設定&あらすじ集

陽だまりの唄~6人の奏者の為の~

<あらすじぷろっと(笑)>


 ーー来年度から王仁塚北わにづかきた中学校に統合されます。


 ここは王仁塚わにづか市立桜山おうざん中学校の体育館。四月の出来事だった。全校生徒二十人。体育館がざわついた。


 部活に行ったらみんながざわついていた。ぼくら吹奏楽部は六人。先輩三人。同級生二人。一年生一人。

 今年で終わりなんだね。さみしいな。とか、まあ、北中にも吹部あるし。とか。


 そんな中、ぼくの幼馴染み、渡辺わたなべ詩音しおんが能天気なことを言い出した。


「東日本、行こう! 忘れられない夏にするんだ」


 二年の夏。六人しかいない吹奏楽部。

 東日本なんて行けるようなレベルもない。

 だけど、みんな必死だった。

 自分達の曲で最後のコンクールを最高のステージにする為に。


 ぼくらはこの夏、大人になる。


登場人物

※二年

千野ちの日向ひなた<tb>

 ぼく。

渡辺わたなべ詩音しおん<per>

 ぼくの幼馴染みの女子。家は隣。スネアドラムが好き。

※三年

加賀美かがみあおい<tp>

 部長。はきはきしている。ハイトーンが得意。

大久保おおくぼ菜々なな<tuba>

 背が高い。真面目でお人好し。柔らかい音を出すことが得意。

清水しみず忠宏ただひろ<sax>

 主にテナーとソプラノ担当。軽い。

※一年

望月もちづき沙也加さやか<cl>

 小学生の頃からの経験者。中学入学時、東京から転入。大人しすぎて友達ができないことが悩み。

※顧問兼担任

保坂ほさか美弥子みやこ<con,fl>

 おっとりしているおばさん。社会科教員。

※作曲兼外部講師

薬袋みない隼人はやと

 美弥子の所属している楽団の指揮者。趣味で作曲をしている。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る