第3話

 エドワードは眼鏡を外し、眉間を押さえて息を吐いた。

ナナが寄ってきて、心配そうに湿った鼻を寄せる。

「ありがとう、ナナ。だいじょうぶだよ。」

エドワードはナナの頭をなでると話し始めた。

「豊かな土地と英知を育むこのオリビアは、時として外の者たちに狙われることがある。

ここには起伏に飛んだ自然はもちろん、強力な魔法使いや様々な力を持つ動物がたくさんいるからね。

彼らを利用できた者は、大きな力を得ることになる。

ある時代で、戦争が起こった。

侵略者は王国を破壊しながら、自分たちの利益になる者たちを狩ろうと突き進んだ。

図書館の最奥部にある宝物庫は、扉に刻まれた呪文で封印されている。

今となってはそれが正しい選択だったのか判らんが、国を案じた先祖達は、扉の呪文をバラバラにして小さな鍵に変えた。

かぶとむしを使って、王国の外へ避難させようとしたんだ。

この時、空間を繋げ外へ逃がしたのが私の祖父、イライザのひいひいおじいさんだよ。

彼は王国屈指の魔法使いだったけど、魔法を使わず自分の足で旅をするのが好きだったから、過去に自分が行ったことがあり、親切な人がいて安全だと思える場所へ空間を繋いだ。もちろん戦争が終わったらすぐに呼び戻す気で。

しかし、オリビアはもともと平和を好む性質だから争いには向いてなくてね。

屈強な戦士も民を護ることを優先したため、戦況は常に劣勢で、普段なら魔法の力で堅牢な図書館も、攻撃を受けるにつれ力が弱まっていった。

崩壊や上層部への侵入が刻一刻と迫る中、おじいさんは宝物庫で一人、鍵を抱えたかぶとむしを逃がし続けていた。

ところがようやく最後の一匹というところで、敵の矢が開いた空間に引き寄せられて、かぶとむしを狙ってしまった。

空間移動の呪文を唱えているから、矢を防ぐ呪文を口にできなかったおじいさんは、咄嗟に立ちはだかって胸で矢を止めた。

自らの命を使ってかぶとむしを送り終えたおじいさんは、呪文が消えた扉の前でくず折れた。

いくら使命を果たしたとはいえ、どんなに辛かったろう。

場所を残すことも叶わず、彼らがこれから味わう苦難を思いながら、命を終えなければならなかったのだから。

呪文の鍵が消え、宝物も王国屈指の魔法使いをも消してしまい、侵略者たちは悔しがったけれど、全ては後の祭りだった。

 その頃、危うく難を逃れたかぶとむし達は、オリビアへ戻る術がなくなったとも知らず、見知らぬ世界を飛んでいた。

かぶとむしたちにとっても、行った先が必ずしも安全とは限らない。もともと争いが収まるまでの隠れ蓑のはずだったから、目立たずじっとしているよう言われていたけれど、頼みのおじいさんはもういない。

幾ら待っても迎えの連絡がくる気配もない。

見知らぬ世界へ送ったことが、仇になってしまった。

最初はじっとしていたけれど、時間が経つにつれそうも行かなくなる。

お腹も空いてくる。寂しくもなる。故郷の様子が気になる。

外には外の危険がある。

待ちきれなくなった彼らは、ここがおじいさんの知っている土地、つまりは王国から人の足で歩いてゆける土地だということは聞いていたから、自らの力で故郷を目指そうとして新たな危険と向き合うことになった。

あるものは自分より大きな動物に襲われ、またあるものは新たな戦禍に巻き込まれた。

鍵を背負っていることも災いし、思うように協力も求められず、それぞれに苦難の旅を強いられた。

危険を交わしながら旅するかぶとむし達は、追い詰められてもうこれ以上飛べないと悟った時、自ら鍵を抱いて力尽きていったんだよ。

その時彼らは鍵を納める箱に姿を変えたんだ。

この鍵は、王国の平和を愛する彼らの勇気と祈りの象徴だ。 いいかい?今、この王国が平和なのも、我々が幸せに暮らしているのも、彼らのおかげであることを忘れちゃいけない。

空間魔法を習得した私は、胸を痛めながら死んでいった先祖と、国を護るために命を掛けたかぶとむし達に敬意を評して、未だ戻らぬ数匹を探しているんだよ。」

眼鏡の奥で、蒼い湖が揺れていた。

無念のまま力尽きた遠い先祖と、茜色の大地を飛んでゆくかぶとむしの姿がイライザには見えた。

低く低く・・・羽ばたきは次第に低く、弱くなってゆく。

さっきまでいた戦場が脳裏によみがえる。

あれは一体どこだったのだろう?

