タイトルに惹かれてずっと気になっていた作品。矛盾をはらんだ倫理観の推移を、巧みな構成と淡々とした文体とで描ききっている。淡々としているけども、実はむせび泣いているような気配が漂う。
晴見 紘衣(はるみ ひろえ)です。 影のあるハッピーエンド、光のあるアンハッピーエンドが好きです。 『白矢の雨』短編の代表作 名刺代わりの一作。日本昔話の…
見事…!!!"実際にありえそうな"ディストピア感が素晴らしいです。直接的に感情は語っていないのに、主人公の様々な感情が伝わってきました。パッと見は凄くフラットなのに、行間にたくさん想いが詰まってる…続きを読む
将来、実際に起こりえるようなテーマですね。現在家畜として食べられるために生みだされている生き物たち。確かに人間本位だし残酷な行為なんだと思います。殺して、食べる。でも、だからこそ、命に対して鈍感…続きを読む
どうしてもその引っ掛かりを言語化できない。うあー・・・うあー・・・と唸りながら読むしかないのだ。
でもちょっとなんか寂しい、というか、腹が立つ、というか、もやもやとする、というのはなんなのかというと、この世界の選択における間違い、あるいは危険性、について理屈をつけようと思えばつけられる、けどそ…続きを読む
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