僕を幸せにしてくれた、あの人との思い出の場所へ

秘密基地と老人との出会いから始まった、少年時代の「ぼく」の思い出と、これからを生きる「僕」たちの物語。
子ども目線で語られる世界が、とてもリアルに描かれています。
幼い主人公たちは、大人でも太刀打ちできない厳しい現実に何度も直面し、時には挫折しますが、それでも最終的に前へと歩き続けます。中でも、周りの人が幸せになるために、自らが悪役(=花瓶を割る人)となっても戦い続ける、大人顔負けの「ぼく」の行動に心惹かれました。

願わくは、次の子どもたちは平穏で幸せな日々が送れますように――。

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