見当も付かない土地で、朽ち果てた壁に埋め込まれていた。

地面にいちばん近い位置だったのは、身を隠す為ではなく、力尽き、地に落ちたためだった。

もう少しも飛べなくなったからであった。

傷つき疲れ果て倒れた異国の地で、彼らは何を見たのだろう。故郷へ戻ることも叶わず、薄れ行く意識の中で、彼らは最後に何を思ったのだろう・・・。

エドワードは自分の言葉がゆっくり沈んでいくのを見届けると、イライザの頭を撫でた。

祖父の大きな手は、いつものように温かかった。

「イライザ。君のおかげで民がまた一人帰ってこれた。

そしてこの魂が命を掛けて守ろうとしたものもまた、帰ってくることが出来た。心から礼を言うよ。本当にありがとう。」

「そんな。私は今まで何一つ知らずにいたわ。今度だってまたおじいちゃんの変な趣味だと思ってたし、服が汚れて嫌だとかそんなことばかり考えていたの。今の気持ちをなんて言ったらいいか解らないけれど・・・とても申し訳ないわ。」

「イライザは優しいね。でも、気にすることはないよ。安全な場所ばかりとは限らないから、今までは経験を積んでもらってたのさ。もうイライザも上手く飛べるようになったし、フィリップはほら、身体が重くなってきたからね。」

エドワードはにっこり微笑むと、

「そうだ。実は紹介しようと思ってた子がいるんだ。」

と、プレゼントをくれるときのように、時間をかけてポケットから白い包みを取り出した。

柔らかそうな布に、何か包まれている。

祖父が手のひらを開くと、そこには小さな生き物が乗っていた。

「カメレオンのジョジョだよ。今日からイライザの友達だ。」

この辺りでよく採れる、ダリアという茄子のヘタに似た鮮やかな黄緑色。

そら豆ほどの大きさで、手を握れば簡単に隠れてしまう。

まだ生まれて間もない赤ちゃんらしい。

急に明るいところに出されてびっくりしたのか、小さな身体に不釣り合いな程大きな目を、きょろきょろさせている。

「仲良くなれるかしら・・・。噛まない?」

「噛んだりしないよ。きっといい友達になるさ。言葉を話せるかはまだ判らんが。もしそうじゃなくても、仲良くなればきっとお互いの考えていることが手に取るように解るよ。わしとナナのようにね。」

ぱたぱたと、ナナが尻尾を振っている。

イライザの手にジョジョを預けたエドワードは、改めて写真を手に取ると、いたずらっぽく微笑んだ。

この顔で笑いかけられるとき、嫌な予感しかしない。

「もう一つ、頼まれてくれるかい?」

ほらきた、やっぱり!

「ち、ちょっと行かなきゃならないとこがあるのよ。」

歴史は解ったし、力になりたいとも思うけど、とりあえず今はポポンのところに行きたい。

「ポポンじゃろう?その前の方がええんじゃよ。」

バレてる!これだから魔法使いは!

