昔話しませんか?✨

( ̄-  ̄ ) ンー何時からだろうね〜、青ちゃんがあんなふうになったのは…

元々は危険視されていた人が5人…ではなく、6人だったんだよ〜✨

なのに、青ちゃんはさぁ、護りたいだとか、世の中の人に役立つ事をしたい…だとか、夢見すぎじゃないかなぁって思うよ?

昔はあんなんじゃ無かったんだけどなぁ〜皆でさぁ、遊んでたのに…


本編〜…青影目線


梨菜と墟は、昔からの幼馴染だった。あの二人は、元から個性が強かった。特に梨菜は異能力を使いのなすのが上手くて、涙腺緩くて、思い出すだけで吐き気を覚える様な過去の記憶…何回泣かされただろうか。

墟だってそうだ、昔から、梨菜に流されて…。

異能力は星の数殆どあるが、それを使いこなせずタヒぬ者が3割型だろう。

何とか大丈夫になったけれど、異能力ってものは凄く厄介で…。


異能力…「悪夢想曲」

発動時に、金縛りにわす事の出来る特殊な音階を操る能力で、また、聞いた者が最も忌み嫌う悪夢を見せる事が出来る能力…だった。


ホントはこんな異能力要らないと思う。今更ながら。人を助けるにも悪夢だとか、必要ではないし、でも、何か役立つ事はしたかったよ。

あの時から……


昔の記憶〜………出会う前


日が沈む寸前の紅い夕日を見ながら泣いていた。5…6歳の頃の記憶。

「うわぁぁん…グスンッ…」


「ほらぁ、男の子が泣いちゃ駄目だって✨観るのはすーっごく愉しいけど、駄目だよ?」

面白がっているのか宥めているのか分からなかったけれど、何時も根暗で人見知りだった僕は正直嬉しかった。声を掛けてくれた自体が。


そんな事を思うのも束の間、いきなり持ち上げられてた。

「えぇ!?……何してるの?……グスンッ…」

オドオドしながら小さな声でそう言い振り返ると小さい男の子…何歳だろう?

けれど、その小さい男の子は僕を持ち上げていたし、怖い…と言う感情しか、無かったような…。

と思っているといきなり喋り出した。


「あのさァ…ずっと見てるけど変なものでも、付いてる?」

軽々と僕を持ってそんな事を言い出した。

横から、(* ̄m ̄)プッっと笑うような声が聞こえて、

「墟ちゃん最高〜✨もっかいやって〜?♪」

その少女は面白がっていて、ちょっと笑いかけた。

そんな事を考えているうちに自分が何で、泣いていたんだろう〜と不思議な気持ちになっていた。

………その前に降ろしてくれないのかな?


ジタバタしていたら

「いや、危ないよ?あんまり危ないと地獄に堕とすよ?」

真顔で言ってきてまた、泣くかと思った……

やっぱり横から、あの少女が笑っていた。


「墟ちゃんとその子面白い〜✨|玩具にならない?✨」

笑顔で、言ってきた。ほんとに怖い…。

すると

「遠慮しとく✨」

と微笑み返していた。

何なんだろ…こんなに不思議な人。

「あの、お…降ろして?」

勇気を振り絞って言ってみたが、聞く耳持たず、そのまま…孤児院?らしき場所に連れていかれた。

特にお母さんもお父さんも帰ってくることなく、生活していたから。心配する人はいなかった訳だけど。

しかし、物凄く広いなぁ……隅っこに居たい。

とにかく…眠いよ…*o_ _)oバタッ…



「良かったねぇ〜✨お友達(玩具)が出来てさぁ♪」


ねぇ?墟ちゃん…

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