第二夜 シェアハウスの同居人

「アーーッ!!!おい魔獣!?」


「どうかしましたかご主人たま?そんな世界が滅亡しちゃったみたいな声出しちゃって?」


「おまえ、ボクのハーゲンダッツ食ったろ?」


「アイアイ。ふたつあったんで、てっきりひとつはあたしの分かと。」


「チャッカリしてるな。なんで抹茶きなこ黒蜜の方を食っちゃうんだヨォ!?」


「和栗あずきも美味しいですよん♪」


「知ってるよ!大体、どっちもボクがボクの金で買ったボクの分だ!ボクのアイスはボクの分だ!」


「シェアハウス・ファミリーに向かって、そんなガキ大将みたいな台詞やめてくださいよん。」


「何がシェアハウスだ!?勝手に居候してるクセに。」


「そりゃあ召喚された手前、地球のひとつも滅ぼさないと、おめおめ魔界には帰れませんもの★」


「そう簡単に滅ぼされてたまるか!」


「はて?じゃ何で召喚されたんでしたっけ、あたし?」









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