「ポポンも落としがいがあって喜ぶぞ。」

汚れ上乗せ確定である。

一族の長老で、大好きなこの祖父の頼みを、イライザが断れるはずもないのだ。

真っ白な身体が汚れるのも厭わず、イライザを包むように擦り寄ると、ナナはソファへ変わった。

見事な連携プレイだ。もう逃げられない。

観念したイライザはジョジョをくるみ直すと、隣に座るよう、ふわふわのソファへ乗せてやった。

「このソファはとってもあったかいのよ、ジョジョ。」

すぐに温もりが伝わったらしく、ジョジョはじっとしている。

ナナの呼吸に合わせて、おくるみがゆっくり上下していた。

最強の揺りかごね。

「なぁに。イライザとジョジョなら、あっという間に終わる仕事じゃて。」

エドワードは自慢げに付け加える。

「私とレクターもいるしの。」


 書斎から戻ったイライザが手を洗っていると、

ちりりん

銀の鈴を転がしたような音がした。

キッチンテーブルに、黄金色の葉が1枚乗っている。

少し開いた窓から入ってきたらしい。

「きっとお手紙ね。」

 王国では、葉や木の実などにメッセージをしたため、手紙は魔法で運ばれる。

送り主は固有の魔法鈴を付けるのだが・・・。

「あの音は誰だったかしら。」

イライザは記憶を辿りながら葉を手に取った。

「まぁ!マダム アン‐スイからだわ。」

良く乾いてぴんと張った大きな葉には丁寧な字で、

「親愛なるマーガレットへ。今年もいいりんごがたくさん出来ました。またいつでもお越しください。」

と綴られている。

風に乗せて送られてきた葉手紙は、甘酸っぱい匂いがした。

「アンから手紙かしら?」

庭先から母が顔を出した。編み物はひと段落したらしい。

「ご名答。りんごが豊作なんだって。」

「そう!彼女のりんごは王国一ですものね。あぁ楽しみだわ!ジノとポポンの帰りに、父さんと寄って来てちょうだいな。」

マーガレットは早速りんごを入れる籠を探し始めながら、笑顔で付け加えた。

「タルトタタンを作りましょう。」


 イライザの母、マーガレットの料理の腕前は王国一だ。

フィリップの育てたハーブを漬け込んだオイルなど、キッチンには、きちんとラベルの貼られた調味料が所狭しと並ぶ。

中庭にはピッツァを焼くための石釜や燻製を作る小屋。

チーズやハムを熟成させるための風通しの良い蔵。

余り大きな敷地ではないが、イライザの家はレストラン並の機材や食材で溢れている。

母は興味のあるものは何でも自分で作るたちだ。

マリネやジャムはもちろん、夏に絞った柑橘を冬まで熟成させたソースなど、ちょっと手間と時間をかけて出来あがるものを作るのがとても好きだった。

育っていく過程を観察しながら待つのが楽しいらしい。

 そんな彼女の腕前の中でも、四季折々の果物を使って作られるお菓子はとびきりだ。

じっくりとキャラメリゼされた、つやつやのりんごが乗ったタルトタタンもその一つである。

しっかりとグローブをはめた手でオーブンにタタンを投入すると、じっと焼き上がりを観察する。

イライザは外から入って来た時にいい香りを鼻が捕らえる瞬間が好きだが、マーガレットはだんだん膨らんできたり、焼き色がついていく過程を観察するのが好きなのだ。

そんな彼女のキッチンはいつでもいい匂いで溢れているから、石造りの煙突から立ち上る匂いにつられ、通りすがりの旅人や森の動物達がふらりとやってくることも多い。

一家はわけ隔てなく迎え入れ共に食卓を囲む。

旅人が来れば旅の話を聞き、動物が迷いこめばフィリップが世話をし、ブラシで毛並みを整えてやる。

そうやってあたたかい時間を共に過ごし、良き友人となって別れゆくのが常だった。

王国の外へ余り出ない彼らにとってそれは、外の世界を知る数少ない機会でもあるのだ。

もっとも、イライザはオリビアを心から愛していたから、この国の外へ出るなんて考えもしなかったけれど。

土の付いた軍手を外しながらフィリップがやってきた。

「やぁ!もしかして、マダム アン‐スイかい?」

「えぇ、でも良く判ったわね!」

会話が聞こえたのかしら?それとも魔法?

