不幸な自己の描写の仕方

苦痛の度が過ぎれば、苦痛を感じている自分を観察している自分が生じるそうな。
この小説の主人公のまことちゃんは、まるで他人のように客観的に自分のことを開陳する。
彼女の不気味なまでの冷静さが、「父」に接したことにどのような反応をするのか。今後に期待。

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