第三章 州都へ

第三十一話 出立

 甲高いサイレンが北都全域に響き渡る――。

 雷鳴のような轟音が続きホテルの窓ガラスをびりびりと振動させる。


「な、なんだ! おい、二人とも大丈夫か!」


 僕は飛び起きて周りを見渡す。望夢も驚いて上半身を起こしていた。秀人はベッドの上にはいなかった。既に部屋の窓ガラスに張りついている。窓から一番離れたベッドに寝ていたのに、こういう時は早いな。そう思いつつ僕も窓に駆け寄り、窓ガラスごしに外を窺う。

 眼下の街並みは――。昨日の朝と変わらないな。


「おい、これは何の騒ぎだ?」


 隣の秀人に問いかける。秀人はただ黙って空を指さした。青空には僅かに雲が漂っているだけだ。何を意味しているのかさっぱりわからなかった。後から来た望夢も首を傾げている。


「違う、もっと先……」


 秀人の指先は外壁よりも更に遠くの空を指さしていた。緑色の雲が三つ浮いていた。それが少しずつ、こちらへと流れてくるのが見えた。


「はっ! あ、あれは――。ありえない……。か、翔くん起きて!」

「は?」

「あ、あれ! いつの間に隣にいたの!」

「いま話をしてただろ。寝ぼけてるのか?」

「ああっ! 今はそれどころじゃない。急いで荷物を纏めて! エリカちゃん達も迎えに行かないと!」


 急に狼狽え少しおかしな事を口走る、秀人。望夢は状況を全く理解できずに突っ立っていた。正確に言えば、僕も理解していない。

 しかし、あの雲を見たとき本能が警鐘を鳴らしていた。あれはまずいと。それに秀人の感覚を信頼している。


「質問も詳しい説明も後にしろ!」


 望夢を急かし、僕自身も荷物を纏めた。部屋を飛び出して女性陣の部屋へと急ぐ。昇降ポットは緊急停止していたので脇の階段を駆け上がった。部屋の扉を叩くと、エリカが直ぐに顔を出した。凜花が窓に張りついて愕然としていた。


「おい、何してる! すぐに外に出て駅に向かうぞ!」


 その言葉を聞いた彼女達の反応は速かった。状況を即座に理解し、荷物を乱雑にリュックへ詰め込んでいった。


 階段の上下から怒号や悲鳴が響く。すでに宿泊客の一部は避難を始めていた。ホールの人混みを掻き分けてホテルの外に出る。

 サイレンの甲高い音が耳についた。地下高速歩道の入口に向かって走り出す。そんな僕らを、秀人が大声で呼び止める。


「そっちは駄目だよ! 地下高速歩道は、おそらく緊急事態で停止しているか、動いていたとしても直ぐに止まるよ!」

「じゃあ、どうするんだ!」


「そこまで遠くないから、走って北都駅に向かおう。おそらく州都行きの軍用列車が待機しているはずだよ。まずは、それに乗ることを目標にしよう」

「わかった。けど道は――」

「僕について来て!」


 秀人は道に迷う素振りもなく走る。僕らはその背中を追いかけるだけで良かった。

 街の道路は市民で溢れかえっていた。恐慌状態に陥った人混みを掻き分けて進むのは、道が分かっていたとしてもとても困難なはずだ。しかし秀人が選ぶルートは、なぜか人が疎らだった。それでいて目的地までの最短ルートを走っているように思える。それが不思議で堪らなかった。


「なぁ、ヒデ! お前どうやってルートを選んでいるんだ!」


 秀人の横を並んで走りながら話しかけた。息を切らせながらも秀人は説明してくれた。

 それはビニックの高度利用の賜物だった。ルートだけであれば誰でも簡単に検索することができる。秀人はさらにビデオカメラの情報を利用していたのだ。

 北都内には無数のビデオカメラが存在する。定置式もあるが浮遊移動式の三百六十度超小型カメラからの情報量が圧倒的とのことだ。ルート上に存在するそれらをピックアップし、画像をビニックで収集、脳内に展開していたのだ。

 秀人が凄いのは、それらの情報を脳内で合成処理していた。自ら進む先の状況を上空からのリアルタイム俯瞰映像として変換していたのだ。これによって混雑していない場所がリアルタイムでわかる。あとは空いている場所を選んで走るだけだ。


