父の滅びた肉体が、今日の私のエネルギーとなる――

重苦しい雰囲気で始まり、最後まで死の観点からは変わらない。

非常に読みやすく、死とは何だろうと改めて考えさせられました。

体内に金属物を埋め込むという世界はすでにありますが、なぜそこまでしなくてはならないのかが疑問に残りました。(SFの世界ですので、金属に変わるカーボンなど、人体に無害そうなものをいれるのではないかという疑問)

ただし、埋葬という儀は効率的で面白いなと思いました。

それが自分のエネルギーに変わっていくのも、効率的で、暗い物語の中で微かな温かみを覚えることにもつながりました。

是非、この雰囲気で新しい作品を書いて頂きたいです。

期待を込めて星3つ送らせて頂きます。

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