ただいま胎盤の施工中であります!(キリッ)
悪阻(つわり)の話です。こちらもまた本当に個人差があるようですね。ほとんど無かったという人もいれば、妊娠後期まで悩まされたという人もいますし。症状もいろいろで、気持ち悪くて食べられなくなる人もいれば、逆に食べまくってしまうという人も。特定の匂いや食べ物がダメになったり、或いは同じものばかりひたすら食べるようになったり。
友人は某ファミリーマート(ぜんぜん某じゃないですね・笑)のポテトをしこたま食べたくなったそうです。ポテチにはまる人もよく聞きますね。逆に、食べられなくなるケースだと、お寿司が大好きだったのに何故か体が受けつけなくなって悲しくなったという人の話も聞きました。
匂いだと、炊き立てのご飯の匂いとか味噌汁の匂いがダメになるというのがよく聞く定番(?)でしょうか。そういえば、おそらくこれはレアなケースだろうと思うのですが「靴箱の匂いが嗅ぎたくなった」という話を聞いたことがありました(苦笑)ほんっと、人それぞれですね。
私の場合は、吐き気で食欲減退するパターンでしたので、一日にポテチを五袋食べるなんてことはありませんでした(苦笑) フライパンでバターがとける匂いと、魚が焼けるときの匂いがダメで……。ご飯や味噌汁は平気だった気がします。
よく「酸っぱいものが食べたくなる」と言いますが、ポンジュースはずいぶん飲みましたねぇ。でもね、飲みたくなるというよりは、気持ち悪さを掻き消すために飲んでいたというのが本当なんです。あとは、砂糖抜きの炭酸とかよく飲みましたよ。とにかく何か刺激的なもので誤魔化そうとしていたんでしょうね。
おそらく、私の悪阻はそれほど重いわけではなく標準的(?)だったのかなと思います。8週くらいから症状が続いていたとはいえ、妊娠中期に入る頃には落ち着いていましたし。たいへんな人だと、点滴を打ったり、入院させられちゃう場合もあるそうですから。
悪阻というのは胎盤の形成と関係しているそうで、妊娠初期から中期にかけて症状が出るのは、その頃がちょうど胎盤の形成期にあたるからなのだとか。胎盤の完成とともに症状がおさまるのは、そのためなんですね(そうでないケースもあるようです)。
そのメカニズム(?)を知ったとき、私の脳内におかしなイメージが浮かんだのです。
“安全第一”のヘルメットをかぶって、工事現場を監督する「何者か」の姿が……(爆) ヒトというより妖精、みたいな???
といっても、はっきりしているのはヘルメットだけで、他はぼんやりとおぼろげなんですね。でも、どうやらその何者かは男性のようでした。
え? “ついてる”のが見えたのかって? いやいや、そういうわけじゃないんですが(苦笑) なんとなくです。根拠はないけどたぶん男性だろうと感じたのです。
ここからはもう、素晴らしき脳内ワールドですよ(爆)
ヘルメットをかぶった何者かは、何やら忙しそうでした。
「現在、胎盤の施工作業を進めています」
礼儀正しく落ちついた現場監督です(笑)イメージの中では、しっかりと足場が組まれた現場でトンテンカンテンと作業が急ピッチで進められています。
「中の人も大変なんですねぇ」
「いやぁ、あなたのほうこそ」
「いえいえ、ちょっとくらい食べられなくても脂肪で食いつなげるんで」
「ご迷惑かけて申し訳ない……」
なんだこの会話……。なぜに敬語(爆)? 今思い返してみると、私ってばメンタルめっちゃ心配な人ですね(汗)
「胎児にはたくさん話しかけましょう」と保健師さんなどから言われていましたが、私は「ママでちゅよ~」みたいに語りかけることは一度もありませんでした。
ただ、誰にも言えないあやしい脳内対話は意外とこのあとも続いていくんですね(笑)そして、このオカルト的トモデモな対話は、私を精神的に支える大事なツールとなるのでした。
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