第13話 【作品メモ】『100日後に死ぬワニ』の構造


作品構成は至ってシンプル


① 「タイトル」で結末を予告。

  (読者の関心を引く。このタイトルが実に秀逸)


② 3日目の「ヒヨコ」で伏線を張る。


➂ 淡々と日常(かけがえのない日々)を描写

(結末から関心が逸れるような、血沸き肉躍る派手な事件は、間違っても起こさない)


➃ あっさりと結末(伏線を回収)



日頃それを意識していない読者は、

「人の時間は有限」との現実を──「日常生活のかけがえのなさ」と「万人に確実に訪れる"終わり"」を、このシンプルな構成ゆえに突きつけられる。



うーん。

なんて美しい構成……!




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る