「I型セイジにしかできない芸当でしょ」


 少し得意気だった。でも、本当にI型セイジならみんなできるのだろうか。実は秀人が異常なのでは。秀人の背中を追いかけながら、僕はそう思っていた。


「おっと! どうした!」


 考え事をしていた僕は、秀人の背中にぶつかりそうになった。急に足を止めたからだ。秀人はビル側壁の巨大なスクリーンを凝視していた。

 そこには拡大された緑の雲が映っていた。巨大な横長のシルエットからは、胸ビレや尾ビレが生えていた。


「何だよあれ! でかすぎるだろ!」

「やっぱりそうだったのか……。体長は最低でも二キロメートル。鯨型シェイドだよ。あの色はどうみても進行ステージ五だね」


「それってマックスじゃないか」

「うん。過去に一度だけその姿が確認されているんだ。北米大陸西海岸の一千万都市にね。たった一夜、たった六体のあのシェイドによって世界有数の大都市は廃墟と化したんだ」


「まじかよ」

「西海岸の、あ、悪魔と呼ばれている……」


 秀人は震えていた。声だけでない。眼鏡のブリッジを押さえる指先までもが小刻みに震えていた。状況は最悪のようだ


 そいつのフォルムは、一見するとナガスクジラと酷似していた。ただ、ある物がそれの異様さと狂暴さを主張していた。

 本来、鯨の口は毛のようなひげ板に覆われている。オキアミなどの小型の生物を濾し取るためだ。しかし、ビルのスクリーンに映るそれの口は毛ではなく鋭利な光を宿していた。無数の大きな鋭い牙が巨大な口全面に生え揃っていた。


 あまりの残忍なシルエットに僕も膝が震えた。先を急がなければ危ない。生存本能が激しく訴えかけていた。

 秀人に声をかけようとしたができなかった。耳をつんざく雷鳴の所為だ。地面までもが大きく揺れた。ほぼ同時に巨大スクリーンに映るクジラの尾ビレが吹っ飛ぶのが見えた。


「す、凄え……」


 体勢を維持できなくなった鯨が地表へと斜めに落下していく。スクリーンを囲む観衆が大きな歓声をあげて飛び跳ねていた。


「セントラルタワーの主砲だね」


 一瞬、砲撃に目を奪われた。だが、僕の生存本能は未だ警鐘を鳴らしている。


「ヒデ、早く行こうぜ。全ての鯨が墜とされたわけでもないんだ」


 僕は秀人の背中を押す。


「うん。そうだね」


 秀人も頷き再び走り出した。


 ホテルを出てから四十分ほどで北都駅に辿り着いた。

 入口にはバリケードが張られていた。駅に雪崩れ込もうとする都民を自動小銃が牽制する。軍と市民が正に一触即発の状況だった。

 僕らは群集を掻き分けて進む。子供でも力は既に常人の数倍はあるのだ。

責任者と思われる軍人に走り寄り、セイビーのエンブレムを掲げた。北都行きの話は伝わっていたようで、すぐにバリケードの中へと通された。


「おい、化け物は通して、何で俺ら本物の人間は入れないんだ。ふざけんな!」

 

 誰かが罵り声を上げ、地面に転がっていた何かをバリケードに向かって投げつけた。その行為が周囲へ伝染していく。とうとう導火線に着火してしまったようだ。

 僕らは急いで駅構内へと走る。後方で銃声があがったが、振り返らずに一目散にホームを目指した。


 三番ホームに軍用列車が停車していた。想定よりも車両はかなり短かった。たったの七両編成だ。

 先頭と最後尾は砲台車両で、二、三号車は貨物車両のようだ。秀人の話によると、二号車には途中の基地への補給物資、三号車には州都へ輸送する物資が積み込まれているそうだ。


「あれは何だ?」


 四号車には側壁が無かった。床と屋根が中央の壁で繋がり、壁沿いに長いベンチが置かれる。


「特殊飛行隊の専用車両だよ」

「俺らは、どっちに乗るんだ」


 五号車と六号車が客車だった。


「えーと、確か五号車が訓練学校入学者用、六号車が一般市民用かな」

「一般市民用って、たったの一両なのか」


「北都と州都間の陸路は結ばれているといっても、いつシェイドに襲撃されるかわからないんだよ」


 だから、よほど特別な事情がない限り一般市民は州都へ行くことはないらしい。


「そもそも乗車許可自体が簡単には降りないんだ。なので一両もあれば十分なんだよ」


 四号車のベンチから、人が立ち上がった。僕らの方へと向かって来る。


「良かった! やっぱり、翔だったか。はらはらして待ってたぞ。なんとか間に合ったな」

「徹さん! なんで――」

「そういう話は後でだ。予定は大幅に繰り上げになったぞ。あと十分もしないうちに出発するぞ」


 昨日の別れ際を思い出す。にやけていた理由がわかった。


「ちょっ、何でよ! まだ予定よりも一時間以上も早いじゃない。まだ、全員揃っていないでしょ」


「申し訳ないが今は非常事態だ。これでも許容できる限界まで待った。確かに予定の半数ほどしか揃っていない。が、これは決定事項だ。お前らの爺さんはすでに一般車両に乗っているから、それは安心しろ。いいから、早く乗り込め!」


