おしゃれな雰囲気が漂う短編です。自己との対話のよう。彼は、本当は彼女自身なのでは?と考えてみたり。解釈は、多分人それぞれ。それも含めて、魅力的な作品です。
本を読むことが好きで、現在は某大型書店のHPの書評ライターなどをしています。私自身も、出産を機に日記とブログを始め、小学校の頃の夢だった作家になりたいとカクヨ…
心の奥底で、「行くな行くな」と呼び止める声がする。振り払っても振り払っても、その声が追いかけて来る。その声って?まさか、あのジュリエットなの?異国の地での一瞬の幻覚。
イタリアと言えば青い海、そして陽気で開放的な人柄、でも街角のカフェやレストランには人知れず迷い苦しみながら人の流れを眺めている人がいる遠く離れた異国から来た人なら必ずそしていつもその背中を見つ…続きを読む
情景描写が巧みで、行ったことがない海外の舞台の話に違和感なく誘い込まれます。メインとなる女性の葛藤をジュリエットとの対話形式で進めていくアイデアは抜群。心理描写の幅広さを味わえる作品です。夢を…続きを読む
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