだが、矢張りこの女が全ての元凶じゃないだろうか」

「全面的に。同意する」

「ここで諸共叩き潰しといたほうがやっぱ世界のためな気がするわ。

上の方には事故死とでも伝えておけばきっと納得してくれるでしょうし」


 平常運行な彼らの裏で、な、な、な、と驚愕に口を開けたまま取り乱す空朔。

 それにジャスティス&スカーレットは慣れたような口ぶりと呆れた目つきで、


「あー、ついてけないのは解るわよおじいちゃん。この女のやり口とか知らないとそりゃね」

「というか。私たちも。相当。迷惑してるし」

「其れも結構頻繁にだ」


 事ここに至っては琉香も薄々察していた。あの黄昏時に現れて、

自分をジャスティス&スカーレットの下へと導いた元凶。祖父の弟子だと名乗る珍妙な女。

 ここまでの道筋の起点は全て彼女の来訪から始まっており、それはすなわち――


「自作……自演?」

「残念だがそこまで都合のいい話ではないな。まあ概ね合ってるが」


 魔女帽子の奇人は口角を上げ、

「かつての恩師が同僚によって捉えられているという情報を掴んだはいいのだが、その時には事態はかなりの部分まで進んでいてな。

 核心のどの部分までが掴まれているのだとか、外部に対する情報漏洩があるかだとか、叩き潰す前にそういうことを内側から調べておく必要があると思ったのでこうやって潜入、側近に成り代わって色々やっていたというわけだ」


 あと、


「【アブラクサス】が誘拐した幻思学者の中に結構【世界政府こっちのほう】で頼んだ仕事をサボってる奴がいたのでな。ただ救出するだけではどうせ仕事しないだろうし、ならいっそ誘拐監禁した状態のまま仕事やらせたほうが早くね? と。……オフレコだぞ?」

「な、な、な」


 我冬市子のゴーマイウェイ具合に震える琉香の視界の端、彼女の人柄を知る三人は揃いも揃って疲れた顔で、


「ね。この人たちの。関係者って。解るでしょ」

「失礼ね熾遠……。あたしはここまで悪質じゃないわよ」

「否、貴様も我冬も畢竟大差なく同類だろう」


 本当この女はと語る三人を見て、我冬は不服といった顔で、


「何を言う、私は必要な手段を効率的に取っただけだろう。だってこっち公的機関だからおおっぴらに強制労働させると世間の目とかが怖いから、こう、ごにょごにょと」


「ごにょごにょって……」


 深紅が変なものを見る目をしながらため息をつくが、琉香も概ね同意見だった。

 なんなのだろう、祖父の関係者は本当に奇人変人しかいないのだろうかと考える琉香の視界の中、我冬市子はポーズをつけて、


「だがそれも先ほど全部終わったァ! よってもうアブラクサスに用はない! とまあそんな感じで一気に粉砕止めを刺してもらおうと思ってな!」

 ビシィッ! と擬音が聞こえそうな勢いで空朔を指差し、その手を一気に横に振る我冬。

 つまりは全部彼女が描いた図面の上。設計構築破壊まで、一直線のストレイトロード。

 なんという自分勝手なマッドネス。どこまでも無茶苦茶なタイラント。


「じゃあ。なんで。琉香ちゃんを。巻き込んだりしたの」


 怒りが籠ったような口調と視線で、乙女井熾遠は我冬を射抜く。

 ジャスティス&スカーレットは荒事屋だ。危険に突っ込むことが日常茶飯事で平常運転だ。

 だからこそ、他人をそれに巻き込むことには思うことがあるのだと、龍原深紅は告げていた。若干楽しむフシがあるように見えなかったとは言えないが。

 それに我冬はあっけらかんと、


「だってお前ら私の指示だけじゃ動かないだろうし」


「うん」

「そうね」

「当然だ」


 あまりにも、あまりにもな納得のいく返答に、琉香は開いた口がふさがらない。


 漫才を続ける彼らを横に、自失から回復した空朔望響がゆらりと体を蠢かせる。


「は、はは。そうか、道化か。ははははははは、ははははは――」


 全員の視線が白衣の男へと向けられる。

 右手で顔を覆いながら狂気の男は哄笑を続け、それを突然打ち切った。


「――だからと言って止まるものか。私は過去を諦めない。私は旧世界を諦めない。ああ、そうだ、異想領域破壊装置、アブラクサス、時乃彼岸、必要なものは手の中にある。まずは君たちを贄に捧げ、それから全てを終わらせてやる――」


 空朔の背後の空間に、大量の情報窓が展開される。

 エネルギー充填率、プリセット検索、回路最適化……流れるように表示され消えてゆく文字列は、異想領域破壊装置の起動プロセス。


 それを見る深紅は何をやってるのかしらと言いたげな顔で頭を掻いて、


「ったく、諦めってものを知りなさいよ。我冬がそのぐらい対策してない訳が――」


「いや、それは普通に動くぞ」


 ほんの一瞬、一瞬だけ全てが停止した。

 琉香は我冬の言葉の意味がわからなかった。

 鏡夜は表情だけでこの愚者がと怒りを表していた。

 熾遠は無表情のまま、思考回路にエラーを起こしていた。


「元々世界政府うちのほうが秘密裏に作っていたものなのでな。

肝心の異想領域破壊機能はロックがかかっているが、他にも兵器転用できる機能は色々備わっているのだよ。

そっちのならば仕様通りに簡単動作だ」


「バカじゃねーの!?」


 深紅の叫びと同時、要塞自体が鳴動を始めた。

 異形の大樹が体を震わせ、終末の歌を奏で始める。


「……ッ、我冬!」

「大丈夫だ茜、時乃琉香はこっちでしっかり保護しておく」

「だから竜鳳司鏡夜リュウホウジ・キョウヤだ。業腹だが貴様に任せたぞ魔女!」


 これから起こりうるであろう何かに対し、臨戦態勢をとるジャスティス&スカーレット。

 それを満足そうに我冬は眺め、一つのキーワードを口にした。


「【世界政府オーバーロード】最上級権限を以って、旗下最高戦力にこれを告げる。第三段階までの解放を許そう――存分に暴れろ、【ジャスティス&スカーレット】」


 おーけー、と深紅が頷いたその瞬間、彼らの纏う雰囲気が変わったのを琉香は感じた。

 彼らの放つ存在感とでもいうものが、先ほどまで以上に膨れ上がったかのような錯覚を。

 琉香の逸らせない視線の先、ジャスティス&スカーレットは無敵に笑んで、


「それじゃあ本日最後のひと暴れ。困ったジジイの暴走全部」

「全て壊して灰にして――ハッピーエンドにしてやるよ」


 直後。

 世界が切り替わった。


                    ◇



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