 徹さんは噛みつく凜花を半ば強引に客車へと押し込んだ。どうやら、彼の中隊の任務はこの軍用列車の警護のようだ。


 翔は知らなかった。北都防衛隊の特殊飛行隊、それも第一飛行部隊ともいえば花形なのだ。わざわざエース級が護衛についているのだ。その理由は残念ながらセイジの子供達を守るためではない。輸送品にあるのだ。貨物車両には多量のシェイドコアが積み込まれていた。

 旭日前線基地は日本州における最も苛烈な戦闘地域であった。言い換えるとシェイドマテリアルの最大産出地といえた。このため北都は常に潤沢な資源を有していた。

 一方、州都では需要に供給が追いついていない。これを賄うために定期的に北都から州都へとシェイドマテリアルが輸送されているのだ。莫大なエネルギー資源の護衛は軍の重要な任務の一つだった。


 凜花の後に続いて客車に乗り込もうとした。しかし、急に辺りが暗くなり立ち止まる。さっきまで青空だったはずだ。訝しげに上を見上げる。空一面が黒く塗りつぶされていた。


「ちっ、思った以上に早い。このままでは不味い。おい、出発しろ!」


 徹さんが大声で命令する。先頭車両近くのホームに待機していた車掌が走り出した。徹さんの足裏と踵のノズルから勢いよくガスが噴射する。あっという間に空へと急上昇していった。その後を追うように七人のセイビーが空へと飛び立つ。三人のセイビーが残った。彼らは列車の警護にあたるようだ。


「おい、グズグズするな」


 僕らも列車に飛び込む。席に着く間もなく浮遊感を感じた。列車が直ぐに動き出したのだ。

 客車を見回す。二人掛の席が向かい合うボックス席が通路の両脇に並ぶ。どうやら前回の避難は、本当にただの貨物車両に乗せられていたようだ。備え付けの窓も貨物車両とは比較にならないほど大きかった。座席には十分な余裕があったので、通路を挟んだボックス席に男女に別れて座ることにした。

 ホームを抜けると駅周辺に群がる人が見えた。暗がりの中で上空を見上げる人々の顔は悲壮感に包まれていた。上空の状況が気になったが詳細を確認する術がなかった。嵌め込み式の窓なので顔を出して空を見上げることができないのだ。


 出発して五分たっただろうか。前方に壁が近づいて来た。内壁と外壁の間を通り過ぎる。一瞬暗くなったが、すぐに光を取り戻した。窓の外は二日ぶりの白銀の世界だった。

 列車は北都を出るまでは北向きに進んでいた。外壁をぬけてからは徐々に進行方向を西向きへと変える。女性陣の座る窓に北都の外壁が映った。

北都中心部の遥か上空。そこに一体の巨大な鯨が浮かんでいた。体表のあちこちで爆炎があがっていた。


「どうやら、ほかの鯨は全て打ち墜とせたようだな」

「うん、さすが北都防衛の要の主砲だね」


 最後の一体のシルエットも次第に変化していく。数分後には、すでに鯨のフォルムを成していなかった。そして最後の一体も体を傾け高度を落としていく。撃墜に成功したのだ。


「おい、あれはまずくないか、、、」


 少し遅かったのだ。鯨は街の中心部の上空にまで侵入していた。直径二キロメートルの巨体が中心部めがけて落下していく。まさに巨大な隕石だ。それを見上げることしかできない北都の人々。彼らが絶望している姿が頭に思い浮かぶ。

 あろうことか漆黒の隕石はセントラルタワーの中腹部に激突した。北都の象徴ともいえる超高層ビルが中央からぽっきりと二つに折れた。そして鯨に巻き込まれた形で残る下半分も地上へと崩れ落ちる。全てが外壁の中へと消え去った。車内のあちこちから子供たちの悲鳴があがる。シェイドの襲来で北都が受けた被害は計り知れなかった。


「あの街でさえこうなるのかよ。安全な場所なんてどこにもないじゃないか」

「あ、あのシェイドはさすがに無理だよ。むしろ北都が消滅しなかっただけましだったのかもしれない」


 人類の天敵の脅威はあまりにも大きかった。僕は自分の認識が甘かったのだと思い知らされた。正直、北都のような城壁都市にいる限り絶対に安全だと思っていた。そう感じさせるほどの文明だったのだ。だからこそ避難民を受け入れない北都の役人たちに怒りを覚えていたのだから。


「糞っ! なんで俺達の行くとこ行くとこシェイドに襲われないといけないんだよ!」


 さすがにその問いには答えられないのか、秀人は黙って俯いていた。

 車内の所々ですすり泣く声が聞こえた。北都に家族や友人達を残して来た者も少なくないのだ。あの光景を見れば誰だってただで済まないことは理解できた。列車の中に重苦しい雰囲気が漂う。