「手紙が来るのが見えたのさ。甘酸っぱい匂いとね。」

自慢げに空を指差し、リスのように鼻をヒクヒクさせている。

「なんだ。タルトタタンですって。」

「あぁ、そいつは楽しみだ!すぐ行こう!」

甘いものが大好きな彼は、すぐさま軍手を放り投げると子供の顔で笑い、

「そうだ!じゃぁ、ポポンとジノのところへはマダムのりんごを手土産にしていこう。やつら大喜びするぞ!」

フィリップはひとしきり楽しみだ楽しみだと騒ぐと、

「ところで。その中身はなんだい?」

と聞いてきた。

「え?」

ポケットが、もぞもぞ動いている。

そうだった。あれからジョジョが寝てしまったので起こさないよう連れてきたのだが、フィリップがうるさかったのだろう。起きてしまったらしい。

「友達ができたの。紹介するわ。」

祖父を真似て、そうっとジョジョを取り出すと、

「カメレオンじゃないか!可愛いなぁ、赤ちゃんだぞ!!」

甘いものの次に動物が好きなフィリップは、人差し指で頭を撫でながら大はしゃぎだ。

出したり入れられたりを繰り返されたあげく撫で回され、今度はつんつんとつつき始められたジョジョは、抗議するように口を開けて固まってしまった。

「ん?」

二人がきょとんとしていると、精一杯大きく開けた口から、桃色の舌がほんの数センチ、ひょろんと出てきた。

「んん???」

どうやらジョジョは、カメレオン自慢の長い舌を鞭のようにしならせて、フィリップの指を弾きたかったらしい。

だが思うようにいかなかったので、自分でもびっくりしたうえに最大限ショックを受けてしまったようだ。

力一杯見開いた大きな目に、うるうると涙が溜まり始めた。

なんだか面白いのでどうするのか二人が見ていると、顔を真っ赤にして涙をこらえていたジョジョはついに、

「はんぎゃ~!!はんぎゃ~!!!」

と大きな声で泣き出してしまった。決壊したらしい。

「まぁまぁ、何事!?」

くるくるカールした蔦で編んだ丸い籠を手に、ぱたぱたとマーガレットが飛んでくる。

ぼろぼろと泣きながらひっくり返ってしまったジョジョを前に、物も言えなくなった二人を見咎めたマーガレットは、

「あらあら。びっくりしたのね~。はいはい、もうだいじょうぶよ~。」

イライザの手から救い上げると、籠をフィリップに押し付ける代わりに奥へ連れて行ってしまった。

「あの子はまだ、舌を上手く使えないみたいだな。」

「自分でもびっくりしたみたいだったわね。」

見合わせた二人は、どちらからともなくプププと笑いだした。

なのにプライドが高い、かわいい赤ちゃんカメレオンだ。

 しばらくして、マーガレットが戻ってきた。

もこもこした毛布にくるまったジョジョはようやく落ち着いたらしく、恨めしそうにむっつりとフィリップを睨んでいる。

新しいおくるみの端っこを、尻尾でぎゅうっと掴みながら。

その様子をみた二人は、また笑い出しそうになるのを必死でこらえなければならず、フィリップに至ってはぎゅっと下唇を噛んでいたのだった。


 そうしてイライザは、再びこの丘へと舞い戻っている。

さっきと違うのは、肩にジョジョを乗せていること。

そして目の前にあるのが栗熊の戦場ではなく、静まり返った夜の邸宅ということだ。

丘へ足を踏み込んだ瞬間、辺りは暗闇に包まれた。

これほど静かだから、目くらましの必要もなかったのだろう。

時差を埋める処理、つまり夜中らしい現地とまだ陽のある王国の光を遮る処理だけして、レクターは既に姿を消していた。

目が慣れてきたイライザは、そっとジョジョ に話しかける。

「さ、行きましょう。あっちの角を曲がったところの窓から入れるんだったわよね。」

 

 祖父からの指示はこうだ。

この屋敷のリビングの天井に、大きな丸太の梁がある。

その梁を支える柱の根元に、鍵を抱いたかぶとむしが居るかもしれないというのだ。

「写真が小さくて良く判らんのじゃよ。」

祖父が差し出した写真には、それらしきものが小さく写りこんでいた。

ちょうど今は夜中だから家人も寝静まっているだろうと言われて来たまではよかったのだが・・・。

 これね。

目的の窓を見つけイライザはふわりと浮き上がる。

そっと中を覗き込み灯りが漏れていることに気づいたイライザは、バランスを崩して落下しそうになった。

話が違うわよ、おじいちゃん!誰か起きてるってば!

イライザは慌ててジョジョを見たが、ジョジョは奥へちょいっと首を伸ばした。

行けってこと?!あんた、意外と肝が据わってるのね!

ため息を付いたイライザは慎重に窓枠を押したのに、キィィィ。今度は音がたってしまった。

ヒッ!

思わず手を引っ込めるが、誰かが来る様子はない。

えぇい、ままよ。

意を決して中へと進入する。

そろそろと目的の柱がある梁の手前まで進むと、そっと下を覗き込んだ。

本人は気づいてないが、覗く時に鼻の下がかなり伸びている。


 階下では数人の男たちが話しこんでいた。

彼らの足元に、酒の空き瓶のように無造作に置かれた物に気づいたイライザは、危うく声を出しかける。

銃じゃないの!!

どうやらこの家は、やばい連中の住処らしい。

銃というやつは、小熊が持つより人間が持っているほうが格段にやばく感じるのは何故だろう? 

どうでもいいことが頭に浮かぶのは落ち着いているのか?パニックってるのか?

いや・・・、それこそどうでもいいわね。

わりと現実的なイライザは、改めて階下の観察を始める。

ろうそくの明かりの元、男たちは地図を広げてひそひそ話し込んでいる。よからぬ相談に違いない。

筋肉質の太い腕。頬に傷のあるヤツまでいるではないか。

しかも。目的の柱は向こう側だった・・・。

鍵を取りに行くには、男達の頭上を渡らなければならない。

おじいちゃんのばかばかばか!

可愛い孫をこんなところに放り込むなんて!

しかも、なんであっちに窓がないのよ!

いくらなんでも危険すぎる。これは連中が留守にするタイミングで出直したほうが絶対にいい。

ジョジョもそう思うでしょう?!

同意を得ようと肩を見やったイライザは、今度こそ本当に声を出しかけて、慌てて両手で自分の口を覆った。

ジョジョ!!!何してるの!?

書斎でオリビアにまつわる話を聞いていたジョジョは、イライザより先に意を決したらしく、いつのまにやら梁へ向かって歩いていたのだった・・・。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る