最終章 んじゃ、結婚すっか。 第5話 家族だけ

いつだ、、?



いったいいつなんだ、!?



私はトワコと

湯豆腐を食べてる時も、

写経をしている時も、

寺を見ている時も、

竹林を見ている時も、

手漕ぎ船に乗っている時も、

渡月橋を渡ってる時も、



《イマカ!?、、イヤチガウ、!》



を繰り返していた。



結局、、宿に入り、夕食を食べ、



《イマカ!?、、イヤチガウ、!》



トワコと2人で貸切風呂に入った。



私達は、まぁ、以前から関係はあった。



一緒に風呂に入り、トワコと他愛も無い話をしていた。


他愛も無い話をするしかなかった。


私はナニも立たないくらい緊張し続け、すっかり疲弊していたのだ。



会話の中で、


私『トワコって呼びにくいからトワって呼びたいのだけど。』


と言うと、


トワコ『、、うーん、。トワって呼ぶのは家族だけだからなぁ、。』



、、、あ、。



《イマダッ!!!!!!!!!》



私『そうか、、分かった。



、、結婚してください、一生大切にします。』




、、、、、、


、、、、、、、、、、


一瞬、、いや、、十数秒、、リアルに時が止まって、



トワコ『、、はい。』



、、私は、、


全裸でガッツポーズをし、トワコを抱き締めた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



湯から上がり、



私『なんかタイミングわけわからなかったけど、コレも受け取って欲しい。』



と、ピンキーを渡すと、トワコは泣き崩れた。



私はトワコの肩に手をまわし、



私『トワって呼んでいい?』



と聞くと、



トワ『はい、!、』



と返してくれた。



こうして、私のプロポーズはなんとか成功したのだった。

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