物語元のオリジナル詞

バグガール

利用されてた アタシ、ロボット

さっき までの 日々は ユメで

コードから流れてた


ヒトのココロは とても暗くて

トモも コイも 裏切るだけ

「イナクテイイ」と言うの


でも待って それじゃ前半の

光溢れてた 景色の全部が

嘘なの?


何が 間違いで

正しいかなんて 知らないけれど

アタマが割れそうになる

真実が 見たい


恋した 瞬間 胸が腫れてた

痛めば 痛むほどよく

手と手を 繋げば 夕陽固まる

沈めば 心ごと 砕かれた


科学者たちは 皆賢くて

自分 だけの 生きる 術を

握っている気がした


気に入らなけりゃ 壊せばいいと

笑う 顔が とても 怖い

でもどこか悲しいの


アタシには プログラムがある

その起動のため ヒトのユメを見た

ところが


バグが発生し

アタシはアタシが わからないまま

外へ 逃げ出してしまう

日常の中へ 野放しだ


秘密の 兵器が 街に紛れて

空には ヘリがバリバリ

アタシは 走った 生きてるように

スカート 風生んで 飛ばしていく


コタエ なんて きっと なくて

ヒトや ロボじゃ わからないよ

だから アタシ 走る 走る

潮の匂い 「海に向かえ」指令を出すよ


恋した 瞬間 胸が腫れてた

痛めば 痛むほどよく

手と手を 繋げば 夕陽固まる

アタシは セイコウに ユメを見た

シッパイに 惹かれていた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

壊れた少女 浅倉 茉白 @asakura_mashiro

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