最高のオチの研究

さけ

 おい、来週は、「さけ」を持って集まれよ。

「おす!」

「ふう、さけを持ってくればいいんだな」

 この男は、他の人は店で買うと思い、自分はとることにした。

 よし、これを作ったら、川に行こう。そして、男は山奥の川へと向かった。

 一週間あれば、いくつかできるだろう。充分だ。


 五日後、男はまた同じ川上に向かった。そこにいたのは、「鮭」だった。

 よし、これで良い。これで良い。

 そして、また高校の同級生で集まった。

 男は他の人が、酒を持ってきていることに大げさに驚いて見せた。すると、同級生たちは、決まり文句のようにこう言った。

「まさかお前、鮭を持ってきたんじゃないだろうな」

 そう言うと、他の人たちは噴出して笑った。まさか、そんなことはないよな。

「うーん、その質問にはお答えすることができません」

 男はこう言った。友達たちはますます訳が分からなくなった。

「どういうことだい」

 同級生は口を揃えて男に向かって聞いた。

 男はとうとう、こう答えた。

「こういうことだよ。」

 すると、男は後ろから洗面器を取り出す。そこにいたのは、「鮭」のような「酒」だった。

 そのは鮭のよう泳ぎまわり、酒のように美味しかった。

同級生たちは黙るしかなかった。

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