 北都の城壁が視界から完全に消えた頃、列車へ戻ってくるセイビーが見えた。出撃したのは徹さんを含めて八人だった。しかし戻ってきた人影は六つ。一人は他の隊員に両肩を抱えられていた。死傷者合わせて三名の被害だ。


「良かった。とりあえず徹さんは、無事のようだ」


 赤ラインの入った漆黒のヘルメットを確認して胸を撫でおろす。


「でも、みんな、疲れ切って、悲壮な顔してる」

「そうだな」


 エリカの言う通り、飛行隊の面々は壮絶な戦いだったのだろう。心身ともに疲弊しているように見えた。外壁が出来てから初めて都市内へのシェイドの侵入を許したのだ。しかも被害は甚大。軍用列車の護衛任務が無ければ北都に戻り防衛に専念したいだろう。


 車内の重苦しい雰囲気が一変した。進行方向右手、つまり北向きの窓。そこに映る世界が白銀から青へと一転したのだ。窓側に座っていた僕は思わず声をあげる。


「こ、これって、まさか海か――」


 他の子供たちも同じだった。どこまでも続く青い水平線に心を奪われた。いつのまにか、エリカも僕の隣で窓に張り付いていた。望夢は故郷の街で見たことがあったので、エリカに席を譲ったようだ。

 生まれて初めて見る海。どこまでも続く雄大さに唯々圧倒される。水平線の向こう、横一面に広がる稜線のぼやけた白銀の山々。空と海の境に浮かびあがるその姿は神々しかった。


 山頂の空に、優しく微笑むおばさんの顔が浮かび上がる。全てを包み込むような冬の海が、僕に錯覚を覚えさせた。

 頬を伝う感触に我に返った。目元を拭い隣をそっと伺う。感傷的になった自分が少し恥ずかしかった。エリカも秀人もただ黙って海を見つめていた。二人も目元に涙を湛えていた。僕は何も言わず視線を窓に戻すと再び冬の海に心を預けた。


 数分で列車は海沿いを離れる。どうやら内陸へと向きを変えたようだ。一路南へ進む軍用列車。雲行きが怪しくなり外は少しずつ暗くなっていった。前方に山々が見える頃には粉雪がちらつき始めた。山間部に入ると大粒の雪が吹きつけ、窓からの視界が完全にホワイトアウトした。


 景色を楽しむこともできなくなったので、僕ら男性陣はそれぞれ北都で買ってきた本を取り出し読み始める。一方、凜花とエリカの話は止まらなかった。話のネタには尽きないようだ。エリカは基本的に寡黙なタイプだ。僕や秀人と長話をするような事はほとんどない。凜花が話上手なのだろう。


 二時間ほどで山間部を抜けると雪も止んだ。今度は女性陣の席側の窓に海が広がった。


「あ、あれ何? かわいい!」


 凛花が興奮していた。海岸線から少し離れた水面に何かが顔を出していた。皆の視線が一斉に秀人に集まる。秀人は本に集中していたかったが、無言の圧力に耐えられなかったようだ。諦めたようにため息をつき、本を閉じる。眼鏡のブリッジを押しあげると自分の役割を全うしだした。


「あれはキタオットセイの群れだよ。冬はロシアから日本まで餌を求めて南下して来るんだよ。最近は、この辺の海岸に何十万頭の群れが集まってくるみたいだね」


 海で無邪気にじゃれ合う動物たち。見ているだけで皆の心が癒された。

 沿岸線を走る車窓からの風景は流れるように移り変わる。それでも海辺の住人たちの姿は変わらなかった。海岸一帯はオットセイや海鳥などの群れで大賑わいだった。



     ◆◆◆


 大いなる意思は心から安堵していた。やはり自らの決断に間違いはなかったのだ。

 外科手術の直後は確かに鋭い痛みに襲われた。皮膚全体も大きく荒れ果ててしまった。しかしそれは一瞬の出来事だった。すぐに皮膚は元通り再生を始めたのだ。病原生物によって押し固められ、乾いていた皮膚も、かつてのような瑞々しさを取り戻してきた。病状が改善しつつあることを、まさに肌で実感できた。

 病巣を駆除するために新しく発明した抗生剤。これも非常に高い効能を発揮した。病原生物を選択的に取り込むと、瞬時に整肌液へと分解して肌へと塗り込んでいった。既に大きな病巣の多くを破壊し、病原生物の九割以上の駆除にも成功した。

 己の肌はもうすぐ艶と張りを取り戻す。大いなる意思はそう確信し歓喜した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る